広州 ☆ Hopeful Life

2012年8月から2017年3月までの広州生活の記録です。 子どもの写真付はカテゴリーから

西関とB級グルメ探索

2016-01-31 22:48:37 | ローカル探索・B級グルメ
2016年1月20日(水)

マンションのママさん達と大人の遠足企画で、荔湾湖公园周辺の広州で最も古くから栄えた商人の街「西关」とB級グルメ探索に行ってきました。
前に、大学生ボランティアさん達の企画があったんだけど用事で行けなかったので、ルートを教えてもらって興味のあるママさん達を誘って行ってみました(*´艸`*)

《探索ルート》
体育中心から1号線で长寿路 → 徒歩約10分 文塔 → 凌记でおやつ休憩→ 西关大屋·荔湾湖の周りを散歩 → 竹园竹升面店でランチ後解散



あいにくの雨の中、长寿路B出口からしばらく歩くと、荔湾湖と書かれた大きな石が。
梁氏宗祠の奥のお土産やさんをちょろっと覗いて、水路に沿って歩くと文塔がありました。





文塔は、明の終わり~清の始めに建てられた塔で、文運(学問)の神様を祀っているそう。神様は手に筆を握っていて、誰が科挙に合格するか、文人詩人の誰が功名を得ることができるかの運命を握っている。そのため、文塔は尖った鉛筆の形をしているらしいです。
塔の近くには日本の絵馬みたいに願い事が書かれた布が結ばれていました。文塔の周りを一周してお願い事をするみたいです。
百度で調べたら「中国には文塔が6つあって、そのうち3つは广东省にある」そうです。

動物点心で有名な広州三大酒家の泮渓酒家の前を通り過ぎて北へ向かい「凌记」という老舗へ。
濑粉làifěnという極太ビーフンや椰子冻糕(ココナッツプリン)、芒果冻糕(マンゴープリン)が名物ということで注文してみました。あと、三酱猪肠粉も。どれも西关の昔ながらの食べ物だそうです。



濑粉はでろでろ柔らかい麺を想像していたら、思ってたよりしっかりもちもちの米麺で、エビ出汁がきいた優しい味で美味しかったです。
飲茶の肠粉は蒸した米粉の膜で具材を包むけれど、この猪肠粉は肠粉をくるくる丸めてタレをかけて食べる物だそう。猪とあるけど豚肉が入っている訳ではなく、見た目が豚の腸に似ているから名前はこうなったのだとか。
冻糕はほの甘くてデザートに美味しいけれど、味が薄くてちょっと物足りないかな~。

再び南へ戻って泮渓酒家の前を通り過ぎてすぐに、アヘン戦争の頃の豪商の邸宅跡だという西关大屋が。案内の看板があって建物の外観は見られたけど、中は公開してないみたいで残念!
荔湾湖の周りは観光地としてきれいに整備されたので昔のままの雰囲気ではないようだけど、所々古い建築物が残っていて面白かったです。晴れた日はもっと景色がきれいでよかっただろうなぁ~。
小舟に乗って湖を遊覧したり、艇仔粥を食べられたりもするみたいだけれど、観光地価格で高そうでした。



最後に「竹园竹升面店」へ。竹升面という青竹を使って麺を打つ竹打ち麺が名物で、お店の看板メニューのエビワンタン麺は細麺にプリプリのワンタンが美味しかったです。
麺だけでも売ってて、確か1パック12元でした。土日は実際に青竹を使って麺を打ってる所を見られるそうです。

この日は、その後地下鉄で黄沙に寄って「多乐之日 Tous Les Jours」のパンを買って帰りました。


大学生ボランティアさん達の企画の時は、この後さらに长寿路まで戻って、「顺记」で椰子雪糕(ココナッツアイス)、「陈添记」で凉拌鱼皮と艇仔粥も食べたそう。盛りだくさん!

私は広州のお粥で艇仔粥が1番好きになったんだけど、広州出身の大学生に聞いたら陈添记が1番美味しいって!以前、荔湾广场での買物ついで寄って食べたら本当に美味しかった~!
あと、このお店名物の凉拌鱼皮も!鯉の種類の魚の皮らしいけど、プリプリ食感に特製のタレがまたおいしくて、お土産に買って帰ったら子ども達も美味し~い!って( ^q^ )
年末にこのお店が無くなるなんて噂があったんだけど、実際の所はどうなんだろ?無くならないで欲しいなぁ。