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孫のH&Mをばあちゃんが着る

2012-08-25 22:26:13 | 「捨てる」より「生かす」ために
知人の80歳のおばあちゃんがとってもかわいい洋服を着ていました

薄いブルーの花柄のチュニック。H&Mの商品。

「よくお似合いですね!とてもかわいい」と言ったら

恥ずかしそうに
「孫がもう要らないっていうから・・・」

 いいんじゃない?家庭内リユースだ。


ファストファッションの台頭で、
若い人が着る衣類は
大量生産、大量消費、大量廃棄が止まらない。
Made in Bangladesh
 キャミソールが299円
  Tシャツ599円

一枚の服をこの価格で売るには いったいどんなトリックがあるんだろう?と単純に疑問に思う。


安価に大量にコットンを栽培するには
 大量の農薬と化学肥料と殺虫剤と水が必要で、
それは世界で使用される農薬の約7%、殺虫剤においては約16%にのぼる。
1枚のTシャツを作るのに2,000~7,000リットルの水が必要であるといわれている。
   参考資料 クリーネストライン

バングラディシュの人々は、その素材を扱い、
299円のキャミソールを縫って
少しは豊かになっているのだろうか?

着る服に何も困っていない人達が
「安い!」「かわいい!」と競うように買い続け、
リサイクルやオークションや古着に出されるのはわずか10%。
 
  90%は捨てられて焼却されていく。

そうして経済が潤い、環境は汚染されていく。

 何か変だね、おかしいね、
 せめてそんな疑問を持ってほしいと おばちゃん(私)は思うのです。
 

80歳のそのおばあちゃんは 
ファストファッションを知らないし
それらがどこの国で作られているのかも
いくらなのかも知らないけど、

「もったいないもったいない」と孫の服まで大事にする。

きっとおばあちゃんのクローゼットも
捨てられない服があふれかえってて
孫の方は「捨てればいいのに」と思っているのかも知れない。



カンタンにどんどん捨てるよりもずっとマシな気がするのだけど
皆さんはどう思う?