先日少し沈滞気味の商店街をにぎやかななちんどん屋の皆様が流していってくれました。某ホテルの物産館一周年記念のイベント紹介の宣伝チームでした。
久しぶりにまちの賑わいを付けて頂きありがたい企画でした。この日は私は留守の日でしたが、宣伝チームの皆さんにお願いし、妻が記念写真を撮らせて頂きました。商店街は今大変厳しい状況に追い込まれていますが、やはり自助努力でこの状況を打開する気概がないと、何でも行政頼み・他力本街の気持ちが出てしまいます。人を呼び込む努力をもっと進めなければなりません。
しかし、私が思うに行きすぎた規制改革による弊害から、全国の中心市街地の衰退に拍車がかかりました。世界に冠たる日本の物づくりの対価を、商業分野の規制緩和でアメリカに譲歩すること自体が亡国の思想であり、今更何をかいわんやということです。
欧州はその事には敏感に対応しており、一時そうした規制緩和が問題となった英国などは、すぐさま政策を見直してます。
振り返って日本の現状はと言えば、行きすぎた規制緩和が、大型店の野放図な出店ラッシュとなり、地方自治体のまちづくりを崩壊せしむる処まで来ています。
全国いたるところ隅々まで大型店の論理でまちづくりを進めることの是非が問われています。人口減少に対応するコンパクトシテイの考えが先進国で主流になっているのは、資源の有効活用がこれからのまちづくりの基本と言うことで有り、まさに団塊の世代の大量リタイアが想定される日本に有っては、避けて通れないところでないでしょうか。