岐阜県恵那市 城下町ホットいわむらの日々

横須賀から参りましたふるさと活性化協力隊員のブログです

おかげまつりが始まります

2012-09-27 | 日記
水面下(?)で動いていたおかげまつりの実行委員会が今日立ち上がりました!

これまでもいろいろ準備をしてきて毎夜のように会議を重ねたり、町を歩いて関係する方々にお話をさせてもらったりしていましたが、ここからが本番、まだまだ解決・検討しなければいけない事項が盛りだくさん。

気になるおかげまつりとは?そして今年は何が起こる!?

それはまた次の機会!

今日はおやすみなさい!

秋の田園地帯をウォーキング(お堂めぐり)

2012-09-24 | 日記
ここ岩村町といえば城跡・城下町が話題の中心ですが、実はその周辺にある田園風景というのも大きな魅力の一つです。

ただきれいなだけではなく、昔ながらの農村の風景が色濃く残っているという意味で、およそ20年前から「農村景観日本一」という称号をもつようになりました。

岩村町富田地区ではそんな昔ながらの田園風景を歩いて楽しんでもらおうと、富田地区に伝わる風習と合わせて「秋の月待ちお堂めぐり」というイベントを開催してきました。

その風習とは各所に点在するお堂を道中座らずにすべて回るとご利益がある、というもの。お堂めぐりではそれをスタンプラリーに仕立てて、およそ8キロのコースを設定しています。


当日は心地よい秋晴れ。

せっかくなので広報用の撮影と称して、ちゃっかり自分も歩いてきました。

健さんまでお出迎えです


(茅の宿での案山子コンテスト)

時はまさに刈り入れの季節。田んぼという田んぼが一面黄金色に染まっている様子は息を呑むほど。



普段車に乗ってしまえば通り過ぎるような景色や通ることもない小路には、びっくりするぐらいの素敵な空間を発見できます。

なんといえばいいのか、農村を構成するさまざまな要素が絶妙なバランスで視界に収まるのです。

頭を垂れる稲穂、手入れの行き届いた畑、昔ながらの大きな家屋、道の脇を流れる水路・小川、里山、遠くの高い山々、広い空、そして畑仕事に精を出す人々。この日はお昼までですが、夕暮れの美しさといったらもう。



農村景観を俯瞰できる展望台も設置されてはいますが、個人的には景観の中を水平的な視線で見ているほうが、この場所の良さが伝わってくると思ってます。それがこのイベントの主旨でもあるわけですが。

岩村は城跡・城下町への注目が高いわけですが、個人的には山々に囲まれたこの美しい田園の中にそれがあることに価値がある、言い換えれば歴史と農と自然が調和して存在している姿にここ岩村の独自性があると思っています。

まだまだ富田や同じく田園地区の飯羽間まで足を延ばす観光の方は多くないようですが、ぜひ少しの時間でも歩いてみて岩村の魅力を「まるごと」感じてほしいと思います。


・・・歩くのはへっちゃらなはずでしたが、最近の運動不足を反映してか、開始早々足にきた自分に若干失望中です

酒蔵でジャズ体験(告知)

2012-09-21 | 日記
もうやることいっぱいでホントはブログあげるのもままならない状態ではありますが、一つ宣伝。

前回もちょこっとふれましたが、10月13日(土)、体験プログラム集中開催イベント"恵那山麓博覧会enaka!"の1プログラムとして、岩村町でジャズライブを開きます。

その名も”今宵限りの城下町Jazzライブ! お酒と音楽と歴史のセッション”

こちらがパンフレット。






なんと17を数えるプログラムの中のナンバー1を飾ることになりました(初日ってことで)

内容は岩村町が誇る銘酒”女城主”を製造する岩村醸造さんの酒蔵をお借りして、お酒の試飲会とジャズライブをコラボしようという企画です。

酒蔵は普段の見学会では立ち入ることができないので、ここに入ること自体が貴重な経験になります。


ジャズライブの前には、岩村醸造さんのとっておきのお酒などを飲み比べ、若きイケメン蔵元渡會充晃氏を語り手に、日本酒の知られざる美味しい飲み方を伝授してもらっちゃおう、さらに地産素材を使うことに意欲的な岩村町には珍しい洋食レストラン”エスポワール”さんのオードブルを日本酒に合わせちゃおう、というプレミア感満載な内容となってます。

ジャズライブは、手前味噌ながらドラムは私めがご提供いたしますが、今回は強力な助っ人として、アメリカ・ルイジアナ出身、ニューオリンズやニューヨークでプロミュージシャンとして活動、3年前から日本に移住してきたギタリスト、マシューを呼んでおります。



私が神奈川にいたころによく一緒に演奏をしていて、いつかこちらにも遊びにきてもらいたいと思ってたところ今回がまさに良い機会なので、遠く横浜から来てもらいます。

さらにもう一人の強力な助っ人、ウッドベースを弾いていただけるのは名古屋でプロ活動をされている大村守弘さん。私がこちらに来てから初めて行った多治見のジャムセッションで出会った素晴らしいベーシストです。



あとで知りましたが、私がニューヨークで短期間ですがレッスンを受けたことのあるドラマーで、偉大なサックス奏者ルー・ドナルドソンのバンドを長年務めている田井中福士さんが東海ツアーをするときに指名されるベーシストが大村さんでした。

この素晴らしいメンバーに囲まれて演奏できることに、自分自身今からわくわくしてます。

私が岩村に住んでから、ホットいわむらでの活動を通して地域に貢献していくのはもちろんですが、やはり自分の積み重ねてきたもので何か皆さんに楽しんでもらえたり、岩村のことを外に発信できたりすればなという思いがありました。

今回はさまざまな体験プログラムを通して恵那・中津川の魅力を発見・再発見してもらおうというenakaに乗せてもらうことで、知っているようで知らなかった岩村を、そして岩村の中で起こっている人と人との交流を広く発信できるのではないかと目論んでます。


さて、これだけのプレミアムライブですが、参加費なんと¥3,000!

限定20名様となりますので、ご予約はお早目に!


フェイスブックをご利用の皆様はどうぞ詳細をご覧ください。http://www.facebook.com/#!/enasan.enaka

HPも立ち上がりましたのでこちらもどうぞ。http://enaka-gifu.com

お酒と音楽でほろ酔いになった帰り道、一新されたばかりの街灯でほのかに照らされた城下町を明知鉄道岩村駅まで歩いてみてはいかがでしょう。また新しい岩村の表情を見つけることができるかもしれませんよ!

お寺でジャズ体験

2012-09-18 | 日記
ここ岩村はその町並みが「重要伝統的建築物群保存地区」略して「重伝建」に指定されているだけあって、歴史ある建物が多く残っていますが、時々その建物を使った各種イベントや展示会が行われていることがあります。

今回、舞台は江戸時代よりつづく妙法寺。ここには岩村城から移築された山門が残っていて、歴史の深さが偲ばれます。



そんなお寺の住職が、なんとご自分でサックスを演奏し、境内で毎年ジャズコンサートを開いてるとのことで、私もジャズドラムを演奏する身として興味津々、15回目を数えるというコンサートを見に行ってきました。



が、そこにいたのはなんと日本を代表するサックスプレイヤー、池田篤さんではありませんか!

聞けば、リーダーでテナーサックスの小濱さんに誘われ、何度か妙法寺のコンサートには来ているとのこと。

池田さんとはちょっとしたご縁があったので、思わぬ出会いにとても驚きました。

そしてドラムは最初の一発聴いただけでただもんではないと腰を抜かした、あとで知ればNYでも活躍されていた倉田大輔さん、音大で教鞭もとられる小濱安浩さん、などなど、名古屋を中心に活動するミュージシャンたちが素晴らしい演奏を繰り広げていました

むう、失礼ながらこんなレベルの高いイベントとは予想だにしてなかった・・・m(__)m

途中住職さんのお経と池田さんのサックス、倉田さんのドラムによる即興セッションを挟み、


後半小濱さん率いるサックスだけのビッグバンド”The Sax Jazz Orch”が登場。何気に世間で注目を浴びているらしいドラムとサックスを高レベルでこなすマルチ女子小学生や、待望の岩村出身・未来のスタープレイヤーまで登場し、大いに盛り上がりました。



住むには不便のない岩村・恵那だけど、若干音楽的な刺激には飢えていた感があったのも事実。ここで思いもかけず素晴らしい演奏に出会えて大満足でした

境内という場所も私にとってはいつもと違う気分で聞けてよかったです。


実は私も町内の建物を使ったジャズイベントを企画中です!

以前ご紹介した体験プログラム集中開催イベント”enaka!"の中のプログラムとして、岩村町の魅力とコラボしたジャズライブになる予定です。

詳細はまもなくこちらでも告知いたします。どうぞご期待ください。

小坂の滝めぐり

2012-09-13 | 日記
以前岐阜県の観光政策の一つ「岐阜県の宝もの認定制度」について書いたわけですが

観光資源として「明日の宝もの」である岩村が「岐阜の宝もの」へステップアップするにはどうしたらよいのか、まずは実際の「岐阜の宝もの」に指定された場所へ行って学んでこよう!という目的のもと、岩村町内外から約25名のまちづくりにかかわる人たちが集まり視察研修に行ってきました。

行き先は岐阜の宝もの認定第1号「飛騨小坂滝めぐり」

・・・岩村に滝はないだろう、というツッコミはさておき、つまり岐阜の宝ものとはどのような要件でなれるものなのか、岐阜の宝ものに認定されている地域の取り組みを実際目にし、話を聞くことでそのヒントを得ようという思いのもと視察先に選定されました。

ちなみに岐阜宝ものに認定されている観光資源は4つ。他に天生高原・東濃地歌舞伎・乗鞍高原があります。

詳しくはまたホットいわむらHPで報告される予定ですが、ポイントは観光資源に対していかに地域の人が主体になりかかわっているか。コース整備やガイド養成など、どのように自分たちの大事な宝ものを見てもらうか、その取り組みそのものに対する評価という点があるということです。

難しいことはさておき、滝めぐりの初心者向けコースを2時間かけて歩きましたが、滝は壮大でもうもうと滝つぼから湧き上がる水しぶきは気持ち良い!川の水はどこまでも澄んでいて、あちこちにアマゴやらイワナやらを見つけることができます。きれいな川はどれだけ眺めていても飽きないですねぇ。



ちなみに小坂の滝は大小あわせて200以上あり、そのほとんどは人目に触れられない秘境にあるとのこと。そこに行くには相当な体力と装備が必要で滝めぐりを主催する「NPO法人飛騨小坂の滝200」のガイドさんの案内なしにはたどりつけません。んー、個人的にとても興味ありますね。また行ってみたいです。

と、滝の魅力にすっかりはまった様子の岩村のみなさんでしたが、そこはしっかり小坂の滝200さんの取り組み方にも注視していられました。岩村の取り組みにも反映できるものをみなさんそれぞれ感じながら小坂をあとにしました。

ちなみに私、この前日に岩村の隣町上矢作の滝めぐりにも行ってます(笑)。どれだけ滝好きなんだか(たまたまです)。こちらも小ぶりながらきれいな滝がたくさんありましたよ!