岐阜県恵那市 城下町ホットいわむらの日々

横須賀から参りましたふるさと活性化協力隊員のブログです

週末もりだくさん、再び

2012-07-30 | 日記
あづいですねぇ

ここ岩村町も例に漏れず35℃を超えるような酷暑が続いてます。

標高が500mあろうが暑いものは暑い、なんてたってすぐ近くには日本でも随一の高温地帯、多治見がありますからね。

みなさんくれぐれもお体には気をつけてお過ごしください。


しかし!そんな暑さに音を上げる岩村町ではございません。

先週土曜日の岩村町は大忙し!


まずは朝いちで第2回目の城山清掃。

前回清掃から2ヶ月、あれだけ刈りまくったのにもかかわらず、夏の草の成長力は凄まじい。

ぼうぼうの草に囲まれた石垣をみなさんできれいに取り除きました。



清掃後、恵那市の文化課課長三宅さんによるミニレクチャー「岩村城主と家紋」を開催。



勉強会は初めての試みでしたが、清掃とあわせて城のことを学ぶことで、私たちが城をきれいにすることの意味をみんなで共有できたのではないでしょうか。



次回は秋に今年最後の清掃活動を予定してます。


清掃で流した汗を拭う間もなく、今度は町中へ移動。たくさんの人が本通りに出て「あるもの」の到着を待ちます。



そう、今年の国体は岐阜県が開催地、その炬火パレードが岩村町をリレーしていくのです。

奇しくも世界ではオリンピックのまっ最中、ロンドンに負けじとみんなでランナーを応援します。



およそ10分のコースを白バイの先導の元、無事炬火パレードは伝建地区を駆け抜けていったのでした。


過ぎ去るパレードの背中を見送りながら、今度は恵那特別支援学校へ。

支援学校の一大イベント夏祭りにお邪魔しました。

夏祭り恒例の流しそうめんは大人気、みずみずしいのど越しに暑さも忘れます。



ホットいわむらからも出店し、フランクフルトや綿菓子を販売。あっという間に売れきれたみたいです。

中京学院大学の学生さんたちがボランティアで来ていたり、町の人たちが遊びにきたり、ここで生まれたたくさんの交流が支援学校の生徒さんたちにとっても楽しいものになったようです。


最後に上町まちなか交流館で開催中の「型紙展」へ。岩村町にあった染物屋さんがオリジナルで作っていた型紙の価値を見直そうと「岩村の歴史と文化と未来を語る型紙展プロジェクト」の方々によって、貴重な型紙の数々を展示しています。




今みても新しさを感じる繊細なデザインの型紙に思わず見とれてしまいます。この繊細な型を彫っていくには、途中手を休めてしまうと呼吸の加減や姿勢が微妙に変わってしまい、タッチが均一にならないため、ものすごい集中力で一気に彫っていくとのこと。



19世紀欧米で一世を風靡した浮世絵に代表されるいわゆるジャポニズムにこの型紙も一役を担っていたことは案外知られていません。

このような型紙が作られていたことからも、岩村町が先進的な地域であったことを物語っていますね。



んー、おなかいっぱい。

たくさんの人に会い、たくさんのことを学び、岩村町をまた一つ好きになった一日でした。

もうあとはおやすみなさい・・・


いやまて!忘れてはならない、この日は恵那峡での水上花火大会!花火なくして夏は語れませんっ



大満足の一日、もう帰るころにはへとへとです。


まだまだ熱い夏は始まったばかり。岩村でも恵那でも夏のイベント盛りだくさんなので、ホームページなどでチェックして遊びにきてみてはいかがですか?まちづくりにかける熱い人々のエネルギーを存分に感じることができますよ!

まちなか交流館で手芸講座

2012-07-26 | 日記
なでしこジャパン、見事な初戦でしたねぇ
いよいよオリンピックも開幕、ここ岩村からも日本代表を応援します!


岩村町では大なり小なり町民の方が自主的に集まり楽しみを共有するサークルやグループがたくさんあります。

その多くは公民館である岩村コミュニティセンターを利用しますが、以前紹介した「上町まちなか交流館」も皆さんの活動場所として提供しております。

そんな交流館を積極的に利用していただいているグループの一つ、「ハンドフレンディ」の活動の様子をご紹介します。



ハンドフレンディは勝野小夜さんを中心とする手芸グループで、月1回いろんな小物を2時間ほどの間で作り上げていきます。

今回作ってらっしゃるのは「両面ポーチ」。シンプルながら勝野さん考案の上下3つのポケットを持つ優れもの!和風の生地が素敵ですね~



基本的に材料は勝野さんが用意して、あとはメンバーの方々が各々に切ったり縫ったり。



作業中勝野さんがアドバイスと称して茶々を入れたり、話が脱線したり、とにかく楽しそう。



勝野さん曰く、「とにかくこういった会を続けるには、無理をしないことが一番。楽しくおしゃべりしながら気長に続けてもらえたら」とのこと。

交流館はきれいで使い勝手も良いともおっしゃっていただきました。

メンバーの皆さんの様子からも、この会をいつも楽しみにしていることが伝わってきます。

これからも末永く楽しんでくださいね!


ハンドフレンディや「いわむらをデザインする会議」でも実証済み(?)のように、交流館には集った人の距離を縮めてくれる不思議な効用があるようです。

私も交流館で過ごす時間が大好きです。いつも木の香りに癒されてます。

是非たくさんの方々に利用してもらいたいと思います!

交流館の利用に関してはホットいわむらホームページまで

土曜夜店

2012-07-23 | 日記
先日瀬戸市まで赴き、初めて瀬戸焼のろくろを回す体験をしてきました協力隊員Sです。



ろくろを回している間、いつの間にか無の境地に陥り、多くの人が焼き物趣味に没頭していく理由がわかる気がしました。出来上がりが楽しみです。




素敵な古民家での体験会でした。



さて先週末はいわむらの夏を告げる土曜夜店の2週目。

こちらは商店会の方々が中心となり、金魚すくいや射的など昔懐かしい夜店を町中で催した手作りのイベントです。

いつの日にも夜店が出ると血が騒ぎますよね~。ビールにフランクフルトにたこ焼きに・・・

そんな暑い夜の楽しみを期待していたのに、明けたはずの梅雨が戻ってくるなんてっ


まあそんなことでめげることのないのが岩村の人々、道に掲げられた提灯に灯りがともる頃たくさんの人が本通りに集まってきました。

伝建区の町並みにともる提灯の夜景なんて、とても風情がありませんか?




で、今年から夜店をさらに盛り上げるためのイベントとして、岩村町で音楽を楽しむ方々によるステージイベントも初開催!

ステージから音響まで全て町の人たちによる手作りと持ち込みで出来上がりました。

今回の主役は中学生バンド、2年生と3年生が一組ずつ出演し、熱いいわむらサウンドを聞かせてくれました。






かっこいいねぇ!

こんな時のバンドは友達からの注目の的ですよね、たくさんの人が集まって一緒にステージを盛り上げ、終わったあとはまさにヒーロー!

その傍らでは息子さんたちの初めてのステージを心配そうに見守っていたお父様・お母様方がホッと胸をなでおろしてる姿。

いい光景だなぁ

私もあんな風にして音楽人生が始まったんだなぁ



はっ、いかん、遠い目をしてました

そう私、プロフィール欄にも書いてますが、ドラマーとして音楽活動をしてきた経歴がありまして、今回の土曜夜店でも不肖ながらお披露目させていただきました。

しかも素人の嫁に歌わせて、ドラムのデュオというゴリ押しで。



どうもお粗末様でした。


さぁ、お次は大変装行列ですよー

Nejc 参上

2012-07-20 | 日記
先日岩村町に一人の長身の青年外国人が現れました。

その名はNejc Kunst(ネイツ・クンスト)。



彼はライオンズクラブの招きで岩村町に10日間の滞在をし、2国間の相互理解に勤める、という使命を帯てやってまいりました

若干22歳。

スロベニア人。

んー、スロベニアって聞いたことあるけどどんな国よ、って人は私も含め多いと思いますので、ここで便利なWikipedia

おーなるほど、四国よりちょいと大きいぐらいの小さな国なんですね。改めて見ると知らないことばかりですね。

そんな日本人にはちょいと馴染みの薄い国から来た彼ですが、当然日本語はまるでわからない。そこで私と嫁がちょっと英語ができる、という理由で(ホントにちょっとですよ、ホントーに!!)、いろいろな会合などに同席させてもらいました。

スノボーが好きとか、ワインのソムリエができるとか、彼のスロベニアでの生活のことから、ビジネスに興味を持ち日本のビジネススタイルに大いに感化されたとか、日本で体験した感想まで、いろいろな話をすることができました。

私も生まれて初めてスロベニア人と接して、今までまったく接点のなかったところからとても自分に身近な国へと変わっていったのでした。

この先スロベニアの名を耳にした時、今までとは違った眼差しで興味を持つことができるでしょう。

彼にとっても同じですよね。まったくの異文化の中でなかなかがんばってチャレンジしてたみたいです。

箸はすぐ使えたし、刺身も何とか食べてみてました。しょう油は駄目とか、毎日あちこち行って彼も大変だっただろうけど、ただ観光するよりもいい経験になったことでしょう。


超都市化した日本の姿は世界的に知られているけれど、岩村町のような地方部というのはあまり世界の目にふれることがありません。

彼がスロベニアに帰って、日本てのは東京だけじゃないんだ、ということを周りの人に伝えてくれると、日本のありのままの姿を理解するほんの少しのきっかけになるでしょう。

最後の送別会が終わって家に帰る途中、岩村のまちなみを歩きながらしみじみ、「日本人がこんなにもお互いを信頼し助け合って生きていることに驚いた。スロベニアにはないことだ」と話していました。

私も岩村町に来て、そこに驚きました。それこそがいわむらの宝ものなんですね、きっと。

御嶽登山!

2012-07-17 | 日記
こんにちは。収穫を楽しみにしていたトマトがハクビシンの餌食にあい、傷心の協力隊員Sです


さて

先日は岩村の里山・三森山に登ったことをお伝えしましたが、この連休中にはかの名峰にチャレンジしてきました。

御嶽山 3067m



日本100名山にも選定され、古くから霊山として信仰を集めていた巨峰でございます。恵那からもその荘厳な姿を見ることができ、地域の方々から親しみを持たれているそうです。

もちろん登山愛好家を自称する私にとっても憧れの山なわけですが、3000mを超える山としては登りやすく、頂上までチャレンジしている小学生の姿なんかもちらほら見かけました。

頂上の山小屋で一泊の予定で、いざっ、と向かったまではよかったですが、朝から始終雨・・・

二日目は天気も回復傾向だからと期待し、雨の中せっせと登って山小屋で止むのを待つも、目を覚ますと窓の外はやはり雨・・・

天気情報を見ると周辺地域はことごとく晴れ、ニュースでは全国的に猛暑なんてやってるのに、ここだけ真っ白の雲の中・・・

で、降りたら晴れた

まあ山登りではよくある話ですわ。

もちろん眺望がないのは残念ですが、これでめげては登山家の名が泣きます。

火山灰の降り積もった跡が色濃く残り軽石がごろごろ転がっている登山道を楽しんだり、小さく可憐に花を咲かす高山植物を愛でたり、霊山ならではの白装束の登山者とすれ違ったり、山小屋で普段にないゆったりした時間を過ごしたり。御嶽ならではの楽しみを満喫してきました。

素晴らしい眺望はまた次回のお楽しみ!


岐阜県に住むと御嶽ばかりでなく素晴らしい山々へのアプローチも便利になります。

特に恵那には中央道のインターがあるので、北・中央・南アルプスへも楽々アクセス。

登山家にとっては絶好のロケーションといえるでしょう。

次はどこに登ろうか、早速思案中です


まだ雪の残る山肌


頂上のお社でお祈りを捧げる信者の方


帰り道見かけたサルの親子。たくさん歩いてました!