祭りと復興祈願

　未曾有の震災に際し、飛騨地区の神社の見解が別れています。起こし太鼓や屋台の引きそろえを自粛した古川祭り、神岡も自粛を発表していました。
　春の高山祭りは例年どうりと発表しています。祭りは全体が神事であり、国家の安寧・氏子の安泰と五穀豊穣を祈念する行事であり、合わせて被災地の皆様の復興を祈願して執り行うとしています。
　それぞれの見解があって良いと思いますが、何らかの形で被災地の皆様の気持ちをおもんばかるところが大切なのではないでしょうか。
　５月には３０年に一度の八幡神社の大祭が予定されています。飛騨の各神社の対応もいろいろ取りざたされていますが、参向規模の縮小もあるのではないでしょうか。各神社の氏子の皆さんが判断される事と思います。
　話は変わりますが、とうとう東京都の飲料水まで影響が出てしまいました。乳児への摂取を控えるという内容のようですが、一時も早く沈静化して欲しいものです。飲料水といえば各自治体でも、名水をうたい文句に独自に商品化されているところも多々あります。当然備蓄用もあることと思いますから、被災地へは贈られることと思いますが、今回の場合は日常の飲料水ということなので、早く対応されて事態を納めて欲しいと願うばかりです。