散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

1日散歩だったはず(6)

2023-04-08 19:21:02 | 飲み歩き・北海道内
雨の中、前回は違う店に浮気をしたが、今回はいつもの居酒屋「O」へ。カウンターに先客2名、私の後からすぐ2名で、危なく座れないところだった(2階には沢山席があるらしいが行ったことがない)。昼に日本酒を飲んでいるので、様子見でビールスタート。



昼が生ちらしだったので、すこし方向性を変えて、酢の物盛り合せを注文。



何気ない盛り合せだが、イカ、エビ、タコ、しめ鯖、赤貝、ホッキひもと貝柱、もずく、胡瓜と入っている。エビが型が良く、大ぶりで(1本を3つにカット)美味しい。ホッキは昼にも食べたが季節なのだろうか。味付けが美味いので、もずくや胡瓜も美味い。

さらに様子を見つつ、北海鬼ころし(1合)を注文。



最初に注文しておいた宗八カレイがじっくりと時間をかけて焼きあがってきた。



宗八はヒレや皮の部分も美味しく食べられるように焼いてありながら、身の部分はしっとり仕上がっている(干物感が無い)という素晴らしい出来栄え。これはかなり待つのも当然と言える、若大将の焼テクニックであろう。

思わず千歳鶴を1合追加してしまったが、意外と昼食の存在感が続いており、その後、食べ物の追加注文をためらう感じ。バスの時刻を見ながら、勘定をしてもらうことにした。

今日も楽しい一日で、一日散歩きっぷが無いのは残念だったが、JR縛りが無いので帰りはバスに乗ることが出来た(バス停留所の方が家に近いんだよね)。歩数は17,437歩、歩いた距離は12.1kmと列車・バスに乗っていた時間が長いため、それほどではなかった。帰りもウトウトしつつ、もちろん街中に出る気力もなく、家に帰る。ま、いいでしょう。
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1日散歩だったはず(5)

2023-04-08 16:50:41 | 美術・アート
岩見沢から小樽行きの列車に乗り込む。ロングシートなのでつまらないし、昼酒が回ってきてほとんど寝て過ごす。岩見沢を出るあたりでは混雑していなかったが、札幌が近づくにつれ、また小樽までは立ち客もいるくらいの混雑度合いであった。

岩見沢では日が差してきたため、コートを着ていると暑いくらいだったのだが、小樽は一転、ひんやりしている。



紀伊国屋書店で本を4冊購入してから、市立小樽美術館・文学館へ。

■小樽市民ギャラリー「北海道文化奨励賞 上嶋秀俊展」。
「いつか見た光のこと」:大きな展示室の壁を使って、なかなか良い展示であった。



■市立小樽美術館「はっきりと貴方の眼でみる〜中村善策の写生と写実〜」。
「流れと樹木」:画面の9割近くが緑でおおわれており、熱帯を思わせる。
「海港夕景」:うねる樹林、海と巨大な建物(倉庫?)が熱海っぽくも見える。100号を超える大作。

■市立小樽文学館「八田尚之展」。小樽市生まれのシナリオ作家、劇団運営者。
祝津にある八田尚之碑レリーフの複製。「胸底にしまひ忘れた皆の素朴な魂をゆさぶる芝居をつくりたい」とのこと。



「ふるさとの詩」舞台模型。小樽の居酒屋をイメージしたもので、1984年に「生生躍動八田尚之展」が開催された時に手織座(八田が主催した劇団)の方々が作成したものだそうだ。



「芸術祭文部大臣奨励賞 宝生あやこ「よろこび」「証言台」の演技に対し」:奨励賞にはあまり興味がないが、弁天像のレリーフだ。



「明治百年記念芸術祭奨励賞 劇団手織座「人間最後の誇り」の成果に対し」。



「芸術祭優秀賞 劇団手織座「楢山節考」の成果に対し」。





■市立小樽美術館「幻視者一原有徳の世界23 求めるもの・ゆだねたもの」。
「DFN」:荒野に立つ石柱群に見える形。
「SIM」:異星の西部劇舞台にも見える風景(のような形)。

■市立小樽美術館「美術館×やさしい日本語 やさしさとは?」。絵画作品の解説をなるべく誰にでもわかるようにと取り組んだ展覧会。
大月源二「走る男」:久しぶりに見たが、解説に「1932ねん、28さいのときに、おおつきさんはほうりつをまもりませんでした」とか書いてあるが、その法律って悪名高い「治安維持法」だよね。「ちょっと待てよ」と言いたくなったのだが、悪法も法だってか? その解説は一つもやさしくないように思えるね。
和田英作「(田舎の夕暮れ)(仮題)」:穏やかな日本の風景。小さいが、和田の作品を持っていたのか。

何だかスッキリせんね。



そろそろ閉館の時間も迫り、外に出ると結構な雨が降ってきた。

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1日散歩だったはず(4)

2023-04-08 12:34:55 | 美術・アート
急げば次の札幌方面の列車に乗れそうだったが、ここはあえて1時間先送りして街中を歩く。

街中に明らかに廃業した建物がただ残されているのは、地方都市あるあるだなあ。



こちらは現役の魚菜店。



そういえばということで、久しぶりに「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」に立ち寄ってみた。



写真展は4月26日からということで、現在は特別な展示はやっていないそうだ。



それでも中をぐるりと見て歩く。夕張の「目なし炭」。目地がなくて、割れにくい硬質なものだそうだ。



こっちは赤平の珪化木。石炭になったところと、木の模様が残ったところが入り混じっている。



賑わっていたであろう昭和36年の岩見沢地図。



下の方に岩見沢駅がある。



センターを出てアーケード街に戻る。おそらくもうやっていないが、味のある看板を発見。



そして、今日は時間があるので、岩見沢駅の裏手に行ってみようと思う。駅から直結の駐輪所兼跨線橋通路があるのだ。


→右側にうっすら自転車の影。

とても立派な通路。



裏手の建物に到着すると、アート作品が展示されていた。佐々木けいし「(タイトル表示なし)」。岩見沢北地区振興協議会・贈であるのだが、作品はカットしたレールを使っているのかな。





さて、裏手のロータリーに出ると、タクシーはいないし、雪がまだ積もっている。



とても目立つレンガ造りの建物があった。



岩見沢レールセンターといい、現在もレール加工を行っているそうだ。



しかしここは用地内にも入れないし、一般開放も極めて稀なのだとか。惜しいよなあ…。



少し歩くと幾春別川があった。これ、三笠までつながっているのかな?





「北本町小学校跡地記念之碑」を発見。学校が廃校になるのも田舎あるある。



そして、岩見沢発祥の地を発見。知らなかった。





開拓者と開墾の様子が描かれた記念碑。



山口県柳井市平郡出身士族移住記念碑。わざわざ「士族」っていうの、厭らしいけど、かつては心のよりどころだったのかも。



昭和九年九月開拓五十年記念碑、岩見澤町長高柳廣藏題。



そして、別の橋で幾春別川を渡って駅方面に戻る。



まだ歩道に雪が残されている。



立派な跨線橋を通って、駅へ。そろそろ列車の発車時刻だ。

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1日散歩だったはず(3)

2023-04-08 11:34:39 | 食べ歩き
岩見沢市絵画ホールから街の繁華街をかすめるように歩く。そしていつもの看板・建物撮影だ。



スナック「鐙(あぶみ)」なんて、どういう趣味で付けたのかね。





こちらの「くらぶ」は間もなく閉店の模様。52年間続いたそうだ。最近の北海道新聞に「景気が戻ってきたのはすすきのの一部の店だけで、個人店は水面下で死にそう」という話があったが、地方都市はより一層そうかもしれない。





この店名、嫌いじゃない。「三つのしもべに命令だ、ヤー!」。



さて、今日の昼食は岩見沢で取ろうと思っていたのだが、以前、石狩管内で種類提供が全面禁止(の要請)になったときに、はるばる来てお世話になった鮨の「T」である。ランチがお手ごろで、おそらく人気と思われる店のため、開店直後の11時過ぎにはもう客が来ている。

個室が多くて2人客でもそちらに案内されるようだが、1人の私はカウンター席へ。まずは冷酒を注文。通しに鮭の麹漬け+いくらが付いてくる。



前回、刺身を切ってもらったのは良いが、その後の単品寿司注文でなかなかの勘定になってしまったため、今回はランチの特選ちらしを注文。



乗っているのは手前からカニ、イカ、エビ、ブリ、サーモン、中トロ、タコ、タコの陰にホッキヒモと貝柱、玉子焼き、中央にいくら、とびっこである。魚をつまみに冷酒を飲むが、中トロ、ブリなどはかなりの脂ののりで、ランチなのに上質なものを使っているようだ。

いくらととびっこ、ご飯を半分残して酒を飲み終えて、味噌椀(なめこ、豆腐)を出してもらう。漬物もかなり美味くて、これだけあれば残ったご飯(酢飯)を食べきるには十分なのだ。



今日も美味かった、満足。

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1日散歩だったはず(2)

2023-04-08 10:54:25 | 美術・アート
街中を歩いていると、10時前なのだが、岩見沢アール・ブリュットギャラリーが空いているのを発見した。一度行ってみたいと思っていたので、早速入ってみよう。



■岩見沢アール・ブリュットギャラリー「OUR LIFE is OUR ART! ピックアップ展」。岩見沢市が主催する「いわみざわアートアカデミー」参加者によって製作された作品のピックアップ展である。このギャラリーができた時にいつまで続くものかと正直なところ思ったのだが、岩見沢市は継続的に支援しているようだね。



展示されている作品もじっくり見たが、色彩の自由さが良い気がする。

ギャラリーの人に「近くでこんな展覧会をやっていまして」と紹介されたが、「いや、それを見るために来たんです」と説明して次へ。



■岩見沢市絵画ホール 松島正幸記念館「尾形香三夫追悼展」。とにかく独創的な技法で素晴らしい作品を作っていた人の追悼展である。作品名を記録してくるのを忘れたが、このインパクトはスゴい。



後で在廊者(おそらく奥様?)に話を聞いたが、美しい食器よりも「なんだこれはと目をそむけたくなるようなものを作ってみたかった」ということらしい。次の「練上茶椀」も、とてもご飯を食べたり、お茶を飲んだりする気にならなさそうだ。



表面に鎬のある作品も多かったが、こんな感じでフリーハンドで彫っているようだ。



練上の板状作品も一旦粘土の板を作ってから、手で押さえるためにデコボコになった表面を薄く削ぎ落して、きれいな面を作るらしい。



紹介はあえて控えめにとどめておくが、まさしく素晴らしい展覧会であった。



■同「ペーパークラフト展「それぞれの物語」」。展覧会の開催は6月のようだが、作品がポツンと展示されていた。



これがペーパークラフトだとは、少々狂気じみたものを感じる。







■同「松島正幸の世界~静物画・人物画~」。
「魚」:多分、鮎だと思うがどこの川でとれたものだろう。



「ばら」:今日の収穫は深川アートホール東洲館所蔵の作品が5点展示されていたことである。



「群像習作」:かなり大きな未完成作品か。





その他、館内で撮影したものを紹介する。

阿部俊夫「してきな あ・うん」:以前撮影したが、タイトルが写っていなかったものを再撮影。



峯田敏郎「短かい夏-石狩浜-」:これは初見かも。



峯田敏郎「記念撮影-冬・幾春別-」:これも初めて見たと思う。モダンな作品。



ロバート・グラハム「少女」:同名でかなり有名な彫刻家がいるようだが、2011年には亡くなっているので別人であろう。



鈴木吾郎「若い女」:すらりとした女性像。



さて、一通り見終わったな。
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1日散歩だったはず(1)

2023-04-08 09:50:00 | 旅日記
最近めっきり気候が良くなってきたのと、気になる展覧会が開催されていることから、今日は一日散歩きっぷを購入して出かけようと思っていた。8時ちょっと前に家を出て、歩いてJR琴似駅へ。



券売機で「おとくなきっぷ」のボタンを押すが、一日散歩きっぷの表示が出てこない。2、3度あちこちボタンを押すうちにもしやと気が付いて、JR北海道のホームページを確認すると、一日散歩きっぷの発売は4月29日からなのであった。

「おい、さっさと一日散歩させろや、ボケ!」という言葉が頭の中を渦巻くが、どうしようもない。それにしてもなんで発売日に制限かけるかね。冬はJRが運行停止になることが多く、その際に「払い戻ししろ」とか揉めるのが嫌なのかね(基本、一日散歩きっぷの払い戻しは無い)。だとしても、今年はもう雪もなく、そういう問題はなさそうだよね。この切符を販売することでマイナス要件があるなら教えてほしいものである。

ちょっと迷ったものの、私の頭の中で多少交通費が高くなってもやむを得ないとの判断が下された。ということで、岩見沢行きの普通列車に乗り込む。なぜか琴似駅から6分間隔で岩見沢行きの普通列車が2本出るため、後の方に乗ると席には余裕があった。クロスシートの2席を確保し、札幌駅を経由して岩見沢に向かう。札幌駅でも乗り込む人はあまりおらず、大麻(←”たいま”ではなくて、”おおあさ”という駅ね)で高校生が降りた後はガラガラなのであった。ほらみろ、一日散歩きっぷで少しでも乗る人を増やせよ。



岩見沢に到着し、駅前のシンボルを見る。



少し普段とはコースを変えて、なるべく歩いたことのなさそうな道を歩いていく。結構街中のお寺の門前にある巨石群を発見。



その向かいに中小路があり、飲食店があるようだ。



近づいてみると、天ぷらの店はやっているのかな?



カレーの店はうっすら明かりがついているが、土日祝定休日だった。



続く。
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定点観測2023

2023-04-08 08:10:53 | いろいろ写真館
毎年恒例の西区民センター前の定点観測である。今年もドカ雪の時があったが、それ以降雪はさっぱり降らず、気温上昇と共にどんどん雪解けが進んで行った。この場所には雪が残っているが、解け方が順調すぎたので、あえて排雪をせずに残ったものかもしれない。



2022年4月3日

2021年4月4日

以下はこのブログの1世代前のブログ記事である。

2020年4月4日

2019年3月29日

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