中田清介のブログ:ほんまち界隈

下町の風情を残す本町商店街の四季折々や日々の活動報告を綴っていきます(2022年6月よりgooブログに引っ越し)

私たちにも出来ること

2011-03-20 09:11:00 | 防災

 3月の3連休の初日19日は、被災地への募金を呼びかけるボランテイアの人達が目立ちました。市内のホテル、旅館には宿泊のキャンセルが続いていると伝えられています。いつもより人道りが少ない市内の観光スポットですが、被災地の皆さんへの気持ちを伝えられると嬉しいですね。我が家の店頭にも被災地の皆さんへの募金を呼びかけるガラス瓶が設置されました。高山市商店街振興組合連合会の呼びかけです。お買い物の皆さんにも呼びかけています。
 最近呼んだ本に、辛抱治郎さんの「日本の恐ろしい真実」というのがあります。第5章に「日本政府は命を守れるか」の項があり、その中で地震対策について戸建て住宅の耐震化に関す記述があります。その中で「阪神淡路大震災の時多くの家が倒壊したが、10軒に1軒くらいの割合でほぼ無傷な家があった。それらは一つの例外もなく震災前15年以内に新築もしくは改修された家だった。」と述べています。耐震基準が強化された1981年6月が一つの判断基準であり、耐震改修の大切さについて言及しています。又こうも述べられています「プレート型の地震で怖いのは津波だが、活断層型地震では、家さえつぶれなければそう簡単に人は死なない」・・・
 今回の東北地方を襲った大震災はプレート型であり、指摘されていたように大津波による災害が大きかったのですが、近年の東海地震に対する予知対策や啓蒙が、それ以外の地方では大丈夫というような認識を作ってしまったとして、中越地震や中越沖地震で繰り返された被害について指摘し、戸建て住宅の耐震化に力を入れるべきと力説されています。そのほか興味深い指摘が多々あります。「一冊で日本の今がよく分かる」と題する本ですが、皆さんも興味のある方はご一読下さい。今回の被災地では学校施設が避難所として活用されていますが、学校施設の耐震化も大切な政策の一つです。高山市も合併後力を入れてきた政策の一つです。東小学校の改築等を残すのみとなっていますが、着実に進めてほしいものです。



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