岐阜県恵那市 城下町ホットいわむらの日々

横須賀から参りましたふるさと活性化協力隊員のブログです

2週連続ライブ開催

2013-04-30 | 日記
春が遅いと言われる岩村もだいぶ暖かくなったな~と思った途端に寒さがもどり、早々とコタツを片付けたことを後悔しました。

町の人には岩村では6月までコタツはしまったらあかんと教えられ、まだまだ新参者であることを露呈している私でございます。


そんな恵那・岩村に音楽でも春の気分をお届けしようとライブを企画し開催しました。しかも2週連続。


1発目は恵那は大井町の老舗お食事処“水半茶寮”でのライブ。水半さんは手入れの行き届いた庭園に咲くしだれ桜がなんとも風流な和食処。

この日のために春の会席弁当を作っていただき、40人ほど集まったお客さんには音と味とで春を味わっていただきました。

ミュージシャンは、西川麻子(ピアノ)・高間康弘(ベース)と私のドラムのジャズトリオ。


(photo by K氏)

2発目は岩村町飯羽間に昨年オープンした“アトリエ・ハリス”。中部圏の女性誌などにも頻繁に登場する人気カフェです。

こちらでは手づくりマフィンや裏山で採れたという竹の子ご飯の他、名古屋からバリスタを呼んでラテアートを披露していただいたりと、カフェらしい時間を楽しんでいただきました。

ミュージシャンは、岡只良(ギター)・林香奈(ベース)・中川礼子(ボーカル)と私のドラム。



どちらのライブもお店の方々の多大なご協力の下実現したもので、お店側としてもお客さんにはいつも以上の特別な満足を持ち帰ってもらいたいと、打ち合わせの時からいろいろなご意見をいただき一緒に作り上げたライブとなったので、それぞれに満足のいく達成感がありました。

恵那では生のジャズライブを聴けるところがほとんどない、ということで、周りの方からもライブをやるなら聞きにいくから、と力強い後押しをいただけることもあり、そういった皆さんの声がここで音楽を続けていこうというモチベーションの一つになっています。

これからもライブを町と人を結ぶ交流の場と考えていろんな工夫を凝らして続けていきたいと思います。


と言っておいて、今度は恵那の外に出てライブをやります。多治見パレットというジャズクラブです。ここから一番近くでセッションに参加できるお店ということでお世話になっていたところ、ライブをやってみたらとマスターから声をかけていただきました。

こちらに来てから初めてのクラブでのライブ、せっかくの機会なので、“恵那市の、岩村町のミュージシャン”というところをしっかりPRしてきたいと思います笑

5月10日(金)20:00~ チャージ1500円 ピアノ:武元理恵子 ベース:祖父江憂樹 ドラム:佐藤暁彦のトリオでお送りいたします。

詳しくはパレットHPまで http://debbyart.com/live/live_p.html

お近くの方は是非遊びにいらしてください!!

ホットいわむら総会開催

2013-04-22 | 日記
組の行事で、秋葉神社にお参りをしてきました。

秋葉神社とは火除けの神様を祭っている神社で、静岡県に本宮があり全国に広まっているそうです。

私の借家の台所にもお札が貼ってありました。

ここら辺では組ごとの小さな祠をもち、この季節は組の皆さんで火災からの無事を願いお参りするそうです。

新町組の祠は石室千体仏のあるちょっとした丘の上。前日の風雨で散ってしまいましたが、何本かの桜に囲まれた人気のない落ちつく場所です。

組のような小さな単位でも毎年欠かさず神主さんによって祭儀が執り行なわれます。

町家が多く火災の恐ろしさをより身近に感じているこの町では、このお参りの持つ意味も一段深く浸透している気がします。

何より、この場所がとても静かで、神聖な気持ちが積み重なってきた場所でもあり、パワースポットなんて呼び名が付かずとも、その空気をとても気持ちよく感じます。

岩村の個人的お気に入りスポットに追加決定です。



話は変わって

先週になりますが、ホットいわむらの総会が行われ、前年度の事業報告と今年度の予算の承認がされました。

一年前、ここに来たときに初めて知ったホットの予算は、これが任意の団体の扱う金額かと正直驚くほどのものでした。

これは市の条例に基づいて各地区ごとにまちづくり基金として公金が支給されたものですが(実際は他の助成金が予算の多くを占めるのですが)、なぜ一任意団体が公金の受け皿となって事業を行えるのか、誰にそしてどうして認められているのか、そこはわかりづらい部分でした。

またホットの活動には行政との協働が欠かせませんが、これもまたなぜホットにはこれだけの公的なバックアップが付くのか、ホットと行政の関係を把握するのにもしばらく時間がかかりました。

実際ホットという団体は、逆に公的資金の受け皿になるために条例で定められ組織されたものなので、それがわかればこうした疑問は解決できるのですが、ある程度活動に関わってこないと外からではわかりづらいかもしれません。

きっと町の中でも最初の私と同じような疑問を持っている人も少なくないかと思いますし、知らないことで関わりを避けてしまうことはとてももったいないことだとも思います。

ここ数年に地域振興で果たした役割の大きさから、ホットに対する認識も高まってきたと聞きますので、今後町の一人ひとりが参加できるまちづくりを目指すためにも、ホットの“中”のことももっとよく知ってもらうことが大事になるかと思います。


今年度の事業計画もまたバラエティに富み、忙しい1年となりそうです。

昨年よりもこうした組織的なことや一連の流れを把握している分、また少し進んで皆さんのお役に立てることができるかと思います。

今年度のホットいわむらの動きにもどうぞご注目ください。

1年経ちました

2013-04-12 | 日記
4月3日、一ヶ月にわたるひなまつりイベントが幕を閉じました。

自分が担当させてもらったものについては、いろいろこうすればよかったとか反省はありますが、全体的にみれば町の一人ひとりに、何らかの形でかかわりを持ってもらおうという町としての試みはまた一つ前進したんじゃないでしょうか。


ひなまつり終了と同時に新年度を向かえ、市に提出する私のふるさと活性化協力隊員としての一年間の実績報告なるものを作成しました。

報告書を作っているうちに、この1年を細かに振り返っていると(正確には5月からの着任でしたが)、これが1年のうちの出来事か、と自分でも関わった物事の多さに驚きます。

この一年、私が何をしたか気になる方は、このブログを始めからお読みください笑

http://blog.goo.ne.jp/hot-iwamura-sato/e/b7302b2aa974c3b983af63e9aed22e8a

最初の方はやたらテンション高いです笑

絵文字もやたらと多いし


ブログを読み返すと楽しそうな日々が綴られていて、仕事はもちろん私生活でもここ岩村の生活をとても楽しんでいる様子がうかがえます。

私が協力隊員の仕事を始めたとき、この一年は町のこと全部を経験しよう、と決めていました。

もちろん全ては無理な話ですが、かなりのところは経験できたと思います。

ホットの仕事以外のことや、ここには書ききれなかったこともたくさんあります。

町の元気に役立ちたい、という目標があれば、いろんなことにチャレンジしていける伸びしろがまだ自分にはあったことにも驚きました。


しかし、その中には自分でイメージしていた“田舎暮らし”とは違ったものもあるし、いろんな媒体で学んだり話を聞いたりしたことや、自分で見つけたアイディアでも、通用しない・あるいは必要とされないこともある。単純に勉強不足・知識不足・技術不足だったり、伝え方が下手で説得力に欠けたり、自分の意見を切り込んでいく勇気がなかったり、状況を把握できずに“お門違い”“お呼びでない”“時期尚早”ってこともある。やりたいことはたくさんあるけど、自分の立場や組織的に出来ることと出来ないこと、自分の想いと求められているもののギャップを埋める必要もあります。


でも

それを補って余りあるほどに、この町は“人の魅力”に溢れています。

人懐っこくて個性的な町の人たちは、会って話せば好きになっちゃいます。

町への貢献を行動で示せば、自分のやりたいことをやるときには喜んでサポートしてくれます。

チャレンジすることを勧め、失敗してもまたやればいいと、後押ししてくれます。

これが1年かけて見つけた岩村の“強み”です。


任期はあと2年。

この町に残るには、何かしら自分で生活を立てていくものがなければいけません。

この町でしかできないこと、自分だからできること

この二つから導き出したものをあと2年のうちに取り組んでいこうと思います。


きっと2年後はあっという間ですね! 新しいスタートのつもりでまた今年度もやっていきたいと思います。

今年度も引き続き“忙しいスローライフ”の模様をこちらのブログでお楽しみください笑 

1day マルシェ at アトリエ・ハリス

2013-04-05 | 日記
岩村の元気、といえば、その象徴はもちろん私の所属する“ホットいわむら”であるわけですが、ホット以外でも岩村の元気を感じさせてくれる人がたくさんいらっしゃいます。

飯羽間地区の“アトリエ・ハリス”は、山あいの古民家を改装したカントリー風な内装がお洒落な小さなカフェ。

昨年オープンしたばかりですが、近郊の若い人からの支持も厚く、名古屋辺りからもハリス目当てで来るお客さんも多いという、最近注目のカフェです。





そのハリスに恵那近郊から名古屋方面まで手づくり小物作家などの出店を集めた“1dayマルシェ”と銘打ったイベントに遊びに行ってきました。


(以上写真はアトリエ・ハリスFBページより)

町なかではあまり見かけないナチュラルな雰囲気のファッションをした人たちで溢れ、なんだか私の知っている岩村らしからぬ雰囲気(笑)。

若干雨がちな天気にもかかわらず、県外ナンバーの車も多く、出店の人も見に来た人も混ぜこぜで活発な交流が生まれている様子。

でもみんな肩肘はらず、この“場”にいることを心底楽しんでる感じで、居心地の良さを感じます。

こんな風に若いスマートな感性が多く集まってきているのも、恵那・岩村の魅力の一つになってきてる気がします。

今後もハリスから目が離せませんっ・・・


と言って宣伝めきますが、実は今月ここアトリエ・ハリスでのジャズライブを企画しております。が、嬉しいことに既に予約で定員が埋まってしまいましたので、もしライブが好評であれば、また企画したいと思います。

参考までに今回自作のフライヤーです・・・