岐阜県恵那市 城下町ホットいわむらの日々

横須賀から参りましたふるさと活性化協力隊員のブログです

【告知】いわむら暮らし探訪まちあるき

2013-12-27 | 日記
さあ2013年もそろそろ終わります。

仕事を納めてしまう前に告知です。

ちょっと前に予告してた、空き家見学を含めた町歩きプログラムの開催が決定しました!

題して「いわむら暮らし探訪まちあるき」



年明け、1月26日(日)の開催です。

なんとなくでも岩村に住んでみたいなー、という方に向けて、まちを歩きながら地元の人に会ったり、移住実践者の声を聴いたり、実際の空き家を見学して、より暮らしのイメージを具体化してもらう企画を考えました。

今回は空き家問題が顕著化してきている、城下町エリアを探訪し、昔ながらの町家暮らしを垣間見ていただきます。

今回紹介する空き家は、大幅な改修が必要なものがほとんどです。正直町なかで空いているお家はほとんどそんな感じです。何せ築100年を超えて放置されているので、痛みも早いです。でもそんな現状も見てもらいたい気持ちもあります。

住めない家を見せられてもなぁ、という方もいらっしゃると思いますが、見学にはホットいわむらのメンバーでもある建築士さんや大工さんも同行するので、家の改修についてのアドバイスなんかも聞くことができます。

何より町なかでの暮らしはご近所さんとのお付き合いが欠かせませんので、そこら辺でどういうことが求められるか、そんな情報もお伝えしたり、実際に交流をしてもらうことも考えています。

こんな感じで、すぐに誰かに住んでもらいたい、とか、すぐに所有者さんを紹介します、とかいうよりも、空き家を通して、町なか暮らしの良し悪し含めた現状と楽しさと可能性を感じ取ってもらうことが、このプログラムの目的です。

そう、この1月の開催ってのも、岩村の「凍みる」寒さの一番ピークを体感できる絶好の機会なわけです・・・!

その上で、よし真剣に移住を考えよう!という方には、その場で恵那市の空き家バンク利用者登録ができるよう、市のサポートセンターも同行します。利用者登録すると、空き物件がバンクに登録された時に情報が流れるようになります。

参加には予約が必要となるんで、その他詳細とあわせてホットいわむらHPでの情報をご覧ください。


皆さんのご参加をお待ちしながら、年を越そうと思います。皆さんもよいお年を。

岩村的イルミネーション

2013-12-24 | 日記
およそ世間一般では11月にも入ればにわかにクリスマス商戦が始まり、12月ともなるとお店に入ろうもんなら、毎度のクリスマスソングに食傷気味な時期であるはずなんですが、ここ岩村では、全く無縁と言っても差し支えないほど、クリスマス臭を感じることはないです。商店にクリスマスの飾りつけしてあるのなんて見たことないです。

都会の過剰なクリスマス感に辟易していた身としてはありがたくもありつつ、ちょっとはこうなんかあると気持ちも和むのになぁ、とつい贅沢を言ってしまいたくなるもんです。

そんな町民の願い?を叶えるべく、12月の上旬から岩村駅前では、商工会青年部によるイルミネーションが連夜明かりを灯しています。

昨年までは公民館駐車場で飾っていましたが、今年から岩村のシンボルの一つである岩村駅で点灯、ノスタルジックな古い駅舎と光のコラボが良い感じ。



このイルミネーションは12月28日(土)まで点灯してますので、まだご覧いただけますよー。


そしてもう一つ、昨年から始まった、富田地区での新しい試み「トラクターイルミネーション」が22日に開催されました。

こちらは、富田の壮年の方々が、自分たちでもできることをなんかやろう、と立ち上がった、その名も「なんか楽しいことやろまいかとみだ」の主催で、普段自分たちで使っているトラクターなどにイルミネーションを飾りつけて、富田らしい賑わいをつくろうという企画です。

当日は、私も演出の一つとして、ジャズの演奏でお手伝いさせていただきました。

自分の活動のほとんどが町中のことなんで、普段なかなか富田の方々と関わる機会がないんですが、今回お手伝いさせてもらったことで、初めて富田のコミュニティの内側を覗かせてもらった感じがしてます。


岩村町自体の成り立ちが、戦後、岩村地区・飯羽間地区・富田地区の3地区が合併してできた町なので、今でも地区それぞれのカラーがあります。それ自体は良いことだと思うし、個人個人のつながりの中では垣根は無いのでしょうが、コミュニティ単位で一緒に何かやるという機会はほとんどないので、自分が富田としてのイベントに交じってお手伝いできたことはとても嬉しいわけです。こうした交流の機会は多くもちたいものですね。


さて当日、よりによって(?)雲一つない天気に恵まれ、突き抜けるような極寒(20時現在推定-5℃)のコンディションの中灯ったイルミネーションは、一夜限りではもったいないと思う出来栄え。子どもたちの手造りの照明も並び、とても心あたたまる時間となりました。



我々のジャズバンドも半屋外での演奏で、おそらく人生でもっとも寒い環境での演奏でしたが、イルミネーションにあわせ、クリスマスムードを盛り上げつつ、時に寒さを吹き飛ばす熱さで、会場の演出をさせてもらいました。



富田の皆さん、今度ともよろしくお願いしますm(_ _)m

地域の世話役・移住コーディネーター養成塾

2013-12-13 | 日記
最近活動報告やら何やら、他所にでかける機会が増えていますが、先日行ってきたのは、岐阜の西端・揖斐川町。

深い谷が印象的な自然豊かな藤橋地区というところまで行きましたが、岐阜の東端・恵那の山深さとまた肌触りが違う感じがして、心癒されました。

今回の目的は、地域の世話役・移住コーディネーター養成塾、というセミナーの聴講。

農山村へ移住したときに何が問題になるかというと、地域に溶け込むための人のつながりを得られないと、極端な話、地域から孤立した暮らしをすることになってしまいます。

地域としても、よそ者に自分たちの生活が壊されるんじゃないか、という警戒感が解けず、結局お互い疎遠のまま、住む人が増えてもコミュニティ力が落ちていく、ってな地域の存在も耳にします。

ここに必要なのが、移住者に対してオープンかつ、地域の中で中心的な存在になっている人が間に立ってその壁を取り除いていくこと、それが地域の世話役、ということでしょう。

地域の人にとってみれば、この人が言うんならこのよそモンは大丈夫やろう、という安心感につながるわけです。

まあ私なんか世話するどころか、まだまだ地域の方からお世話になりっぱなしなんですけどね(--;)


でも移住者にしてみれば、その世話役を探すのもまた難しいことだったりするわけで。

今回のコーディネーター養成塾も、地域の中で組織的にコーディネートできる仕組みが大事、ということで、各地の事例を学びましたが、中でも大きな成果を挙げているのが、今回の講師でもあり、同じ恵那市の串原でNPOの活動をしている、奥矢作森林塾理事長の大島さん。

この奥矢作森林塾、なんと今年度の総務省過疎地域自立活性化の優良事例として、全国10団体の一つに選ばれ表彰されています。

詳細は森林塾のHPをご覧いただきたいのですが、こちらでは独自の移住対策をされていて、古民家の改修体験や里山体験を通して、移住するにあたって必要な地域への理解を深めていくだけでなく、地域の中に空き家のことは森林塾に任せようという機運が高まり、3方で良いマッチングができる体制が整ってきたとのこと。森林塾を通して移住してきた人たちは、その後も地域活動に積極的に参加しているとのことで、ますます良い循環が生まれつつあるようです。

この成果には大島さんの地道な歩みがあったわけで、今回恵那から同行した際にいろいろお話を聞かせてもらったんですけど、やはり大島さんの繊細な配慮があってこそ可能になった取り組みなんだと感じます。

もちろん岩村ではまた事情が違うので、本当に必要な対策は地域の中から生み出していかなくてはいけませんが、近くにこうした人たちがいてがんばってらっしゃるのは、とても心強いです。

でも大島さん、ご自分では全然表彰のこととか言わないもんで、外野から見ればもっとPRしたらいいのに、とか思うんですが、それもまた実は地域への配慮の一つなのかなと、深読みしてみたり。


ホットいわむらでも「暮らし」を軸にした空き家対策を始めようと、ある企画を準備しています。その企画とは・・・岩村の町家暮らしの楽しさやかかわり方の提案、町として大事にしていることを紹介していく町歩きツアーで、実際に暮らしをイメージできる空き家の見学なども予定しています。

おそらく年明けには開催できるかと思いますが、まだ詰めていくところがたくさんあるんで、詳しい情報はもう少々お待ちください・・・!

テレビ放送増加中

2013-12-03 | 日記
12月に入り、寒さが『凍みる』季節を迎えた岩村。秋の行楽シーズンを終え、大きなイベントもなく、町は静かに春の訪れまで身を潜める・・・

ってのが普段の岩村の様子なはずなんですが、ここ最近週末の岩村のまちなみには、歩く人がむしろ増えたような気がしないでもありません。

ホットいわむらに参加するある商店の方からは、例年に比べて随分忙しい、と嬉しい悲鳴をあげている模様。

どうやらここ最近のテレビ番組で恵那・岩村がとりあげられることが増えたのも、要因の一つのようです。

これまでも東海圏の番組には登場することも多かった恵那・岩村ですが、ここんところ全国放送でも露出が増えているようです。

定年後の地方移住がテーマの番組に、名古屋から移住し岩村で喫茶店を開いている方が登場したり、つい先日はNHKの朝の情報番組でまるまる1時間恵那の特集が流れたり。
(放送内容についてはNHKホームページ内「あさイチ」サイドメニュー「JAPAナビ」でご覧ください⇒”NHKホームページトップ”)


皆さんかぶり付きで観覧中

全国区の放送となると、やはり反響が大きいのか、放送からしばらくは振興事務所に問い合わせの電話が鳴り続けるようになり、その威力を思い知らされます。

最近のこうした旅番組や情報番組の傾向として、定番のスポットはもちろんですが、穴場のような隠れた魅力をピックアップすることも多いですよね。

自分が地方に住むようになると、普段から賑わう場所はもちろん紹介するんですが、地域の魅力をまた別のところ―モノや場所以外、特に人―にも感じている身としては、ありがたいことだなと思います。

そういった意味では、鶴瓶さんの『家族に乾杯』は最強ですね。鶴瓶さんも自分の強みを活かして地域の人の営みのストーリーを引き出してるし、自分が町に入り込むことが一種の地域活性になることをよく知ってらっしゃる。それは単純に町が賑わう、とか有名になるってことじゃなくて、飾り気無く生きる自分たちの生活がいかに誇らしいものかを自分たち自身に気がつかせてくれる、という意味で。

岩村にも来ないかな(笑)

ちなみに人との出会いで旅が進んでいく、という意味で共通している『世界ふれあい街歩き』も好きです。この番組の特徴の「自分目線」での撮り方は、最近いろんな旅番組でもみられるようになりましたが、自分に語られている感じがいいですよね。

あと、『小さな村の物語イタリア』も(笑)ホントにフツーの人のフツーの日常を切り取ってるだけなのに、グッとくるという(笑)

極めつけは岩合さんの『世界ネコ歩き』!! これはネコ好きとしては、いますぐそこに行きたく衝動に駆られる破壊力がありますが、これも私にとっては人とネコとの関わり合いが世界どこでもあるんだということにこそ、感動があります。

思わず興奮してしまいました、失礼。

だいぶ横道にそれましたが、あんまみんながテレビ慣れしちゃうのも考えもんなんで、ほどほどで良いんですけど、遠くの友人たちに「ああ、あいつはこんなところに住んだんだ」と知ってもらうきっかけにもなるんで、色んな角度で取材してもらい、努めて素朴に伝えてほしいな、と思います。

あ、私もこっち来てからテレビ出たことありますよー。限りなく演出感漂う一般観光客として(笑)