忘備録の泉

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第7の習慣「刃を研ぐ」

2017-10-07 10:46:36 | Library
第7の習慣は、刃を研ぐ時間をとることである。
その習慣が身につけば、他のすべての習慣を実現可能にする。
第7の習慣は個人のPC(成果を生み出す能力)である。
あなたの最大の資産、つまりあなた自身の価値を維持し高めていくための習慣である。
あなたという人間をつくっている四つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)の刃を研ぎ、再新再生させるための習慣である。
「刃を研ぐ」というのは、基本的に四つの側面すべての動機を意味している。
すべてを日頃から鍛え、バランスを考えて磨いていく。
そのためには、私たちは主体的であらねばならない。
刃を研ぐのは「時間管理のマトリクス」でいう第Ⅱ領域に入る活動であり、第Ⅱ領域は、あなたが主体的に行うべき活動の領域である。
第Ⅰ領域の活動は緊急であるから、自分から主体的に動かなくとも、活動のほうからあなたに働きかけてくる。
しかしあなたのPCは、自分から働きかけなくてはならない。
「刃を研ぐ」ことは、自分の人生に対してできる最大の投資である。
自分自身に投資することだ。
人生に立ち向かうとき、あるいは何かに貢献しようとするときに使える道具は、自分自身しかない。
自分という道具に投資することが「刃を研ぐ」習慣なのである。
自分自身を道具にして成果を出し、効果的な人生を生きるためには、定期的に四つの側面すべての刃を研ぐ時間をつくらなければならない。
四つの側面はそれぞれに大切だが、四つのバランスを考えて磨くことによって最大の効果が得られる。
どれか一つでもおろそかにしたら、他の三つの側面に必ず悪影響が及ぶ。
バランスのとれた再新再生そのものが、シナジーを創り出す。
再新再生は、成長と変化を繰り返しながら、螺旋階段を登るようにして自分自身を継続的に高めていく原則である。
上向きの螺旋を登るように成長していくためには、良心を鍛え、良心に従って再新再生のプロセスを一歩ずつ進んでいく努力をしなければならない。
良心が鍛えられれば、私たちは自由、内面の安定、知恵、力を得て、正しい道を歩んでいくことができる。
上向きの螺旋階段を登るには、より高い次元で学び、決意し、実行することが求められる。
たえず上を目指して登っていくには、学び、決意し、実行し、さらにまた学び、決意し、実行していかなくてはならないのである。

「7つの習慣」より


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