岐阜県恵那市 城下町ホットいわむらの日々

横須賀から参りましたふるさと活性化協力隊員のブログです

町民運動会

2012-10-25 | 日記
岩村で40年続いている「町民運動会」

子どもから大人までみんなが参加できる町の運動会。

お馴染みの玉いれ・綱引きから、笑いあふれるデカパン競争や障害物競走、迫力のリレー競争。

夏の「大変装行列」に通じる、大人が自分たちで楽しむために全力を出す痛快さが、この運動会にはあります。

大人が本気で楽しんでいる姿を子どもたちが見て育つ。ここら辺に岩村が元気でいる秘訣の一つがある、ような気がします。

お昼は向かいの家の方が手作りのお弁当を用意してくれて、近所のみんなで囲みました。



”まつたけ”のおにぎりが美味しかったです

10月も半ばを過ぎたとは思えない暑い陽射しの中、良い汗かいた一日でした。

佳境~おかげまつり準備~

2012-10-18 | 日記
enakaの余韻がまだ冷めやらない中、いつの間にか岩村町に冷たい風が吹き込むようになっていました。

寒い寒いとは聞いてましたけど、10月にしてすでにこたつから抜け出せない朝晩が続いています。


しかし、そんなこたつでヌクヌクしている暇はございません。

いよいよあと2週間に迫った11月4日のいわむら城下おかげまつりの準備も佳境に入っています。

9月ごろからこのイベントの準備でずっと動き回ってきたのですが、何が大変って、今年は岩村町の本通りをそのままイベント会場に見立てて開催しようという初めての試みとなるからです。

これまでおかげまつりというのは「産業祭」という名前で公民館の駐車場を会場に30年前から続けられてきたイベントですが、昨年から町にとって新たな意味をもつイベントに位置付けられました。

その意味とは、産業祭の当時町の人たちを中心に楽しむ内向きの性格だったイベントを、より対外的に岩村町をPRする機会としてのイベントへ育てたいという思いなのです。

昨年は名称を親しみやすい「おかげまつり」へ。今年は開催場所も駐車場ではやはり岩村町の魅力は伝わらないのではないか、ということで町なかへ。太鼓演奏やさまざまな出し物でにぎわう城下町の風情の中で、町に根付く商店でのお買いものも楽しんでもらえたら・・・

そういう今まさに町が変わろうとしているタイミングで自分がかかわれているのは本当にラッキーなことです。

町なか開催は町の人自体はじめて、私にとっては産業祭・おかげまつりさえ初めて、という中で様々な業務に携わらせてもらって、文字通り一から勉強させてもらいながらここまで来ました。

連日連夜会議やらなんやらみんなで汗かいてますが、今回もまた準備にかかわっている人たたちの底知れぬエネルギーと行動力には驚かされるばかり。イメージが形になっていくのはいつ見ても良いものです。

さあラストスパート!

enaka!酒蔵ジャズライブ御礼

2012-10-15 | 日記
これまで何度かこちらでも宣伝してきましたが、先週末 enaka!恵那山麓博覧会のプログラムとして企画した岩村醸造での酒蔵ジャズライブを開催し、無事終了することができました。

enakaの方でお客さんを募ったらすぐに定員20名に達してしまい、このプログラムへの期待の高さがわかったし、歴史ある岩村醸造さんの酒蔵を使ったイベントとしては蔵開き以外では初めての試みということに責任の重さを感じてたので、とにかくベストを尽くして臨みたいという思いで準備をしてきました。

結果としては大成功!!

今回は勉強させてもらう機会としての側面もありましたが、いろいろ学びながらも自分も楽しませてもらいました。お客さんの反応も予想以上で、みなさんに労いの言葉をかけてもらったのが何より報われました。

もちろんこの成功には、数多くのご理解・ご協力があってこそ。

この企画の提案に最初から全面的に協力していただき、お忙しい中一緒になってイベントを作り上げていただいた岩村醸造の渡會さん、また大切な仕事場をお借りすることに快く協力していただいたスタッフのみなさま

自分のお店でもやりたいなーと、ご自分の思いを託していただき、素晴らしいオードブルを用意していただいたエスポワールさん(お客さんにも大好評でした)

個人的な企画にかかわらず温かく見守り応援していただいたホットいわむらのみなさん、町の方々、無理やり司会に頼んだ近藤さん、撮影してくれた林さん

そもそもこのプログラムの発端であり、ポッとやってきた自分を親しく迎えてくれたenaka実行委員会のみなさん。当日もいろいろ動いてもらって本当に助かりました。

一度お会いしただけなのに突然のお誘いを快く引き受けていただいた大村さん

自分のためならと慣れない電車乗り換えまでして来てくれたマシュー

リーフレット作りやいろんなアイディアを出して協力してくれた嫁

何より、自分たちでこの場を楽しみ盛り上げて、みなさんの笑顔が私たちミュージシャンから良い演奏を引き出してくれて、一緒にこの空間を作りあげてくれたお客さま。皆さんなくしてこのイベントの成功はありえませんでした。

本当にみなさんありがとうございました。心より感謝申し上げます!

そして、ここに集った皆さんがそれぞれで交流を広げている姿に感動を覚えました。自分の音楽に興味をもって集まった人達同士の新たな交流から新しいモノ・コトが生まれるきっかけになったら・・・それこそがこのイベントの狙いでもあるでしょう。自分自身今まで気がつかなかったことではありますが、音楽とは人の集いの場でもあるんだなという思いを強くもちました。


さて、すでに「次はいつ?」なんて声も頂戴してありがたい限りですが、今回定員を超えてしまって泣く泣くお断りしてしまった方々もいらっしゃいますし、また同様の試みはやっていきたいと思ってますので、是非今後もご注目いただければと思います。

enaka!のプログラムはまだまだ続きます。興味深い地域に魅力あふれるプログラムが盛りだくさんなので、是非みなさんご参加ください。


さあ、モードを切り替えて次に向かっていきますか!もう間もなく「おかげまつり」です。こちらも大詰め、精一杯ベストを尽くしていきます!



(林さん撮影)



(青木さん撮影)

キューブ

2012-10-11 | 日記
前回1回更新を飛ばしてしまいました。

連休を利用して私の地元横須賀に帰っていました。

でまた恵那に戻ってきて気が付いたことが一つ。

恵那で日産キューブに遭遇する率がやたら高くない!?

前にも横にもキューブが走ってる、なんてことも珍しくありません。

山間を駆け上がれるパワーと角ばった形状による積載率の高さの両立が人気の要因でしょうか。

かくいう私もキューブをお借りして乗っていますが。確かに便利です。

”土地柄”による車の選択にも違いが出て面白いです。

小ネタで失礼

電気バス乗車体験

2012-10-04 | 日記
富山県黒部市宇奈月をご存知ですか?

岐阜県を北上し山間を走る東海北陸自動車道を抜けると、一気に富山の広い平野が眼前に現れます。

左手に日本海、右手に立山や剣岳そびえる北アルプスと、富山県民は贅沢な景色を味わってるなーなんて思いながら、たどりついた宇奈月は雄大な峡谷と温泉が有名な観光地。

なぜ岩村から300キロ以上離れた宇奈月に来てるかというと、お目当てはこれ



これは8輪駆動の電気バス、その名は「EMU」

地域交通システムの新たな提案として、現在ここ宇奈月と群馬県桐生市で実験走行を行っています。


その特色は、まず電気であることはもちろん、最大時速19kmという低速走行、窓のないオープンな設計による解放感。

8人乗りでコンパクトな車体なので、狭い道でも楽々通り抜けられます。


実はこれを今度の岩村のイベント「おかげまつり」でも走行させる予定でいます。今回は岩村で走らせる前に視察と試乗をしておこう、ということでホットいわむら会長瀬戸氏とはるばる2人旅をしてきました。


いち早く乗り心地を体験してみたい気持ちを抑えて、まずはこのバスの導入・普及を促進する「一般社団法人蓄電型地域交通推進協会」のシンポジウムにお邪魔して、この電気バスが地域にどのような役割を果たすのか、その話を聞いてきました。

その中で印象的だったのが、このバスがただの移動手段ではなく、設計の段階で地域内でのコミュニケーションを促進し人と人をつなぐことから考えられた乗り物であること、そのために「速い」「大量」といった現代社会で優先される規範から「ゆっくり」「コンパクト」といった逆の要素を設計に組み込んだ、という点です。


なるほど、ますます興味深いEMU。シンポジウムのあと早速乗り込みました。


ドアすら簡易的でオンデマンド乗降しやすく、自分と景色を遮る窓ガラスがなく低速なので、谷が美しい宇奈月の景色との一体感をたっぷり楽しめます。

対面式の座席は不快にならない程度の距離感で、知らない人同士でも自然に会話が弾みます。



さらに黄色の車体がなんともポップで、周囲からの注目度大。



モーターは力強く勾配もへっちゃら。尾瀬の大清水口でのシャトル走行実績もあるらしいです。


視察のつもりが宇奈月の景色を存分に堪能してしまい、すっかり観光モード。またゆっくり来たいな~、トロッコ列車も楽しそうだったし~、温泉も入りたいし~

はっ、すっかりEMUの思うつぼではないか!

しかももう一台が走っている桐生も岩村と同じく重伝建地区での走行をして、狭い町並みをゆっくりと眺められることから好評を博しているとのこと。観光はもちろん住民の足としても重宝されていて、観光客と住民との交流が自然と生み出されている、とのことです。


今回町なか開催するイベントで細長い城下町の中の移動手段をどうするか、というところから探し出したこのEMUですが、岩村と同じような地域内交通の課題を抱える(抱えてきた)宇奈月や桐生の取り組みを見ていると、何かそれ以上のものをここ岩村でも投げかけてくれそうな期待が高まります。

帰りは瀬戸会長が鱒寿司買ってくれました♪ごちそうさまでしたー