恵那市では、今後10年にわたる、目指すまちの「将来像」を実現するための「恵那市総合計画」の策定が始まっています。
人口減少が進み、地方都市として存続の淵に立たされる恵那が、10年後にもいきいきとした生活を市民が送るためにも、行政運営の大事な指針となるものです。
各地区ごとにも、それぞれの特色を活かした地域計画を作り上げ、総合計画に反映していくため、行政だけでなく地域活動の中心を担っている方や、これからの町を担っていく若い世代の方を交えた、地域計画策定会議がここ岩村でも始まりました。
先日はまず第1回目ということもあり、「岩村に住んで良いと思ったこと」「不便と思うこと」をグループで意見を出し合うところからスタートしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/a4/48783d111903590de3e942eb56f79f63.jpg)
・「良いところ」・・・「大きなスーパーがある」「ライフラインが整ってる」「歴史がある」「人が温かい」「イベントが町一体で盛り上がる」
・「不便なところ」・・・「車がないと生活にならない」「働く場が少ない」「イベントなどで出務が多い」
などなど。
次に10年後に「こうなってて欲しい」という町の姿についても話合われました。
・「観光で町が潤っていてほしい」「働く場が増えていてほしい」「人が増えていて欲しい」「今のいいところが残ってて欲しい」
などなど。
かなり大雑把なまとめですが、このような意見が出ていました。
おそらく地方の町だったらどこでも同じような意見となると思いますが、岩村が他と違うと感じるのは、多くの人が岩村に誇りを持っていること、岩村が好きなこと、岩村を特別な場として思っていること、という点でしょう。
これは、今後10年先も町が存続していくために、大事なベースとなるものです。全国さまざまな地域で「自分の町に誇りがもてない、愛着がない」という根本の揺らぎから立て直さなくてはいけないところばかりなのに、ここの部分を今の段階でクリアしているのは、大きなプラス要素だと思います。
もちろん実際には人口が自然減・社会減ともに進行し、観光の中心となるべき商店街の疲弊は深刻化していて、楽観視などは全くできない状況ではあります。
岩村の人口減少率が他よりなだらかなのは、新興住宅地が開発され、他の恵那市などから平行移動してきての現象。岩村ネイティブの人が減って、外からの移住者が増えれば、コミュニティの姿も様変わりするでしょう。
商店街も、今の店を担う人がもはや体力がなければ、新しいお店を増やす以外に選択肢がありませんが、果たして外資に頼らず、観光的に耐えうる質と量がまかなえるか。
町としてより開放的に価値観の多様性を受け入れて、外部の力も取り込んでいくのか、それとも岩村を岩村たらしめてきた愛郷心を守り、選択的に少数精鋭で切り抜けていくのか、そういった町としての戦略をこうした計画の中でも突っ込んで考えてみてもいいのかなと個人的には思います。
人口減少が進み、地方都市として存続の淵に立たされる恵那が、10年後にもいきいきとした生活を市民が送るためにも、行政運営の大事な指針となるものです。
各地区ごとにも、それぞれの特色を活かした地域計画を作り上げ、総合計画に反映していくため、行政だけでなく地域活動の中心を担っている方や、これからの町を担っていく若い世代の方を交えた、地域計画策定会議がここ岩村でも始まりました。
先日はまず第1回目ということもあり、「岩村に住んで良いと思ったこと」「不便と思うこと」をグループで意見を出し合うところからスタートしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/a4/48783d111903590de3e942eb56f79f63.jpg)
・「良いところ」・・・「大きなスーパーがある」「ライフラインが整ってる」「歴史がある」「人が温かい」「イベントが町一体で盛り上がる」
・「不便なところ」・・・「車がないと生活にならない」「働く場が少ない」「イベントなどで出務が多い」
などなど。
次に10年後に「こうなってて欲しい」という町の姿についても話合われました。
・「観光で町が潤っていてほしい」「働く場が増えていてほしい」「人が増えていて欲しい」「今のいいところが残ってて欲しい」
などなど。
かなり大雑把なまとめですが、このような意見が出ていました。
おそらく地方の町だったらどこでも同じような意見となると思いますが、岩村が他と違うと感じるのは、多くの人が岩村に誇りを持っていること、岩村が好きなこと、岩村を特別な場として思っていること、という点でしょう。
これは、今後10年先も町が存続していくために、大事なベースとなるものです。全国さまざまな地域で「自分の町に誇りがもてない、愛着がない」という根本の揺らぎから立て直さなくてはいけないところばかりなのに、ここの部分を今の段階でクリアしているのは、大きなプラス要素だと思います。
もちろん実際には人口が自然減・社会減ともに進行し、観光の中心となるべき商店街の疲弊は深刻化していて、楽観視などは全くできない状況ではあります。
岩村の人口減少率が他よりなだらかなのは、新興住宅地が開発され、他の恵那市などから平行移動してきての現象。岩村ネイティブの人が減って、外からの移住者が増えれば、コミュニティの姿も様変わりするでしょう。
商店街も、今の店を担う人がもはや体力がなければ、新しいお店を増やす以外に選択肢がありませんが、果たして外資に頼らず、観光的に耐えうる質と量がまかなえるか。
町としてより開放的に価値観の多様性を受け入れて、外部の力も取り込んでいくのか、それとも岩村を岩村たらしめてきた愛郷心を守り、選択的に少数精鋭で切り抜けていくのか、そういった町としての戦略をこうした計画の中でも突っ込んで考えてみてもいいのかなと個人的には思います。