中田清介のブログ:ほんまち界隈

下町の風情を残す本町商店街の四季折々や日々の活動報告を綴っていきます(2022年6月よりgooブログに引っ越し)

ペルーウルバンバ郡出張より帰国

2013-08-31 00:47:00 | 市政関連
 
 ペルー出張より29日に帰国しました。高山市とペルーウルバンバ郡との友好都市提携調印式が25日同郡マチュピチュ遺跡にて行われ、議長として調印式に立ち会ってきました。
当日は前日の雨が上がり、大勢の外国人観光客で賑わう遺跡の中の「聖なる広場」で式典が行われました。末永く友好の絆が続くことを祈念するものです。
 インカ文明の遺跡が残るウルバンバ郡ですが、マチュピチュやオリャンタイタンボの遺跡を有する観光地でもあり、外国人観光客を受け入れるホテルやレストランなどの施設整備が進められています。
 調印式前日に行われた両市関係者による公式な意見交換会では、観光地としての廃棄物処理などについても話がおよび、日本の進んだ廃棄処理技術を学びたいとの要望も出ていました。今後の友好都市としての交流については特に教育面、農業振興面での高山市の協力を求める要望が表明されました。 
 今回現地を訪れ関係者との交流を深める中で感じたことは、やはり遠いな~と感じることでした。又要望されていた観光以外の産業面、教育面での交流には、これからの長い時間をかけ双方が努力する必要があること、経済的な格差がある中では現状を見据えた長期の交流を根底とし、経済的援助に偏らない交流に心がける必要があると感じました。
 しかし世界遺産としての遺跡の保存などについては学ぶべき点も多々あり、今後の文化芸術面での交流にも期待するところが多々あると感じてきました。





 明日31日は午後3時より市役所地下ホールにて、平成25年度高山市議会第1回市民意見交換会を開催します。第1部は高山西高校の生徒によるディべート、第2部は第1部のディべートを受け手の市民意見交換会としています。どなたでも参加頂けますのでお出掛け頂ければ幸いです。

 
 


大丈夫なのか第1四半期の公共事業発注

2013-08-18 01:54:00 | 市政関連
平成25年度第1四半期の公共事業発注量を調べてみました。明らかに平成24年度比で大きく減少しています。発注額で11億5千万円の減少、対前年比で62%と言う状態です。明らかにアベノミクスに頼ったばかりに見通しを誤った状況です。本来は切れ目のない経済対策を狙うはずだったのに当てが外れた状況となっています。くわしくはこちらからご覧下さい。
http://www3.ocn.ne.jp/~seisuke/25daiitisihanki.htm
建設業界の苦境が続いています。平成17年国勢調査と平成22年国勢調査の結果を分析してみると、高山市の建設業界の変化が見て取れます。国勢調査結果の公表にはタイムラグがあり、現状はもっと変化していると思われますが、それにしても1、344人という大きな減少です。その分だけ地域の雇用の受け皿が減っていると言うことです。公共工事における社会的変化と言うだけでは割り切れないところです。



高山市のコーホート分析

2013-08-17 14:09:00 | 市政関連
これはある年代(コーホート)が、定められた期間の中で何人増減するかを見るものです。今回は国勢調査の5才年齢別人口を使用しました。5年前の5才下の世代の人口を引き算することによって、その5年間にその年代の人が何人流出したか、何人流入したかを知ることが出来ます。計算を簡単にするために自然減も含んだ数字ですが若い世代に関しては余り気にする必要がないため、結果的には社会増減を表すものといえます。折れ線グラフにすることで地域に固有の波形を描くことが出来るといわれます。
 高山市のコーホート分析です。大学生・就職期に大量に流出して、子育て世代に増加が見られるが基調としては減少傾向にあります。
気になるのはH22では大学生・就職期流出数が増加し、子育て世代の流入数が減少していることです。又退職世代の増加は団塊の世代のリタイアで分からない事もありません。人口減少化の中で高齢者の比率が高まっています。このところ就職難も重なり、大学生・就職期世代が都会への流出や大学院への進学等もあって大幅に増加していますが、その受け皿が派遣やパートであるとすると、様々な問題が出てくると思われます。




「議長抱負」

2013-08-04 22:20:00 | 議会活動

 
















 議会だより第12号:2013年8月1日号が発行されました。今回は5月臨時会の報告と6月定例会の報告が主な内容となっていますが、3ページに「議長抱負」を掲載して頂きました。内容は『見える化、見せる化、話せる化の推進』とのタイトルで、市民皆さまのご意見を市政に反映できる議会活動に努力させていただくという内容です。掲載文の内容は以下のとおりです。
『見える化、見せる化、話せる化の推進』
 第80代議長に就任させていただきました。今後議会改革を通じた審議・審査の充実を図り、市民皆様のご意見を市政に反映できる議会活動に努力して参る所存です。
現在、高山市議会は議会改革に取り組んでおり、チーム議会として様々な改革を実行して参りました。「決定の前に審議を尽くす」事、「執行の後の検証に努める」事がその基本姿勢といえます。
その為には『見える化、見せる化、話せる化』を推進し、議論する議会の姿を確立することが必要であると認識しています。
まず『見える化』は審議・審査の過程をテレビ中継などを通じ、全て見ていただく体制としました。又定例会前の協議会を廃止し、審議・審査の空洞化を避ける対応を徹底しました。『見せる化』は、見える化した議会の活動を、市民の皆様に周知していく活動と捉え、多くの機会を活用して情報発信しています。2元代表制における議会の役割をご理解いただく重要なポイントと認識しています。『話せる化』は地域別・分野別意見交換会等を通じて、市民皆様の意見をうかがう体制を充実する事と捉えています。自らアウトリーチ(出張・訪問)を徹底する事と考えます。
さて今年度は、高山市第八次総合計画に向け『総合計画に関する特別委員会』を設置いたしました。交付税の合併特例加算が切れる等、高山市に大きな変革をもたらす計画期間と捉えており、議会全体でしっかりと対応していきたいと考えています。