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【映画2025】「#真相をお話します」@23作目

2025年05月01日 | 映画感想
「#真相をお話します」

Mrs.GREEN APPLEのボーカル大森元貴君×timeleszの菊池風磨君がダブル主演のミステリー物。
元ネタは結城真一郎氏著の同名タイトルミステリー小説。自分は原作未読で本作の予告編は数回劇場で観てる状態。


あらすじ
あるビルの警備室。警備員・桐山(菊池風磨)は偶然知り合った鈴木(大森元貴)と共に、視聴者参加型の生配信暴露チャンネル「#真相をお話しします」の開始を待っていた。そこでは著名人の実像や世間を騒がせた事件の真実など、さまざまなゴシップの真相が明かされ、スピーカー(話し手)に選ばれた者は真相暴露と引き換えに視聴者からの投げ銭を獲得するのだった。衝撃的な暴露に高額の投げ銭が飛び交い、チャンネルが熱気を帯びていく中、ついに警備室の二人にチャンスがやって来る。(Yahoo!検索情報から丸パク)

先ず話の下敷きに、10数年前に大ブームだったもののある日突然閉鎖されてしまった…ある離島に住んでいる子供達のリアル生活を配信するというSNS番組「ふるはうすデイズ」の存在が紹介されていて、そこから現在の視聴者参加型暴露チャンネル「#真相をお話しします」の話にシフトしていく訳ですが、この#真相~の管理人をしているのが先のふるはうすデイズに当時出演していた子供の内の1人で、視聴者達は暴露チャンネル自体を楽しんでいるものの一番知りたい真相は「どうして【ふるはうすデイズ】は突然閉鎖されてしまったのか」である、という大きな流れがある訳で。

まーなんだな、確かに大森元貴君と菊池風磨君の2人が主演なんだけど…映画の半分位が#真相~の番組の中の他の出演者が語るエピソードトークになっていて…その内の1つは菊池風磨君演じる「桐山」の語るエピだけど本ネタとは絡まない別個の話なのであくまでも映画の中盤までは単なるオムニバス作品という体になっていましたね。

本作をミステリーとカテゴライズしていいのか?ちょっとよく分からないんだけど、というのも大森君演じる「鈴木」の実像が誰なのかなんて多分ほとんどの人が秒で分かったと思うんですよね。個人的に本作の中で一番意外性があったのは#真相~の中のエピソードトークの1つめ、家庭教師のネタの事件後の真相だったかな。
そして2つめのエピの伊藤英明さんのサイコパスっぷりが面白かった!笑顔の目がイッちゃってる感じとかすげーツボったw

根本的に…なんでミセスの大森君が役者やってんの?まあそれ言ったらアイドルの菊池風磨君が役者稼業もやってるんだから大森君が役者やったってええやんか!って感じなんだろうけど、物凄く意地悪な見方しちゃうと「客寄せパンダ感がエグい」と思ってしまう。
出す楽曲何もかもが鬼売れ状態で引っ張りだこのミセス大森君なら演技クソタコでも絶対集客望める~♪という制作者サイドの金勘定が透けて見えてゲスいというか(苦笑
…いや、大森君なかなか演技お上手でしたよ。菊池君も個人的に悪くなかったと思う。どうしても「アイドル=客寄せ=演技クソ」というイメージ付きがちだけど最近のアイドルさん達って昔と違って本当に何をやらせても芸達者というかマルチな才能をお持ちの方が多いなーという印象です。

本作のラストシーンを「オチなし」「オチを観客に丸投げして逃げてる」と感じるか、はたまた「問題提起した上で観客に想像させて考えさせる余韻と余白を敢えて持たせる演出」だと思えるかで本作の最終的な印象は180度変わるような気がします。
個人的には「根本的に復讐する相手が違くね?」と思わなくもないですが(苦笑)昨今のSNSにおける最低限のネットマナー~ネットリテラシーに関してはやっぱりちょっとは思うトコロのあるBBAなので、この終わり方もアリだと思いましたね。

で、本作の主題歌を当然のごとくミセスが書き下ろしている訳ですが、楽曲の終わり方が…コレも映画本編の終わり方に呼応させた演出、という事なのかな?だとしたら面白いな!

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