先生のキャベツ

２２日
昨日退院して日が浅い野菜の先生が娘さんの車に乗せられてやってきた。
狭心症で仙台厚生病院に紹介され本人の想像を超える診断で即入院手術を宣告された。
腕の血管を取り心臓バイパス手術をしたのだが、思わぬ大病で暫くは車の運転や畑作業が禁止され、奥さんはじめ娘さんにいろいろと注意されてるのかがっくりしていた。

毎年欠かさず夫婦で一日ドックを受診、酒もタバコも口にせず、運動代わりだと毎日畑仕事と、傍から見れば真に健康的に過ごしていた。
耕耘機まで準備し趣味の領域を超えた野菜作りは本業農家並みで、ただただ感心してたが、当分の間手足をもがれただるまのような状態にストレスがたまるのでは・・・

隣接する家を買って解体し駐車場と畑にし暫く経ち温室まで作ってるのだが、家の中からも畑が嫌でも目につくから気になるだろうなあ。早く回復し少し位の畑作業が出来るようになればと同病相哀れむ者として願うばかり。

散歩の途中、先生が借地してる畑が見える。
本来ならいろんな野菜が作付されて一面緑なのだが、茶色い地肌の面積が多く辛うじてネギの一角だけが緑色に。同じ場所のよその人の畑はいろんな作物が見え、知らない人はどうしたんだろうと思うのではないか等と、いろんな事を考えながらひんやりする中歩き終えた。

家の中にいると午前中は長袖でも暑くなかったが、午後には気温が上がり夕方にかけて西日が射し込む自室は今年初めてむっとなるほどに。じっとしてても汗ばみＴシャツ一枚に。

今夜は昨日野菜の先生に頂いた立派なキャベツで回鍋肉をいただく事に。
果たしてこの先また野菜作りするのかどうか、おそらく始めると思うが借地の畑まではどうだろうかと頼まれもしない事をあれこれと。これって年寄りの得意とする事？