また冬に逆戻りか？

１５日
かみさんの念願だったお伊勢参りツアー、ドタキャンする事も無く何とか実現、甥・姪達と楽しく過ごし無事に終えてホッとした。
車の旅行だとドライバー並みに気疲れしていたのだろうか、本人何度も「楽しかった」と。過去の旅行後こんなに言わなかったのではと記憶してる。兎に角殊の外楽しんだようだし、気兼ねしないメンバーのせいもあり、内心かみさん孝行出来たかなあと。

今回の船いしかりはフェリーオブザイヤー連続受賞中、あの年に完成したまだ新しい船で、しかもあの日が大阪港から回航し東京港で就航前の内覧会中だったとか。
震災発生で急きょ自衛隊員や救援物資・車両機材を載せ仙台に向かったのが初航海、その後しばらくは救援船として航行し本来の名古屋・仙台・苫小牧ラインに就航出来たのは６月だったとか。

四国お遍路の時に乗った船に比べたら設備の充実や豪華さでは立派だが、残念ながらレストランのメニューは当時の方がかなり良かったとかみさんと感想が一致。船内に掲示されてる寄港地の銘板、左から仙台・苫小牧・東京・名古屋。大阪東京には３月１１日、大阪には３月９日と日付が刻印されており、この船が退役するまでこの銘板を見た人には歴史というか因縁を無言で知らしめるのだろう。

遅い朝食の最中野菜の先生から電話が。
「堆肥入ったよー」と。お土産届がてら伺って車にどっさりと積み込んできた。狭い菜園に一年分以上にもなりそうな堆肥、まだ菜園には雪が積もってるけど今年も堆肥をどっさり入れて何を作ったらいいのかと。

外は湿った雪がちらつき、昨日の暖かさから急変し寒い朝だったが気温は零下にならなかった。しかし日中になり冷え込みがはっきりわかる位寒くなって氷点下になった。

お伊勢参り、大半はフェリーで

１２日　帰宅後入力
６時前起床、この冬二番目の最低気温ー６.７度と冷え込んだ朝、東の山並みが朝焼けで紅に染まった放射冷却のいつもの空模様は見るからに寒そうだ。
メモ魔のかみさん出発までのやる事を書き記し「協力して」と。そのかみさんも７時前には動き始めた。
いつもはのんびりとした朝食だが、今朝はそうもいかない雰囲気だ。協力とはこの事みたい・・・

今回はドタキャンする事無く何とか出発出来た。
９時前駅西口で彼等と待ち合わせ、旅行会社のバスが到着し乗り込んで次の乗車地花泉駅前に。その後高速道で仙台港フェリーターミナルへ。１２時に乗船、指定された寝台室に荷物を置いて早速レストランで昼食。
まずは生ビール大ジョッキで乾杯、ただしかみさんは以前乗船した時に懲りてるのでジュースでした。
今回は明日の昼食以外毎食このバイキング食になるので食べ過ぎないようにしなくちゃ。食後腹減らしにと少し揺れはしたが船内をうろうろ、甲板に出たら眩しい日差しを浴びながら仙台港湾出口から陸地を眺め３時前からでピアノ演奏を聞いたり、風呂に入ったりして時間をつぶし夕食に、当然のように中ジョッキが並び。ゆっくり食事時間をを楽しみシアターでエレクトーンコンサートを聴きに。昼間演奏した方が１週間乗船し今夜がこの航海最後の演奏とか。
演奏後ベッドに横になりいつの間にか寝入って・・・

１３日
夜中何度か目覚め６時過ぎ朝ぶろに。
東の空水平線に雲があり日の出は見れるかどうか、湯上りに船尾デッキに。何とか雲の切れ間から朝日を拝み今回は心して食べていたので時間になると腹時計が機能する。瓶ビールを注文したら釣り名人に「朝から？」と呆れられたが冷えたグラスの一口を飲んで「うまいっ！」と。萩荘の組長も「瓶ビールはうまい」と。車の運転が無いのだから今回は必ず飲もうと思っていたし彼等も飲める口だし最高の時間？ではと自画自賛。

仙台港を先に出たトヨタの車両運搬船に追いつた名古屋港近辺定刻に名古屋港に到着、バスに乗り換え一路伊勢神宮に。
曇天で今にも降り出しそうな空模様、いつも閑散とした高速道路しか走ってないので３車線いっぱいに並走する高速道に感心したり、以前四国に行った時走った見覚えのある景色も。時間節約のため昼食の弁当が配られてぱくついて。

大混雑の神宮前に到着、ガイドさんの話ではまだ混んでない方とか。年間２千万人近い入込があるらしく中尊寺が年間２００万人ほどだからこの混雑にただ驚くばかり。
五十鈴川の清流に目を奪われて玉砂利を進みうっそうとした大木の森もあまりの参拝客の多さで厳かさは感じられない。スムーズに進み参拝を済ませて今回の目標達成、おはらい横丁、おかげ横丁を人波に流されて歩いていたがいつのまにかかみさんとはぐれ雨も降りだしたので集合場所の指定された土産店に直行ベンチで待つはめに。混雑する時は石段下まで参拝者が並ぶとか。今日はこの人波でガラガラだと説明が
集合時間になりバスに乗り込み予定通りに神宮を後にして時間調整で途中に箇所ドライブインで休憩し名古屋港に到着、乗船し食事前に入浴を。
航行中の入浴は湯船のお湯が船の揺れにシンクロするが停船中なので落ち着ける感じだ。湯上りにレストランに直行。メニューはさほど変わり映えしないが瓶ビールが、朝の美味さがそうさせたのか。
かみさん６８歳誕生日をみんなに乾杯と祝って貰い、のど越しの上手さに異口同音「旨いっ！」
ゆっくり食事をしてからまたシアターに。今日から奏者が替りすでに一曲目が終えたところで小一時間生演奏を聴いて部屋に戻りそのまま就寝、前夜何度も目覚め寝不足気味だったので熟睡できた。

１４日
さすがに今朝はアルコール抜きの食事。
今回は食べ過ぎに注意したのかはたまた腹時計の精度が良いのか三度が三度とも空腹感を。健康なしるしかなあ～
食事を終えて退屈なのでベッドでうとうとして、昼食の船内放送がありレストランに。
組長瓶ビールをドーンと並べて、晴れて眩しい海を眺めながらいただくビールの旨さは格別。気が付けば船内で６度食事をしたがすべて開店から閉店間際までのゆっくり時間をかけた食事だった。

食事の後福島県沿岸が見えるので甲板に出て眺めて過ごした。２月とは思えない暖かさで「あれ原発？」とか言いながらしばしデッキで日光浴。
またピアノコンサートが。バレンタインデイにちなんだ曲が演奏され聞き終えてから下船支度。定刻前に仙台港に接岸、迎えのバスに乗り込み帰路、名阪道路の混雑とは天地の違い、スイスイと。予定時刻３０分前に一関駅前到着。
萩荘組長が「今回刺身食べてねえ」と言ってたのであご別れを駅前庄やで。刺身を中心に注文し瓶ビールを頼んだら売り切れと、居酒屋で売り切れってアリなの？
ジョッキで乾杯！お疲れさん！　厚めに切られた刺身をっほばりお替りは白霧ロック
ひょんな事から彼等が加わった珍道中も無事に終えられて良かった。家まで送られてそのままベッドに。

１５日５時前熟睡から目覚めて入力開始、かみさん６時半過ぎ起床し月曜恒例の立ち会いに出かけた。
今日から普段に戻ってまたいつの日にか彼らと旅することを楽しみにして