オリオン座流星群が今夜見頃となる予定と出ていました。北陸~東北の日本海側では、雲の間から流星観測のチャンスがありますとのことでしたが、残念ながら雨雲に覆われて今回は見えそうにありません。秋の夜長の流星観測とはいきませんでした。
円がとうとう76円を割り75円台に突入(ロンドン、ニューヨーク市場)と伝えています。欧州の通貨危機、金融危機は、その思惑がギリシャを飛び越えてスペイン、イタリアへと移っていると・・・あるコーナーに「日本化する世界経済」と出ていました。世界は今後日本のように生産人校の頭打ちと技術革新の限界で低成長・デフレの波にさらされると述べています。また失業率が高止まりしているのに、各国とも緊縮財政を迫られている。負担は特に若者に集中しがちだ。若者を中心としたデモの嵐が引いている欧米の状況を見ると、経済のブロック化は新たな軋轢を生みそうです・・・
何だか先行きに不安を感じるのは私だけでしょうか・・・
今日は文教経済委員会で、昨年発行したプレミアム商品券発行の分析と評価を話し合いました。又、市の制度融資実績についても分析しました。
プレミアム商品券については、総額20億円と大型化した発行額のマイナス面についても話し合いました。建築関係、自動車関係でそれぞれ3億円を超す消費が見られた点については、住宅エコポイントやエコカー減税のある中で、本当に不況に苦しむ小売業対策として機能したのか、完売したとはいうものの取扱店アンケートでは、「プレミアム商品券の発行で売り上げは変わらない」が圧倒的に多かった結果と合わせ考えると、政策は何を対象として組み立て、どこに手当てするのか等の事前検証も大切であると感じたところです。
制度融資については、市が直接金融を担うことは難しく決して最後の駆け込み寺的に機能しないことも現実問題です。金融機関のプロパー融資と公的機関の制度融資はやはり借り手の自己コントロールも大切であると言えます。これまでも高山市は潤沢な融資枠を準備して、不況下の資金需要に備える環境を整えてきたところです。リーマンショック後の制度要件の緩和で、借りやすい環境が整った平成20年以後、少し当初予算での融資枠が適切であったかの議論が決算認定時にありましたが、不要額についての分析を重ね、金融機関や保証協会との連携を密にして適切な予算編成に取り組んで欲しいものです。不況下の景気対策としては制度融資の枠拡大と公共事業に頼ることが多かったのですが、地域経済の分析を重ね、どのような手だてが講じれるのか、議会としても取り組んでみたいと思います。