中田清介のブログ:ほんまち界隈

下町の風情を残す本町商店街の四季折々や日々の活動報告を綴っていきます(2022年6月よりgooブログに引っ越し)

紅葉ハイキング

2011-10-30 21:34:00 | ボランテイア

 今日は野遊び倶楽部紅葉ハイキングに参加しました。総合福祉センターを出発して国分寺通りを東に向かい、朝市通りを経て江名子川沿いを遡り東山寺院群の雲竜寺へ、そこを起点としてとして東山遊歩道を巡り城山の大隆寺まで歩きました。途中野あそび倶楽部の会員でもあるボランテイアガイドの上野さんに、各寺院の由緒来歴などの解説を受けながら紅葉の秋を楽しんで来ることが出来ました。東山寺院群は元々金森家が城下町経営のために建立した寺院が多く、その歴史を改めて思い起こすことが出来ました。

 今日は市内の紅葉を見ながらの散策でしたので、市内のゴミ拾いをかねて歩きましたが、観光客で賑わう地域もそのコースに入れていたのですが、吸い殻などが少し目立った程度で、余り苦労することはありませんでした。城山や各寺院の紅葉も見られて、参加者もボランティアも元気一杯歩いてこられました。歩き始めの雨も何とか大事にならずに済み、全員無事に解散することが出来ました。




球磨川鉄道と地域公共交通連携計画

2011-10-28 12:09:00 | 市政関連
 10月25日、26日にかけて熊本県球磨地方に出掛けてきました。「人吉・球磨地域公共交通連携計画」について調査すると共にその実情を視察させて頂きました。
 球磨地方は熊本県南部に位置し、鹿児島県、宮崎県と県境を接する10市町村から構成されています。中心は人吉市(人口約3万6千人)であり、西から球磨村、山江村、玉木村、相良村、錦町、あさぎり町、湯前長、水上村で人口約7万人の地域です。人吉・球磨地域では、JR 肥薩線、くま川鉄道の2 つの鉄道路線、人吉市と各地域を結ぶ産交バスの路線バス網のほか、各自治体が中心となって運営されている地域内交通が地域の足を担っている状況です。高山市では地域公共交通の基盤をJR高山線と、それと並行して走る濃飛バスの南北線、及び新穂高線、白川村線が担っています。しかしながら広い地域を連絡連携する路線網の構築と運賃体系の連携で、地域政策としての実証運行を実施しています。過疎化から来る人口減と乗車率の低下は、運賃収入の低下、便数の減少乗り合い事業者の撤退などを生み、交通弱者の足の確保、通学路線の維持などの面で様々な問題が起きています。
 谷筋によって隔絶されて地域をもつ、過疎化に悩む地域を抱える、地域に6つの高校を抱える通学対策の必要性、医療機関は主に人吉地区に集中し県境を越えた医療圏・医療需要をもつなど、共通する地域事情がある。観光面では地域の産業構造から観光に活路を見いださねばならない等共通点が多く、比較検討する中で今後の高山市の本格運行への議論に役立てたいと人吉地区を選び視察させて頂きました。
 実情は3セク鉄道としての球磨川鉄道の維持を主眼として、地域の基幹路線として捉えた地域交通の連携を図る計画となっています。又、産交バス路線の補完としての各自治体運営バス等の路線を組み合わせていますが、バス路線の相互連携や運行連携までには未だ手が回らない状況でした。そんな中で球磨川鉄道の利用者増を図るために、九州旅客鉄道(JR九州)の車両デザインを手がけて注目を浴びる、水戸岡鋭治氏のデザインを導入した、KUMA1・2号を導入し、観光客の利用による乗車率のアップに取り組んでいます。

 列車内の内装を利用者の目線から捉え、独創的なデザインで改革していくのが水戸岡流とでも言うのでしょうか、多くの観光客の皆さんで賑わっていました。観光都市高山にあっても新たな観光資源の開発や、指針としての観光におけるビジョンの確立が求められています。少しうらやましい視点でした。




火炉頭無賓主

2011-10-23 18:43:00 | 四季折々

 昨日は煎茶の会の30周年記念祝賀会に富山まで行ってきました。祝賀会に先立って煎茶席、玉露席の2席を楽しんでくることができました。玉露席に「無賓主」の色紙が軸の変わりにかけられてあり、「今日の開筵の趣旨」との解説があり、感じ入ったところです。
 帰ってから調べたところ、禅語の「火炉頭無賓主」(かろとうにひんじゅなし)の後半部と判じました。意味するところは、囲炉裏端にあっては主客をこえた一体の世界を・・ということのようです。まさに心広き世界を醸し出す心根というものかと感じました。
 ついでながら同志社大学には「無賓主庵」という建物があるそうです。解説には「無賓主庵は、約700 年前飛騨高山に平家の落武者により建てられたと伝えられる砦式造家屋の一部で、校友奥村虎之助氏から1979年に寄贈されたものです。同志社の公的な賓客を中心として、その他国際交流、親善のための会合などに使用されています。」とありました。これも無賓主の意そのままの趣旨での活用だなと感じ入ると共に、ぜひ一度見せて頂きたいと思いました。
 余談ですが煎茶席の「茶銘」をご相談受けましたので、「羌笛」(きょうてき)と提案させて頂きました。茶の木の原産地は雲南省です。中華から見れば彼の地は「羌」(えびす)の地です。異民族の吹く哀愁に満ちた笛の音は古来漢詩にも取り上げられる詩題です。又「羌」(えびす)の地はチベットからモンゴルにいたる大草原の地でもあります。当日の煎茶は非常に鮮やかな緑色をなす品種であり、深蒸しの煎茶と異なる非常に爽やかな風味の煎茶であり、そうした意味も込めて茶銘としてみました。
しかしながら
 火炉頭無賓主・・・いい言葉だと思います。





オリオン座流星群と不況対策

2011-10-21 23:50:00 | 経済

 オリオン座流星群が今夜見頃となる予定と出ていました。北陸~東北の日本海側では、雲の間から流星観測のチャンスがありますとのことでしたが、残念ながら雨雲に覆われて今回は見えそうにありません。秋の夜長の流星観測とはいきませんでした。
 円がとうとう76円を割り75円台に突入(ロンドン、ニューヨーク市場)と伝えています。欧州の通貨危機、金融危機は、その思惑がギリシャを飛び越えてスペイン、イタリアへと移っていると・・・あるコーナーに「日本化する世界経済」と出ていました。世界は今後日本のように生産人校の頭打ちと技術革新の限界で低成長・デフレの波にさらされると述べています。また失業率が高止まりしているのに、各国とも緊縮財政を迫られている。負担は特に若者に集中しがちだ。若者を中心としたデモの嵐が引いている欧米の状況を見ると、経済のブロック化は新たな軋轢を生みそうです・・・
 何だか先行きに不安を感じるのは私だけでしょうか・・・
今日は文教経済委員会で、昨年発行したプレミアム商品券発行の分析と評価を話し合いました。又、市の制度融資実績についても分析しました。
 プレミアム商品券については、総額20億円と大型化した発行額のマイナス面についても話し合いました。建築関係、自動車関係でそれぞれ3億円を超す消費が見られた点については、住宅エコポイントやエコカー減税のある中で、本当に不況に苦しむ小売業対策として機能したのか、完売したとはいうものの取扱店アンケートでは、「プレミアム商品券の発行で売り上げは変わらない」が圧倒的に多かった結果と合わせ考えると、政策は何を対象として組み立て、どこに手当てするのか等の事前検証も大切であると感じたところです。
 制度融資については、市が直接金融を担うことは難しく決して最後の駆け込み寺的に機能しないことも現実問題です。金融機関のプロパー融資と公的機関の制度融資はやはり借り手の自己コントロールも大切であると言えます。これまでも高山市は潤沢な融資枠を準備して、不況下の資金需要に備える環境を整えてきたところです。リーマンショック後の制度要件の緩和で、借りやすい環境が整った平成20年以後、少し当初予算での融資枠が適切であったかの議論が決算認定時にありましたが、不要額についての分析を重ね、金融機関や保証協会との連携を密にして適切な予算編成に取り組んで欲しいものです。不況下の景気対策としては制度融資の枠拡大と公共事業に頼ることが多かったのですが、地域経済の分析を重ね、どのような手だてが講じれるのか、議会としても取り組んでみたいと思います。


ドラゴンズの連覇

2011-10-20 00:45:00 | スポーツ・イベント
 18日の横浜戦で引き分けてやっとこさ優勝を決めましたが、めでたしめでたしでした。今期は交流戦での感触が良く期待していたところ、夏場に下降線をたどり、10ゲーム差ではクライマックスシリーズ狙いしかしょうがないだろうなと思っていた矢先、なんとヤクルト4連戦に買ってしまい最後の粘りで優勝! 9連覇の頃の巨人の底力のようなものを感じました。物心ついた頃からのドラファンであり、10連覇を阻止し与那嶺監督で優勝した時には、燃えよドランゴンズを歌って巨人ファンばかりの修業先で祝勝会を、経費自分持ちで祝ったことを思い出します。
 名古屋では優勝セールが伝えられていますが、少しでも景気浮揚に役立ってもらえればと願っています。落合監督の今期限りの契約終了が伝えられていますが、フロントの判断が良かったのかどうか、いまいち納得がいかない面もあります。勝負の世界は勝ってなんぼの世界であり、ドラゴンズを勝負強い球団に育て上げた功績は大きいと思っています。トレードや監督交代はつきものの業界であり、選手の皆さんは今後も精進して日本一を勝ち取って欲しいと願っています。