ペルー出張より29日に帰国しました。高山市とペルーウルバンバ郡との友好都市提携調印式が25日同郡マチュピチュ遺跡にて行われ、議長として調印式に立ち会ってきました。
当日は前日の雨が上がり、大勢の外国人観光客で賑わう遺跡の中の「聖なる広場」で式典が行われました。末永く友好の絆が続くことを祈念するものです。
インカ文明の遺跡が残るウルバンバ郡ですが、マチュピチュやオリャンタイタンボの遺跡を有する観光地でもあり、外国人観光客を受け入れるホテルやレストランなどの施設整備が進められています。
調印式前日に行われた両市関係者による公式な意見交換会では、観光地としての廃棄物処理などについても話がおよび、日本の進んだ廃棄処理技術を学びたいとの要望も出ていました。今後の友好都市としての交流については特に教育面、農業振興面での高山市の協力を求める要望が表明されました。
今回現地を訪れ関係者との交流を深める中で感じたことは、やはり遠いな~と感じることでした。又要望されていた観光以外の産業面、教育面での交流には、これからの長い時間をかけ双方が努力する必要があること、経済的な格差がある中では現状を見据えた長期の交流を根底とし、経済的援助に偏らない交流に心がける必要があると感じました。
しかし世界遺産としての遺跡の保存などについては学ぶべき点も多々あり、今後の文化芸術面での交流にも期待するところが多々あると感じてきました。
明日31日は午後3時より市役所地下ホールにて、平成25年度高山市議会第1回市民意見交換会を開催します。第1部は高山西高校の生徒によるディべート、第2部は第1部のディべートを受け手の市民意見交換会としています。どなたでも参加頂けますのでお出掛け頂ければ幸いです。