199回目の「まじっすか」は、専門書店第2弾。
ロケ先は神保町(じんぼうちょう)。 おお、わたくしの好きな神保町!東京に行ったらほぼ立ち寄る神保町!
一軒目は農業書の専門店。
農業だけでなく、畜産、漁業、林業といった、第一次産業の本が揃っている。
最近女性に人気の、狩猟に関する本も。
店長お勧めの一冊に、「牛の結び方」という本がある。
牛にロープをかけるときの、縄の結び方がイラストでていねいに描いてあり、
これを見れば簡単に牛にロープがかけられる。
店長は、中丸くんをモデルに「応急簡易経絡」という方法を実践する。
まず牛の鼻を括る輪をつくり、首に巻いたロープをその輪っかに通し・・
なるほど、テレ番に「縛られる」(!!)と書いてあったのはこのことか。
私はてっきり、そういう関係の書店に行くのかと思った。
もしかして、その道のプロが集まるのか、
もしかして、団鬼六先生ばりの【落花狼藉の美学】が再現されるのかと、
テレビの前でめがねを拭いて待ち構えていたのに、新聞の見出しにしてやられた。
牛さんのかわりになわをかけられた中丸くんは、痛くない、やさしい結び方だと言う。
牛にストレスを与えないことまで計算されているのか。
さすがロープだけに、一筋縄ではいかない。
「緊縛」で興奮したついでに余談、
フランス文学の鹿島茂さんによると、
西洋の拘束具は「革」で、日本は「縄」だそうだ。
狩猟民族と農業民族の違いが関係しているのか?
また、かの「亀甲縛り」は日本特有のもので、不器用な西洋人にはあんな面倒な結び方はできないとも。
「亀甲縛り」は「米俵」の縄の掛け方がもとになっているのではという
仮説も立てておられたが、プロの緊縛師の方の意見では、米俵は結び方がまったく違うため、
「行李結び」を起源と考えるほうが有力だそうだ。
はなし戻って、
2軒目は気象庁の中にある、天気に関する本の店。
問題集、写真集、読み物、お天気記号トランプなど、気象にかかわるいろんなものが置いてある。
まんがキャラみたいな、一瞬性別不明な気象予報士の男性も登場。
天気にたとえると、男性が太陽、女性が雨だとしたら自分は「お天気雨」とおっしゃる。
ストレスフリーのロープワークや、ジェンダーフリーのお天気マニアや、
今回は扱う書物も、かかわっている人たちも更にユニーク。
個性的すぎて、中丸くんは最後までリズムがつかみきれないようだった。