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昨日の議会運営委員会で、このほど企画課より発表された「議会一般質問への対応状況」について、各会派の議員に伝達し目を通されるよう伝えました。
高山市のHPに公表されている資料はこちらからご覧いただけます。
http://www.city.takayama.lg.jp/kikaku/gikaitaiou.html
こうした内容は議会改革の一環で、今進めようとしている「議会の評価」や、その前提として作成し公開しようとしている「議会白書」に盛り込む検証資料となる性格のものです。
こうした対応に行政が一歩踏み込んできたことは、議会改革の成果の一つでもあると思います。
これまで児戯にも等しいといった表現も含めて、形だけの一般質問が非難されています。議員は質問をしっぱなし、行政は検討します善処しますの答弁を繰り返すだけ、お互いが原稿を読みあうだけのセレモニーとなっていると・・・。
私は2011年6月28日に6月議会一般質問終了後に、質問内容を検証すると共にそうした行政の答弁対応についての問題点を取り上げ、「政策検討市民委員会設置を期に自治基本条例と市民参画を考える①」をHPに公表し、そのなかでこうした政策課題に対する行政側の答弁のあり方に警鐘を鳴らし非難してきました。
http://www3.ocn.ne.jp/~seisuke/jitikihonnzyourei/jitikihonnzyourei1.htm
同じ問題に対して答弁する立場でそのポストに就くと、判で押したような答弁を繰り返しその場をやり過ごせばあとは知らないという姿勢です。質問する方は一向に進捗しない課題解決に向け、手を変え品を変え質問を継続していくことになります。 そうした点で高山市議会は議会からの「政策提言」に高い政治的効果を持たせるため、「目的」・「背景」・「基本的方向」・「財政の見通し」を明らかにし、政策提言を行った事項については執行状況をチェックすることを議会基本条例に規定しています。(高山市議会基本条例第14条)
議員個人の立場で行う一般質問についても、少なくともその後の点検、追跡、検証等が求められることは言うまでもありません。
今回の行政の対応は議会改革の高まりの中で、議会・議員と行政との認識が「市の政策水準の向上」に向かって一致したものと受け止めます。行政の説明責任の一端が改善されたものといえ「議会が変われば政治が変わる」ということの証であると言えるのではないでしょうか。ちなみに私の平成24年6月議会質問における、行政側の対応公表部分を掲載しておきます。