中田清介のブログ:ほんまち界隈

下町の風情を残す本町商店街の四季折々や日々の活動報告を綴っていきます(2022年6月よりgooブログに引っ越し)

2021念5月23日産業建設委員会「高山市無電中化計画についての協議

2021-06-06 22:05:00 | 議会活動


高山市議会産業建設委員会は去る5月23日午前9時30分より「高山市無電中化整備計画」について協議を行いました。

又、下段の画像は当日行政が提出した無電柱化整備計画についての計画資料と、事前の委員長説明を受けられた正副委員長が抽出された委員会での論点整理のため参考資料です。
 委員会では北村都市政策部長の説明の後、委員からの活発な質疑が行われ、今回の整備計画の①背景、②その目的、③基本方針、④取り組み内容、⑤今後の予定について突っ込んだ話し合いが行われました。
 今回の協議は「市が無電中化整備計画の策定に当たって、委員会の意見を聴取する為に行う協議」という点を確認した後、質疑応答に入りました。
その全文の議事録はこちらからご覧下さい。
http://www.nakada-seisuke.com/mudentyukyougi.pdf


委員からは今回の整備計画案の提出にあたっては、行政側の勝手な主観による判断が見受けられる。整備計画における判断基準がよく見えてこない、優先して整備する箇所の判断についても指標、その判断指標等を整備して向かうべきだ。無電中化整備というのは財政投資額も大きく長期にわたる整備となるもの、そのため財政計画、都市計画との連動、総合計画とのすり合わせなど多方面との連携が必要であり、ただ要望があったというだけでは実施に踏み切れない面を持っている。全市にわたる計画であればなおさらその点はゆるがせにできない。叉上宝地区の未登記路線の整備については、ただ住民と行政だけの話し合いでは解決しにくい問題であり、専従の住民代表という位置づけの調整役も必要。DID内の整備方針、面としての整備の偏り是正など、委員から多くの指摘がありました。
その為議員間討議も実施したのち、委員長は次の2点を示して行政側に再協議を申し入れました。
1.委員からの多くの指摘に応えられるよういま一度資料を再整理すること。
2.説明資料における文章表現についてももう少し丁寧に対応されたい。旨要望し、そのうえで再協議を行われたい旨の発言でした。

「委員会協議」というものは真摯に腹を割ってお互いの気づいた点を話し合い、より良き判断が計画案に盛り込まれることを主眼として行うものであって、「協議を整える」という言葉を使って双方が努力することです。

 そういった面では今回の産業建設委員会の協議は、協議内容からいっても模範的な協議ではなかったかと判断しています。正副委員長による論点情報の開示により、委員からは活発な意見も出され、行政側も真摯に対応してくれたと思っています。理事者からも修正や再検討する旨の発言も相次ぎ、骨子案としての計画という面にこだわった行政側と、総合的な判断が事業を継続していく上では必要だとする委員会側の主張ががっぷり四つに組んで議論されました。再協議の内容が楽しみになるような充実した1時間25分をかけた委員会協議でした。