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デイサービスにはオシャレして

2012-02-17 14:46:07 | 整理、収納、の話
 
いずれ誰もが年をとる。
家族や施設に世話をかける時はきっとくる。

たとえ介護されるようなことになっても 
 かわいくいたい、と女性は思う、と思う。

介護施設で働く方々にすれば
「世話をしやすいジャージやパジャマで来て欲しい」ところでしょうが、

M様は
これが母の生きがいだから、よろしくお願いします。」と
 ワンピースやスーツで施設に通うおばあちゃまのために
  いつもいつも頭を下げてお願いしていると言います。


そのおばあちゃまはとてもおしゃれなので、
週に2回のデイサービスにお出かけする時は、

 実は家族は大忙し!でした。

介護しやすいように1Fリビングの横の和室に介護ベッドを入れた、
が、
クローゼットは2階の元おばあちゃまの部屋にしかない、という理由で

出かける前は2階からあれこれ運んできては
「今日はコレにする?」「それともこっち?」と

コーディネートが決まるまで 行ったり来たり。

いつの間にかその和室は
鴨居に服がところせましと吊るされ、居心地の悪いお部屋になってしまった。


 暮らしに大きな変化(介護が必要になったなど)があったら
 収納も見直しが必要です。


そこで、私の出番。
和室の押し入れを整理してポールを設置し、
そこに2Fのおばあちゃまのお洋服を全部引っ越しました。

お気に入りのお洋服達をベットに横たわったまま、
目で自由に選べるようになってからは、 

「今日はどれにする?」と
家族が押し入れを開けてあげるだけで決められるようになりました。


あれから1年。
「おばあちゃまの介護認定が悪化しないのは
おしゃれが楽しいからでしょうね」と
施設の方が言ってくださったそうです。


かつてはキャリアウーマンの先駆けであった女性である。
色や季節感にこだわってオーダーした洋服の一着一着には 
プライド懐かしい思い出が詰まっている。

 
家族も施設の方も誰もそれを取り上げることがなかった


子供しかるな来た道だ
   年寄り笑うな行く道だ


そんな諺をちょっと思い出して ホロりとしました


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