岐阜県恵那市 城下町ホットいわむらの日々

横須賀から参りましたふるさと活性化協力隊員のブログです

空き家再生、からの

2014-09-26 | 日記
空き家再生ワークショップ第4弾のご報告をHPに載せました。

HPリンク「【報告】空き家利活用実践ワークショップ第4弾





柱に作った「ほぞ」と土台に彫った「ほぞ穴」をはめ込んだ時の、「形になっていく」感じが気持ちよくて病み付きになりそう。

利活用以前の、建物として基本的な「雨が入らないようにする」という作業にも先が見えてきました。

この後、型枠にコンクリ流して基礎を上げたら、ようやく本題の「どうやって使うか」「そのデザインは」という部分に入っていけます。


今作業させてもらってるY邸は、いわゆる「うなぎの寝床」と呼ばれる横に長い作りで、全てを改修していくにはかなりの費用と時間が必要となります。

条件が整うのを待っていると何も動けないので、少しでも使える部分から使って、町の空気を動かすことが大事かと思います。

季節は秋、ちょうど11月に恒例となった「いわむら城下おかげまつり」が開催されます。

まずはここでイベントブースとして利用すれば、活動のPRができる絶好の機会となります。

でもただオープンにするだけじゃつまらない。再生した空間がより印象に残る形で見てもらいたい。


そこで、こんなポップアップショップの企画を考えて準備を始めました。

「岩村想い出再生レコードショップ」(仮)

岩村は歴史あるおうちが多いもんで、そうしたおうちのお蔵には、たくさんの骨董品が眠っていると聞いています。私は音楽好きなもんで、「古いLPなんかありますか~?」なんて聞いたら、「そりゃみんな捨てるに困って残ってるんじゃないか?」ということも聞いていました。

こうしたレコードを集めたら、町の人がどんな音楽を聞いて暮らしを営んできたのか、その背景となる景色が音楽で見えたら、民俗学的な興味として面白いんじゃないか。

また、実用としても、一部のレコードリバイバルな方たちでも欲しいものが結構出てくるんじゃないかと、前々からこの種の企画を考えていました。

その場所として、今回建物を「再生」したこの空間は、町の人の想い出を「再生」する場所として、とても合ってるような気がします。


先日町の方々にレコードの寄付を呼びかけたところ、自分としては予想以上の反響で、少しずつレコードを持ってきていただいてます。

当時流行していたと思われる映画音楽集や歌謡曲、立派な装丁のクラシックもあるし、これはお宝!?と思えるような名盤もあり、ラインアップも充実しそうです。



いただく際に、そのレコードにまつわる想い出も聞かせていただくのですが、ワシの青春の思い出だとか、息子が好きでね、とか、なんだかレコードを透けて、その人の人生に少し触れさせてもらった気がして、豊かな心地がしてきます。

こんな企画にご厚意で貴重な想い出をいただいて、本当にありがたいです。

企画の詳細はまたお知らせします。

皆さんもレコードがお手元に残っていたら、是非一度ターンテーブルに載せて聞かれてみてはいかがでしょうか。

スローフードならぬ、スローミュージック。手間をかけて聞く音楽があってもいいじゃない。

恵那山麓博覧会【えなか】2014

2014-09-18 | 日記
今年も、恵那山麓博覧会【えなか】に参加します!



【えなか】は、新しいイベント手法「おんぱく」をベースにした恵那・中津川の魅力体験プログラム。

今年は約40の地域色あふれるプログラムが集まり10月から11月までの1ヶ月間に開催されます。

※【えなか】の詳しい説明は過去記事をご覧ください 「enaka!ワークショップ」(2013年記事)≫

私もプログラム提供者として、2年続けて岩村醸造さんの酒蔵で、日本酒を楽しみにながらジャズライブという企画をして、非常に好評をいただきました。

今年は少し趣向を変えて、岩村に残る町家を活用してみます。

名づけて、「お酒×町家×ジャズのコラボで岩村の歴史に酔う」



文化財として整備・公開してる以外に活用されることのない旧家も、もっと色んなジャンルとのコラボレーションをしたら、もっと今ならではの建物としての"生き方"があるんじゃないか、という、個人的な提案です。

【えなか】では他にもたくさんの恵那・中津川の魅力を感じることのできるプログラムがありますので、是非【えなか】HPをご覧ください。

【えなか公式HP】http://www.enaka-gifu.com/

空き家再生、進行中

2014-09-01 | 日記
先週の話ですが、空き家の再生ワークショップを開催しましたので、そのご報告をHPに載せました。是非ご覧ください。

【報告】空き家利活用実践ワークショップ第3弾
http://hot-iwamura.com/topic/akiyia-ws-vol3












土台の再生工程、ってことで、壁に穴を開け始めました。ここまでやると引っ込みがつかない!!?予想以上の柱と土台の傷みに、再生工程も大事になってまいりました。

しかし。この破壊⇒再生へ向かうカタルシスは、コード進行における「不安定⇒安定」へ向かうドミナントモーションのように、感情を高揚させる何かをもっていることは確か。

作業が進めば進むほど、予期せぬ障害にぶち当たることもまた、ジャジーにアウトスケールを挟み込まれたのに似た気分で、ますますトニックへの動きが複雑化していくことが快感になりそうで怖い(笑)。これもまた一つの空間というモチーフを元に繰り広げられるインプロヴィゼーションと捉えれば、我々と空間とが有機的なセッションを交わしている感覚すら生まれます。

つまり、再生作業は楽しい、ってことです。

この続きはまた第4弾として9月14日に開催しますので、我々と一緒にアンサンブルしていただけるステキなプレイヤーを募集いたします♪

ホットいわむらイベント情報
http://hot-iwamura.com/event