中田清介のブログ:ほんまち界隈

下町の風情を残す本町商店街の四季折々や日々の活動報告を綴っていきます(2022年6月よりgooブログに引っ越し)

「本町2丁目まちづくり協定」②

2022-05-25 21:47:00 | ほんまち情報









「本町2丁目まちづくり協定」②
本日高山市と協定書を締結した私たちのまちづくり協定については、私たちの思いとは別に長い年月がかかりました。2015年に今後の商店街の方向性を研究するワークショップを立ち上げたのが、2015年12月でした。当時その様子をFBに掲載しています。此方からご覧ください。
https://silver.ap.teacup.com/.../itigonk.../msgcate9/archive
とりあへず「SWOT分析」をし、そのクロス分析を課題解決の足掛かりにしていきたい」とスタート時の抱負を述べています。
 2015年と言えば平成27年です。高山市が合併して10年がたち商店街を取り巻く環境も大きく変わってきていた頃であり、中心市街地の商業活動も郊外店との競合の中で、ますます苦しい立場においこまれ、観光という面での切り替えがますます重要視されており、本町2丁目の独自調査でも、地元消費者の商店街離れを観光客の力を借りて経営を維持している組合員が圧倒的に増えている状況でした。その上でのSWOT分析でした。我々の強みと言える点は何であるか。またその反対に弱点はどうした事に起因するのか等です。紆余曲折はありましたが、会員一人一人の意識を高めるまちづくり協定の必要性を確認し、ソフト偏重の商店街活動から、基盤としてのハード整備の面からまちの文化を守る方向性にも目を向ける活動を重視して、なんとか今日の締結式にこぎ着けらたと思っています。他の商店街の先行事例についても幾つもよんで研究もしました。観光都市としての私たちのまちの特性についても議論し合いました。
しかし結果として7年もの期間を要してしまいました。地元の方向性は2018年頃まででなんとかまとめられたと思っていますが、協定内容を規制を重視したものにするのか、緩やかな指導助言の窓口対応としていくかの点で行政の見解も質しながらの3年間だったと思っています。その後コロナ禍の混乱の下で、審議会のチェックなども頂きながら進めてきましたが、やむを得なかったとはいえ、お役所仕事の一局面を見る気がしないでもありません。民間の経営感覚では、3年から5年で厳しい変化の中における決断を迫られるのは当たり前のことととらえられています。この感覚のずれはなんとかしなければなりません。「市民が納得可能な説得力」をもって日々の行政運営に当たってもらうのが、行政マンとしての第一義的な使命です。
 「観光まちづくりとは文化・商業政策と都市計画の連動である」と諭された西村幸夫先生の言葉が思い出されます。



「本町2丁目まちづくり協定」①

2022-05-25 21:40:00 | ほんまち情報





「本町2丁目のまちづくり協定」①
今日午前10時30分より、高山市と本町2丁目「高山本町会商店街振興組合」との「まちづくり協定締結式」が行われました。
まちづくり協定書の内容
・高山市本町2丁目区域の住民等と高山市長は当該住民等が策定した「本町2丁目まちづくり計画」に基づき、当該区域の美しい景観と潤いのあるまちづくりを推進するため、高山市美しい景観と潤いのいあるまちづくり条例第8条第1項の規定により、次のとおり、まちづくりに関する協定を締結する。
1.番号:第1号
2.協定の名称:本町2丁目まちづくり協定
3.協定に係るまちづくり計画の内容:別紙「まちづくり計画書」のとおり
とし、この協定を証するため、この協定書23通をS枠停止、それぞれ署名押印の上、各自1通を保有するものとする。
令和4年5月25日 
  高山本町会商店街振興組合代表理事長 小坂法幸
  高山市長 國島芳明
文面としてのまちづくり計画書は、画像報告のとおりですが、
3.まちづくりの目標
 区域におけるすべての関係者のまちづくりに対する意思統一を図り、区域全体として調和のとれた魅力にあふれたまちづくりを推進する。
4.まちづくりの方針
 ①常に市民に愛され親しまれる魅力あふれる通りとして、伝統文化と現代が調和し、統一感の中にも個性が光る本町らしい町並みの形成をはかる。
 ②
高山の貴重なオープンスペースである宮川の景観を大切にし、その親水空間と調和したまち何の形成をはかる。
と明記しています。
また、建築物の用途制限、壁面の位置の制限、建築物に田Kじゃ差制限、建築物の形態または意匠の制限、緑化に関する規定などは「美しい景観と潤いのあるまちづくりを推進するために必要な事項としてさだめているところです。