8/14のシューイチとSMAPのこと

８月１４日の朝、ＳＭＡＰが１２月３１日で解散すると発表があった。
スポーツ紙はもちろん、全国紙も一面に記事を掲載、
深夜のオリンピック中継の最中には、ニュースのテロップが流れたらしい。

この件に関しては噂も多いので、
冷静に動向を注視していたという中丸くんは、昨夜解散のことを知って
「困惑している」、
グループの活動を休止している自身の状況と照らし合わせて、
ひとごととは思えない気持ちを
「泣ける」とストレートに表現した。

おそらく、決断に至るまでに相当な話し合いを重ねたと思うので、
飲み込み辛いけれどその決断を尊重する気持ちを持って、
今後の活動が良い方向に進むように願うしかない、とも。

SMAPは男性グループとはどういったものかを提示した先駆者で、
同じ事務所の後輩は必ず何らかの影響を受けている。と続け、
そのグループ解散の報に、
「悲しいですね」と声を詰まらせた。
昨年の１１月、田口くんの脱退についてコメントしたときよりも
つらそうだった。


翌日は各局のワイドショーがＳＭＡＰの話題を取り上げた。
中には、今から再結成を期待したいとか、
１２月までのあいだに状況がかわるんじゃないかという声もあって、
正直、何言ってんだと思った。
そんなにあっさり決意が覆るなら、最初から解散なんて選択しないだろ。

それにしても、いろいろスッキリしないなあと思うこの騒動、
いちばん疑問なのは、１月の薄気味悪い謝罪のあとから
彼らが露骨に不穏なムードを見せ始めたことだ。
もしグループ内でほんとうに反目などがあったとしても
それを絶対おもてに出したりしないだろうし、
今までもそうしてきたハズだ。
なのに、いきなり、番組中にメンバー同士が言葉も交わさず、笑うこともせず。
これでは、「前を向いて」とは言ったが
誰も「解散しない」とは言わなかった１月の時点で、
今日のことは決まっていたようなものではないか。

詭弁みたいな事務所のコメント以外、我々にはなにもわからないけど、
各メンバーのコメントも、何も言わないのか言えないのか、
これほんとに本人が書いたの？って思うぐらい、形式どおりで
そっけないのよね。

ただ解散しますという報告だけで、どんな経緯があったとも、
１２月末まで５人で何をするとも
今後はどうする予定とも、誰も書いていない。
彼らの言葉が線ではなく点でしか伝わってこないところがスッキリしない。

グループの結成から今まで２８年間続いてきたものでも
ひとつのほころびからこんなにもろく崩れてしまうのだろうか。
このままだったら、最悪の場合、もう５人が顔をそろえることなく
１２月までいってしまいそうな、そんな気さえしてしまう。
ファンの人がさよならを言う場所や、ありがとうを伝える時間は
あるのだろうか。