山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

また来年、別れの時雨虹

2022年11月29日 | 山菜採り

 草花の咲き方や昆虫の動きから、秋の終わりというか、冬の訪れがヒシヒシと感じられるようになってきた。当地で咲いている草本は、寒さに強い菊ぐらいなもの。木本では冬の花、サザンカが咲き始まった。昆虫も、小春日和には顔を出して日向ぼっこをしている姿を見ることが出来るが、殆ど見られなくなった。

 いよいよ秋も終わりか

 そんな感慨に耽りながら天気予報を見ると、ついに雪だるまマークが登場してきた。

 週末には寒気が訪れて雪が降るらしい。

 この辺(山形盆地)は大したことがなくても、奥山には一気に積もってしまうだろう。それで、今シーズンのキノコ採りは終わることになる。

 3日後にA氏とキノコ採りに出掛ける予定だが、それで最後になるんじゃないかな。

 山の神様からは、今年も大変お世話になりました。本当に感謝しかありません。

 収穫もさることながら、衰えつつある身体にパワーを与えてくれて、ない知恵を絞りだした料理を作らせてくれた山の幸の数々、そして、そこからもたらされる家族の笑顔、ありがとうございました。

 で、本日、休みなんだけど、何の予定もなし。だったら、少しでも知恵を使って、パワーアップに役だつ一日にしたいよね。ついでに、収穫もあれば言うことなし。

 だったら、K川かな。前回の訪問からかなりの日数が過ぎている。

 K川をホームグラウンドにしているA氏からの情報によると、キノコは終わっているらしい。だけど、一つだけ確かめておきたい山の幸がある。  根ワサビ だ。

 秋以降、何本か戴いてきたけれど、その在庫がなくなりそうになっている。その補充をさせて貰いたいと思ったのだ。

 朝のラジオ体操とブロ友さんたちの記事閲覧を済ませてから、のんびりと出発する。

       何とも

       清々しい景色です

 殆どの木は、葉を落とし、冬支度。しかし、

       早くも春の準備

 こんな木の芽も見つけました。どうやって冬を越すのか心配なんですけど、これも生き延びていくための戦略の一つなんでしょうね。

 しばらく踏跡を辿り続け、枝沢に入ると、

       おおっ、今日も元気ですね

 根っこを折らないように、丁寧に土を掘っていくと、

       白っぽいけれど、天然物としては立派な根っこ

 本日の収穫は、これだけ。あとは何もいりません。

 と言うか、この地のキノコは、A氏が言うように、ほぼ終了しています。根っこを戴いて、株を元の場所に植え直しました。あとは、帰るだけ。

       本当に気持ちいい空気

 山の神様、今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

 帰り道、車の運転中に雨に降られた。そして、

 虹を見た。

       『時雨虹』と言うらしい

 多分、今年は、もう見ることが出来ないだろうな。だって、この地には、雨でなくて雪が降るはずだから。道路の境界には、紅白の除雪ポールが並んでいます。除雪車は、このポールを目印にして雪を飛ばします。

 うん、未練なし。

 虹を見ながら、今年のK川との別れを確信して帰路につく。



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