昨年完成した高山市の新埋め立て処分場です。10年から15年は持つと言われています。ゴミの埋め立て処分量は、リサイクル思想の普及と分別の徹底で近年減量化してきています。
中央奥に見える青い車が4トン車ですので、全体の大きさが分かると思います。高山市の一般廃棄物処理の課題は、焼却設備の更新問題です。合併まちづくり計画では合併後5年目以降に新ゴミ処理施設の建設を予定することになっています。現在の高山市における消却処分については、50トン/日・炉2基の日量100トン消却体制の施設を維持しています。飛騨地区では、高山市内にもう一基久々野にある南大野の消却炉と、飛騨市の焼却炉が稼働しています。
それぞれ高山の半分程度以下の量を消却しています。こうした中で高山市のゴミ処理計画を立案していくわけですが、現有炉の延命処置も考える中で、何時までにどんな手順で計画を推進していくかが問われるところです。
高山市としては将来的には施設の統合で、効率的運営に取り組みたいところです。又、現在飛騨市に委託している処分量をもまかなえる設備とするのか。この点についても決断を迫られるところです。現有炉の延命処置を考えるとしても平成27年頃までには新施設の建設がスケジュールに上がってくるところです。
候補地の選定、環境アセスメントの実施、建設に要する期間は5~6年を要するとされており、今年度後半からそうした計画を推進しなければならないところに来ています。