岐阜県恵那市 城下町ホットいわむらの日々

横須賀から参りましたふるさと活性化協力隊員のブログです

年の瀬 ~2012年を振り返る~

2012-12-28 | 日記
岩村の方々に「ここはさっぶいにぃ?」と聞かれて

「さむいですねぇ」と返すと

「ほやらあ(ニヤリ)」ととても嬉しそうな顔をされます。

最近朝方-10℃。お昼でも0℃。温暖な地域から来た私にはこの冬刺激的な寒さを体験することとなるでしょう。

今年の冬はアフリカで暑い夏をすごしていたんで、その分今過酷な寒さが自分に襲い掛かっているのかもしれません・・・


そうだ、今年はアフリカも行ってたんだ、なんという1年でしょう。

振り返れば、1月から2月はアフリカ旅行にでかけ、

帰ってきて間もなくふるさと活性化協力隊員の募集を知り、3月に面接を受け、

5月に引越し、わけもわからぬまま気がつけばピンクレディを踊っていた7月には入籍も、

9月10月はおかげまつりで完全にテンパって、極寒の冬突入(←今ここ)という次第です。


ホント1年以上に感じるほどの濃密な時間でしたねー

初めての国、初めての地域、初めての仕事・・・

とにかく初めて尽くしだった私の2012年はまさにインプットの年とすれば、

2013年はこれらの初めて出会ったモノ・コトを活かしていくアウトプットの年ですね。


私はとにかく周囲の支えによって、未だに世の中から新しいモノ・コトを発見し刺激にしていける恵まれた環境にいられることに大変感謝しています。

アフリカ行ったのもボランティアだったり、今は協力隊なんて名前ですが、自分が誰かを助けたり協力したりしているようで、皆さんに自分の成長を助けてもらっているのは確かなことです。

自分の伸びシロをまだまだ感じられる、そんな1年が過ごせたことを嬉しく思います。


皆さんにとって2012年はどんな年だったでしょう?2013年が皆さんにとって幸多い年となりますようお祈りいたします。

良いお年を!

(※ブログは1月第2週より再開します)

京都に町家見学

2012-12-20 | 日記
ちょっと前の話ですが実に中学校の修学旅行以来20年ぶりに京都に行ってきました。

恵那市に住んでから関西への距離がぐっと近づいたんで日帰りで行けるし、何かのチャンスがあればとは思ってましたが、今回の目的は「町家活用の先進例視察」。

岩村の本通りの最大の見ものは今も生活の場として残る町家の数々で、ホットいわむらが指定管理する「上町まちなか交流館」も古い町家を改修し一般に貸し出しできるようにしたものです。

 

が、その利活用が活発とまではいかず、なんていうか“もったいない”状態です。

もっとここを使ってもらって町家のよさを知ってもらいたい・・・

また近年では空き家になる町家も少なくなく、その利活用も考えていかなければいけません。

とは言っても何からすればいいものか・・・

って考え込んでても仕方ないんで、ここは他に同じようなことをやっている人に聞いて参考にしようかとホットの皆さんに視察を提案しました。


そこで、町家といえば京都!

後で聞いた話では実に4万8千件(!)もの町家が残っているそうです。

だんだんと失われつつある日本情緒を思い出させる町家には近年これまでになく注目が集まり、カフェだったりアートギャラリーだったり様々な利活用がなされています。

そうした町家活用を行っている一人、ひょんなことから知り合った「京都リサーチパーク町家スタジオ」の“館長”田中氏を訪れ、町家活用についての話をうかがってきました。



町家スタジオは「ビジネス」をキーワードに、起業家や起業志望の学生が交流できるイベントを開催したり、若いIT企業家などにレンタルオフィスを提供したりと、人と人との交流から生まれる新たな可能性を創造していこうという、なんとも意欲的な空間なのです。

建物の中もちゃんと和風の雰囲気を残していながらも端々におしゃれさがうかがえるのは若い田中氏のセンスゆえでしょう。使ってもらいたい人に向けて、その人たちに使いたいと思わせるスペース作りがうまくされてるなぁ、と感心しっぱなしです(内装などは町家スタジオのHPをご覧ください)。


田中氏には他にも淡路島や奈良県でまちづくりに関わる方々や、京都の町家保全に奔走される方を紹介してもらい(皆さんほとんどが20代!)、話は町家活用に留まらず、まちづくりってこんなこともやってるのか、こういうやり方もあるんだ、というとても興味深い話を聞くことができました。

特に若い世代の人たちは、こういった町家のような古い日本風なものを、"Cool Japan"とも言われるような新しい感覚を持って見ているのだと思います。だから“町家”という括りに縛られない斬新な使い方もできるし、古いだけ見るだけの町家から、今の社会の中でも役割を持てる町家へと活かしていけるのではないでしょうか。

まあ結局ものごとを前に進めるには「こつこつ少しずつ」しかないってことで全会一致したわけですが。京都のような場所でもそうなんだって知ることで、逆に私たちも勇気付けられました。


何よりいい交流ができたあとは何か動いてみることが大事ですね。ホットの面々も大変刺激を受けた様子。我々も少しずつ動いていきましょう!

冬野菜

2012-12-13 | 日記
そういやあ畑の話をずいぶんしてないですね。

夏に野菜作りの味をしめ、冬野菜にも果敢にチャレンジしているわけですが(主に嫁任せなのは相変わらず

種播きした種類は10種類

白菜、人参、ネギ、大根、カブ、ごぼう、ニンニク、たまねぎ、チンゲンサイ、レタス


うまく採れたのはネギ、大根、レタス

白菜は大きくはなったもののいつまで結球しないのであきらめて食べ始めてます。

ニンニク、たまねぎは春まで待たなくてはいけないとして

人参、ごぼうは全滅

チンゲンサイ、カブは生育が遅くこれからがんばれるか


なにせ岩村は早くから寒くなるので、種まきの時期も他より若干早めにしないと、ある程度大きくなる前に霜にやられてしまう、とのこと。

土地土地にあった野菜の育て方ってもんが大事なんですね。勉強になります。


とはいえ無事採れた野菜たちはやはり美味しい!!

大根は葉っぱも美味しいので、いろんな料理に混ぜ込んだりしてます。

ネギは秋からも採れてましたが霜があたって甘味が増し、さらに美味しく。

新鮮なレタスはシャキシャキだし、結球しなかったとはいえハクサイも鍋に大量投入し我が家の食卓に貢献しています。


夏のにぎやかな畑とは違い、虫もわかないような寒さの中、じっと佇む野菜たちにたくましさを感じ、なんだか見習いたい気分にまでなります。ダイコンを“師匠”と呼ぶ日も近い!?

真っ白

2012-12-10 | 日記
この週末、寒さが半端ないなーと思ってたら雪降りました。



いくら岩村が寒いといっても、今の季節これだけ降るのは珍しいとのこと。まあ全国的に大荒れ模様なんで、どこもかしこもこんな光景でしょうが、雪化粧の城下町もなかなかオツですよ。

ひなまつり始動

2012-12-07 | 日記
私が初めて岩村に来たとき、それはふるさと活性化協力隊員の面接日だったのですが、町中にたくさんの雛人形が飾られていたのが印象的でした。ちょうどひな祭りイベントの期間中だったんですね。



こちらで仕事をし始めてから、そのときのひな祭りイベントが実は大変革を断行した回で、その裏側には多くのドラマがあったことを知りました。



それまでは各商店などがちょっとした飾り付けを行う奥ゆかしものであったのを、飾りつけからステージイベント、広報に至る全てにおいてブラッシュアップし、観光の目玉として積極的に発信するようになったとのこと。



その際、幅広い層からの参加を呼びかけ、みんなが町のためにと一体となって取り組むことができたのは初めてのことだったそうで、先日のおかげまつり町中開催が成功したのも、このひな祭りからの流れがあったわけです。



そしてまた今年も3月からのイベントに向けて、いよいよ準備が本格化し始めてます。

私はもちろん初めての参加ですが、前回一人の観光客的な立場から見た感想などをフィードバックすることでもお役に立っていきたいです。

昨日5つに分かれているチームの合同会議が行われ、いよいよだな、というみんなのわくわくした空気が伝わってきました。

この団結力があれば、岩村の厳しい冬も熱く乗り越えていけるでしょう!