いつかも書いたと思いますが、私達の商店街には、何種類かの植栽を施しています。基本とするところは花が咲き実がなり、紅葉が美しい樹木です。その中にハナの木があります。花楓とも呼ばれとても紅葉が美しい樹木です。楓類は春先ず花を咲かせます。とても小さな花なので、実をつけた後のとんぼより目立ちません。この花の木は普通の楓と異なり、とても目立つ真っ赤な花を木いっぱいに付けます。そして桜のように蘂(しべ)を降らせます。
ちなみに広辞苑ではこう解説しています。
「カエデ科の落葉高木。中部日本に稀に産する。幹の高さ約20メートル。葉は浅く3裂。雌雄異株。春、葉に先だって濃紅色の小花を総状花序に密生、木全体が紅く見える。翼果は紅紫色、紅葉も美麗。樹皮または葉を煎じて洗眼に用いる。はなかえで。」
雌雄異株ですので、商店街では2本並べて植えています。今ご覧いただけばすぐにどちらかわかります。雌株はいっぱいに真っ赤な花を付けています。又葉が出てくると雄株の葉は大きいので判別出来ます。