「犬の裁判」
第77回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品され、被告犬の「コスモス」を演じたワンコのコディがパルム・ドールならぬパルム・ドッグ賞を受賞したそうだw
本作は実話を元に作られたそうで(主演のレティシア・ドッシュ氏が監督も脚本も全て兼任しているようです)フランス+スイスの合作で話の舞台はスイス。
全編フランス語セリフですが…スイスは確かいくつかの公用語があってフランス語も公用語の1つだったハズ。違ってたらすんまそ💦
あらすじ
裁判に負けてばかりでクビになりそうな弁護士アヴリル(レティシア・ドッシュ)は、次回こそは裁判に勝利することを自らに誓っていた。そんな折、彼女はある男性から彼のかけがえのない伴侶である犬のコスモス(コディ)の弁護を依頼される。3人の人間にかみついてしまったコスモスは法律上はものと見なされ、1万フランの罰金とコスモスの安楽死が飼い主に宣告されたのだった。アヴリルは犬がものではないと主張する。(Yahoo!検索情報から丸パク)
本作の予告編を1度も観た事がなくてですね、それで暇だったから何か映画でも観ようかなぁ~何か面白そうな映画やってないかなぁ~と思ってタラタラ検索掛けてたら本作が引っかかりましてね、それで映画のポスターもワンコメインでロゴも可愛い♪ちょこっと作品概要を調べてみるとカテゴリーは「コメディ/ヒューマンドラマ」になっていたんですね。
きっとワクワクするような楽しいフレンチコメディなんだな~♪と思って鑑賞したんですよ。
いやぁ~まあ確かにコメディ(いかにもおフランス系のちょいエロなやつなw)もあるけどー、オチとの落差がエグいなコレは!(滝汗
なんつーかな、邦画だったら絶対にこういう展開の話にはしないだろうな、と。
事実が下敷きになっているらしいのでオチは変えられなかった・変えたくなかった(多分オチ以降が本作の一番訴えたかった部分なのではなかろうか?)と察する訳ですが、だったらあの数々のほぼ収拾ついとらん小ネタとチョイチョイ差し込まれるゲスい下ネタはどういうテンションで楽しめばいいんだかサッパリ意味が分からん。
本作の話は別にスイスだけで起こる事件ではなく、日本でも時々「通行人が飼育されている大型犬に噛まれてどーのこーの」ってニュースありますわね。
日本の場合ってこの手の事件が起こると噛み付いたワンコってどーなるんだろ?なんかー昔は殺処分にしてたような気がするんだよなー。でも今って動物愛護に関する法律も沢山出来てるし動物愛護関連のNPO法人とかも沢山ありますよね?
この件に関してお詳しい方いらっしゃったら是非レクチャーよろしくお願いしますわ!
まあそんな訳で本作は噛み付いた犬を巡って「そもそも犬は物ぢゃねーわ生きてるんだから人間と同じように裁判してやってくれよ」から始まり、噛み付いた犬が被告人ならぬ被告犬となって法廷に引きずり出される訳ですわ。
そこから「飯食ってる最中の犬触ったら怒って噛み付かれるの当たり前だろ」から始まって、コスモスが何故か過去女性にしか噛み付いていなかった事からフェミフェミ発狂されたり、原告側の弁護士は何かと言えばコスモスを性犯罪者と比較して批判するという斜め上な弁論を繰り返したりと…法廷シーンが一々頭の痛い展開w
公判中コスモスの面倒を見ている黒人のドッグトレーナーが結構いいキャラしてた。あと隣家の少年も。結構美少年だったしー😃
でもなんかなー、単純に本作のコメディ部分と話の展開(オチ)のバランスがどーにも個人的に心地よくなかった、としか言い様がないかな。
このオチだったらもっとアブリルがコスモスを助ける為に働きかけるような…シリアスでサスペンスちっくに煽った作りで観客に緊迫感持たせた方がいい気がするし、この話の展開通りの小ネタぶち込んで回していくならいっそオチを変えてハッピーファンタジー落としにしちゃっても良かったんじゃないか?オチを変えても問題提起は充分出来たのではないか?と思わずにいられないです。
フランス人と日本人って結構ギャグセンス似てる気がしてたんだけど…なぁーんか違ったな本作に限って言えば(苦笑
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