昨日は初めてオペラを観に行きました。リヒャルト・シュトラウス作曲の「ばらの騎士」です。半年前に予約して、一時は行けるか不安でしたが、天気も体調もよく楽しんできました。それにしても長いです。2時から6時半まで途中二回30分休憩が入りました。ちょっとウトウトしてしまったところもありましたが、やはり生の舞台ってオーラが違いますね。
演出がかなり現代的で、セットは白を基調にして簡素な舞台。最近のコンテンポラリーダンスの演出の影響を受けたもので、とても美しかった。現代的な衣装も時々はいりますが、衣装はクラシカル。そのギャップも面白かったです。そして肝心の歌です。チューリッヒ歌劇場の公演で、レベルが高かった。私はオペラは初めてなので、夫が前に買ってあった1985年の歌姫キリ・テ・カナワの舞台のDVDを前日に観て予習しました。比較もできるし、ストーリーぐらい頭に入れておかないとと思って。でも、オペラって大体ストーリーはしょうもないっていうか。でも、さすがキリ・テ・カナワ。元帥夫人を演じて「娘時代の私はどこへ行ってしまったの~」と、時の流れを憂う歌も、切実で美しく感動的に歌い上げていました。迫力がありました。この舞台は完全にキリ・テ・カナワの舞台。
対して、昨日観た舞台は元帥夫人の愛人の若~い17才のオクタヴィアンが主役でした。チューリッヒ歌劇場の前知識も全くなく行きましたが、歌い始めて、この舞台はオクタヴィアンが主役だと感じました。最後のカーテンコールの順番でやはりそうだと分かりました。
私はやはり仕事柄空間芸術(例えば建築や舞台のセットなど)に最初に目がいってしまうのだけれど、西洋では時間芸術(音楽は典型的なもの)が上位概念です。たぶんそれは止めておけないもので、形があるものよりも抽象的で心に残るからでしょう。どんな舞台もたとえ何回も上演されたとしても一回性のもの。その歌はその時だけのパフォーマンスで全く同じものを体験することはできない。歌い終わった歌手達は競技が終わったオリンピックの選手のように、安堵と興奮の混じった表情で観客に挨拶する。その様子に感動してしまいました。
音の響きとしては今度はイタリアオペラを観てみたいです。
演出がかなり現代的で、セットは白を基調にして簡素な舞台。最近のコンテンポラリーダンスの演出の影響を受けたもので、とても美しかった。現代的な衣装も時々はいりますが、衣装はクラシカル。そのギャップも面白かったです。そして肝心の歌です。チューリッヒ歌劇場の公演で、レベルが高かった。私はオペラは初めてなので、夫が前に買ってあった1985年の歌姫キリ・テ・カナワの舞台のDVDを前日に観て予習しました。比較もできるし、ストーリーぐらい頭に入れておかないとと思って。でも、オペラって大体ストーリーはしょうもないっていうか。でも、さすがキリ・テ・カナワ。元帥夫人を演じて「娘時代の私はどこへ行ってしまったの~」と、時の流れを憂う歌も、切実で美しく感動的に歌い上げていました。迫力がありました。この舞台は完全にキリ・テ・カナワの舞台。
対して、昨日観た舞台は元帥夫人の愛人の若~い17才のオクタヴィアンが主役でした。チューリッヒ歌劇場の前知識も全くなく行きましたが、歌い始めて、この舞台はオクタヴィアンが主役だと感じました。最後のカーテンコールの順番でやはりそうだと分かりました。
私はやはり仕事柄空間芸術(例えば建築や舞台のセットなど)に最初に目がいってしまうのだけれど、西洋では時間芸術(音楽は典型的なもの)が上位概念です。たぶんそれは止めておけないもので、形があるものよりも抽象的で心に残るからでしょう。どんな舞台もたとえ何回も上演されたとしても一回性のもの。その歌はその時だけのパフォーマンスで全く同じものを体験することはできない。歌い終わった歌手達は競技が終わったオリンピックの選手のように、安堵と興奮の混じった表情で観客に挨拶する。その様子に感動してしまいました。
音の響きとしては今度はイタリアオペラを観てみたいです。
ネットで検索して内容を読みました。
オーストリア元帥婦人マリーテレーズと若い愛人オクタヴィアン、最後には愛人と若い娘ゾフィーとの恋愛を祝福し身を引く彼女の気高さ・・・。
三部にわたる舞台ですね。
内容を読んだだけで、元帥婦人の心の内を思い既に感情移入してしまいます。
それを舞台で、しかも素晴らしい音楽と歌声を前にすれば、ユリイカさんが、どれほど感動し興奮したか解るような気がします。
昨晩は眠れなかったんじゃないですか(笑)
ほどよく疲れたのでぐっすり眠れました。