温風茶館(おんぷうちゃかん)

好きなことを温かく語ろう。おひとりさま茶話会気分のいよいよ還暦ブログ。

2013今年の漢字

2013-12-14 12:39:21 | KAT-TUN
12月12日、今年の漢字が「輪」に決まった。
東京五輪の開催がいちばんの理由だそうで、
「お・も・て・な・し」も今年の流行語大賞に選ばれたし、
そういう意味ではオリンピックイヤーだったのだな。
2020年のオリンピック開催地が決まったのは
9月8日の早朝だった(日本時間)。
その時、一躍、時の人だった猪瀬東京都知事は、
献金疑惑でいまは一転、挙動不審の人に・・。

猪瀬直樹氏といえば、もともとノンフィクション作家だったなあ。
「マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一」という小説を読んだことがある。
川端と大宅は旧制茨木中学の一年違いの先輩後輩で、
急逝した大宅の葬儀では川端が弔辞を読んだ。

中学生のころは親しくなかったようだが、
家業を継いでいた大宅がその後上京して新聞記者になり、
東大を卒業した川端が小説家として独り立ちしはじめた頃は、
隣同士で下宿したり、大宅が一人目の奥さんと別れるときに
川端が立ち会ったり、腹を割ったつきあいだったようだ。
性格も生き方もまるで違う2人の少年期から青年期が
詳しい資料をもとに描かれている。
さすがノンフィクション作家、よく調べている。

小説を読んでいると、猪瀬氏はとらえどころのない川端より、
行動的で野心家の大宅壮一に強く関心を持っているようで、
もともと猪瀬氏自身が出世や名誉欲の強い人だったのかなと、今にして思うのだ。

ところで、わたしが個人的に今年の漢字を選ぶとしたら、
やはり『脱』かな。
田中くんのKAT−TUN脱退に驚き動揺し、
その後、歌ったり踊ったり話したりしている4人を見、
新しいアルバムを聴いて、覚悟を知った人間は強い、
人はいざとなれば過去から脱却できるのだと感じた。

4人になったKAT-TUNは、
今までと変わったわけではないけれども、
今までとは何かが違う。
ダウンと言う表現を使うと語弊があるかもしれないが、
すごく理想的なかたちでクールダウンした印象だ。

このかっこよさで突き進んでほしい、
来年はさらにスタイリッシュに、ぐっと引き締まった大人のグループに
なってほしいという願いも、『脱』という字に込めてみた

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