岐阜県恵那市 城下町ホットいわむらの日々

横須賀から参りましたふるさと活性化協力隊員のブログです

子育て世代移住のススメ

2014-11-21 | 日記
少子高齢化社会⇒人口減少社会への移行がすでに始まった、日本。このまま行くと、50年後は8000万人台と、その減少率は急激と言って差し支えないかと思います。

色んな論があるのは承知ですが、ここでは『人口減少は日本の豊かさを維持するためにはマイナス』として話を進めると、

地域活性化・まちづくりの目的が「子どもの数を増やす」ことに帰結していくと私は考えています。

一応エクスキューズを入れておくと、子どもを持つ持たないは夫婦間(個人)の選択・巡りあわせだと思ってます。

ただ、子どもを育てたい、と思う人が、思うような環境がないからとあきらめる状況についての言及とさせていただきます。


前置きが長くなりましたが、

最近保育園の子どもの声が「騒音」だとして訴たというニュースがあり、それに付随して各地で保育園のみならず、子どもの声が原因で公園で遊ぶ事のできなくなった事例などが報告されたりしています。

ネットを探っていけば、それこそ当事者の声―訴えに同調する側と遊ばせる親側との声―が、激しくぶつかり合っています。

いくら保育園とはいえ、度を越した音楽を鳴らしたり、全く配慮がない、というのも考え物ですが、あまりにも自分の生活環境を守ることしか考えられていない、と思わせられる意見もあったりします。


そして自分自身のことで言えば、子どもが産まれたばかりということで、一気に子育てに関わることへの世界が開け、これまで見えなかったことに気がつくようになりました。

今夏、神奈川に里帰りしたときに、子どもを連れて新横浜へ行く新幹線に乗ると、ちょっとしたぐずり声に、通路を挟んでノートPCをバチバチ打ち込んでいたビジネスマン的な方にチッと舌を打たれたり、新横浜駅の待合室でミルクをあげてたら、隣に座っていたミドルな女性の方に大きなため息をつかれ、席を立たれたり。

私は私の主観的な見方しかできないので、コトの是非を問いたいわけではありませんが、やはり肩身の狭い思いを味わいました。

一方で、帰りの名古屋から出た中央線で、非常に混んでいた時間帯にあたり、さすがに自分たちも、泣き出したら迷惑だな、とはらはらしていた場面で、『暑いだろう』と隣から扇子で子どもの顔を扇いでくれたオジサンがいたり、子どもに笑いかけて気をそらしてくれたオバサンがいたり、私たちは大きな安堵の中で帰路についたことも印象的でした(この方々は土岐市以降で降りていかれました)。

この体験が全て、というにはこれまた一面的でもありますが、その体験の落差はとても象徴的な感じがしました。


今、子どもが夜泣き真っ最中の状況でも安心できるのは、周りから同じように子どもの大きな声が聞こえてくるからです。ご近所付近一帯が、子ども大歓迎の雰囲気で接してくれて、日々声をかけてもらっています。

これが都内のアパートだったら、と思うと、見知らぬ隣人を気にしながら子育てするのは、私たちにとってはさぞかし精神的な負担が大きいでしょう。実際に子どもの出す音が原因でクレームがあったりしてトラブルになっている事例も散見します。何かあっても、つながりのない人たちには頼るに頼れません。


都会で子どもが育てにくいのは、行政の有効な対策のないことが引き起こしている事態だとする向きもありますが、果たしてそれだけでしょうか。

子どもを育てにくい雰囲気は、他人とのかかわりを避け合う風潮のある社会に住む、私たち一人ひとりが作り出してきたベクトルであるような気もします。

いやそりゃ色々ありますよ、制度的な問題とか、オカネの問題とか、治安的な問題とか。一口じゃ語れないから、少子化は解決していかないのも承知しています。一人で解決できるものでも、即効解決できるものでもない。でも制度さえ変えれば解決するものでもない。


であれば、子育てに踏み切れない理由が、都会ならではの要因に帰するなら、一つの解決策として全国各地の子ども大歓迎の地域に移ってみてはいかがでしょうか。そのような地域はどこにでもあります。行政的にだけでなく、コミュニティ的にもです。


そこで、子育て世代の恵那/岩村への移住のオススメです♪

・子どもがいると地域が元気になると、歓迎はすれど疎ましがる人はおりません。

・近所の方の声がけがいつもあり、自然構築された見守り網が不審者をシャットアウトします。

・農村部で空き家を探せば、安く一軒家が借りれて、大きな声で歌っても迷惑になりません。

・保育園も待機児童0、働きたいお母さんも安心(市街地では希望の場所に入れないことはあるみたいですが)。

・“スーパーサイエンスハイスクール”指定の恵那高校、世界ラン展最優秀賞受賞の恵那農業高校があり、教育機会も充実。

・建て直し中の恵那病院では、待望の産婦人科も新設予定です!!(H28度。ちなみにうちは隣の瑞浪市まで通いました)

(当方の実感によるものであり、こうした環境が必ずある、という保証はありませんので悪しからず)



まあ全てをばら色に語るのもどうかと思いますが、少なくとも自分には今から都市部で子育てをする度胸はありません。

子育て支援策という面で言えば、色々充実した地域が他にもありますが、自然が豊富で温かい人柄、岩村の歴史に代表される魅力ある地域資源もたくさん、住民の活力の芽生えを感じる恵那市はいいですよ!!

みんな引っ越してうちの子と遊んでください!!(笑)

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