中田清介のブログ:ほんまち界隈

下町の風情を残す本町商店街の四季折々や日々の活動報告を綴っていきます(2022年6月よりgooブログに引っ越し)

大阪ダブル選挙

2011-11-28 20:31:00 | 政治
 ダブル選挙の結果は皆さまご承知の通り、大阪維新の会の圧勝に終わりました。特に大阪市役所には大きな激震が走ったことでしょう。職員基本条例、教育基本条例など物議を醸しそうな案件が控えているとなればこれから目が離せなくなりそうです。選挙結果を受けて何だか政界再編の話もうごめいてきているようです。野田政権の打ち出した消費増税と絡んで来年の総選挙が取りざたされています。TPP問題と消費増税がからんでの総選挙ムードはおさまりそうもありません。しかし大阪都構想で一転突破された既成政党も慌てているんでしょうね。しかも橋下バッシングはすごかったですね~!
 でもヨーロッパの財政危機の方がもっと目が離せないですね。なんとも不気味な動きとなってきました。 
 話は変わりますが、28日現在国分寺の大銀杏は未だ散っていません。大銀杏が葉を落とすと雪になるといわれていますが、このところガソリンスタンドには冬タイヤに履き替える車がひっきりなしに訪れています。我が家の冬タイヤ着装は一応昨日で終了しています。我が家の庭も少し素人仕事の雪囲いをしてやりました。
 40兆円しか税収のないのにその倍の予算を組む日本。この年の瀬、不況にあえぐ皆さんの悲鳴が聞こえそうです。
 




中山道醒ヶ井宿

2011-11-26 14:12:00 | 四季の彩り

 昨日は揖斐川町まで出掛ける用事がありましたので、以前に紅葉が綺麗だった醒ヶ井宿まで足を伸ばしてきました。高山を出るときには廻りの山々が白く雪化粧をしていましたが、大垣・揖斐方面は時折時雨れるなかで高山よりは暖かな気温で推移しました。
 関ヶ原を越える頃には少し雨模様でしたが、醒ヶ井に着く頃には雨も上がり傘をささずに散策することが出来ました。
 居醒の清水から流れる地蔵川の清流は、梅花藻と「はりよ」の生息地としても知られています。


 かつての宿場町の賑わいありませんが、了徳寺の「お葉付き銀杏」や地蔵川の清流、国の登録有形文化財の「醒ヶ井郵便局」など落ち着きのある宿場町のまちなみを散策してきました。モミジの紅葉を期待していったのですが、高山とは気候が異なり12月初旬からが見頃となるようです。



「札割れ」と高山市の景気対策そして産業政策

2011-11-26 09:45:00 | 経済
 
















 一昨日報じられたドイツ国債の「札割れ」、その道の専門用語であるらしいのですが素人が耳にしても異常事態が迫ってきていることが感じられます。入札で募集額に投資家の需要が届かない事態を「札割れ」というらしいのですがが、今回のドイツ国債の募集では、募集額の1/3に達する事態に懸念が広がっているようです。ユーロ圏3位の経済規模であるイタリア国債の急落が誘発した事態と言うことのようですが、25日に実施されたイタリア国債の入札も不調であったと今日の日経新聞は報じています。欧米銀行株も軒並み下落に転じていることから、資本不足からの貸し渋り懸念が広がります。各国証券市場の平均株価も急落しており、市場からの資本調達にも不安が広がり、一層の景気悪化を予想する向きもあります。
 経済のグローバル化が進んだ今日、こうした世界規模での経済の変動は日本経済にもダイレクトに影響してきます。
 高山市の景気動向については、先日岐阜県中小企業団体中央会の景況調査報告で少しコメントしましたが、春先の大震災からの落ち込みからは回復しつつあるものの、以前の水準までは回復していない状況で推移しています。高山市の12月議会へ向けた定例記者会見でも、5億円の景気対策を含む6億円余の補正予算について発表したものの、記者の質問は高根診療所における無資格看護師の採用事件に終始したようで、土木費での景気対策5億円には余り関心が示されなかったようです。
 今期の文教経済委員会は、地元企業への振興策をどうするのかを重点課題として調査していますが、これまでの前例踏襲の予算計上ばかりでなく、行政と民間が少し先を見据えた目標・ビジョンを共有する中での産業振興施策の充実、これなくして景気浮揚もあり得ないと考えます。その場しのぎの景気対策よりも、腰を据えた地元経済の体質改善の取り組みと実効策が必用ではないかと考えています。例えば観光と文化の関係とそれぞれの位置づけ、それを側面で支える文化振興条例や、観光交流計画などの制定や策定。「飛騨高山ブランド」強化による産業振興を打ち出した「高山市産業振興計画」そのものを否定はしませんが、現状の高山市を取り巻く経済状況の下で、新たな成長分野をどこに求めるのか、何が弱点でどこに手当をするのか、そうした面でもう一度高山市の経済分野の政策の体系を見直すべきではないか、又それを実行する庁内組織の見直し、その上で政策の実行を担保する総合計画をはじめとする諸施策における成果指標の導入の必要性などを痛切に感じています。
 中期的に見れば、高山市第8次総合計画策定への準備段階へはいる次年度からが大切な時期となると考えますが、市民も議会も行政も、そして関連団体も各企業も未来を見据え大所高所に立って議論を重ねていきたいものです。



勤労感謝の日

2011-11-23 22:29:00 | 経済

 岐阜県中小企業景況グラフが発表されました。DI値はここ2年間で大きく変動しました。最も大きなものは3.11大震災の影響です。5月はその影響をもろに受けたDI値となりましたが、秋口に入って持ち直してきています。10月は-30と一番の回復度となりました。一事の自粛ムードもゆるみ、観光シーズンとなった事も影響しているようです。高山でも10月後半から観光のお客様が増えたように感じています。特に外国人観光客も戻ってきているように感じます。
今日勤労感謝の日の上三之町は、ご覧のように賑わっていました。少し景気そのものが持ち直していると見ることが出来るのでしょうが、実態から言うと厳しさが増しているようです。特に中心市街地では古い町並みの観光関連のお店も、思うように売り上げが伸びない。商店街でも大震災前のレベルになかなか戻らないと嘆かれます。アーケードの照明もLED照明に切り替え、蛍光灯は消すなどの経費削減を実施しているところもあります。観光に依存する飛騨地域と違って、県下では輸出型産業に依存するところも多く、ヨーロッパの金融危機の影響や、タイの水害の影響など不安定要因を抱える中での経済の行方が不安視されます。
 円高の進行も同様の不安要因です。為替介入があったものの再び七七円を挟んで円高の様相がかいま見える状況です。
 70億人を抱える世界が、4%台の経済成長を遂げられるのか、その必要性はあるのかというような経済誌の記事も見ましたが、皆さんはどのように感じていらっしゃるでしょうか。



飛騨ネギと乗鞍

2011-11-23 00:10:00 | 四季折々

 昨晩(21日)は冷たい雨が降るなかで、私の班が担当する最後の「高山市議会市民意見交換会」を西小学校で開催してきました。11カ月4日から市内20カ所の会場を4班で回った今回の交換会は、これで終了しました。市民の皆さんから承ったご意見は、今後整理して対応させていただくことになります。各会場においで下さった皆さまに改めて感謝申し上げます。
 一夜明けた22日は、乗鞍が冬化粧してくれていました。高山の冬らしくなってきました。久しぶりに時間が出来ましたので畑のネギを少し掘ってきました。4月の選挙後に植えたネギですが今年も立派に育ってくれました。「飛騨の一本ねぎ」としてすこし名前が売れています。霜に当たった後がおいしさが増すといわれており、寒さが増してきた頃が収穫時となります。今年も根本が太い甘みのある柔らかなネギが育ちました。早速夕飯には鍋物にたっぷりと使って収穫を祝いました。