山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

土佐衆もすなるイタドリ料理

2023年09月13日 | 山菜料理

 作り置きの常備菜が、トビタケだけになってしまったので、補充を考えることにした。

 今回は、塩漬けしておいた山菜を活用してみる。

 というのも、今年、初めて塩漬けにしておいたイタドリが気になって仕方がないからだ。

 山形県の内陸部では、ほとんど食べられないのだが、地域によっては、大変珍重されており、お盆や正月に『戻して』食されているらしい。

 この春、試しに塩漬けしておいたのだが、そろそろ試してみたくなってきたのだ。

 早速、調理方法を調べてみたのだが、ちょっと驚いた。

 なんと、農林水産省『次世代に伝えたい大切な味』としてレシピを紹介しているではないか。しかも、郷土として示されているのが、日本列島中で、山形の丁度裏側と言ってよい高知県だと。

 山形県では、日本海側の庄内地域で、よく食されているらしいのだが、土佐の高知と言ったら、本当に日本列島の裏側である。不思議と言うか、広いようで狭いと言うか、不思議な縁を感じてしまう。

 それでは、今回は、農林水産省のレシピに敬意を表して作ってみたいと思います。

 作るのは、いたどりの油いためです。

 下ごしらえ・調理の部

       ポリ袋に詰めておいたイタドリの塩漬け

 ・塩を軽く洗い落としたら、たっぷりの水で塩抜き

 ・約1時間で次の工程に入りました

 ・既に、茎は切って潰してあるので、食べやすい大きさに切り分けました

 ・農水省のレシピより若干少なかったので、油揚げでかさ増し

 ・湯通しして油抜きしたら短冊に切って

 ・ごま油で炒めます

 ・使う調味料は、醤油35gと砂糖10gに七味唐辛子

 ・手早く調味料を馴染ませたら、鰹節をまぶして

 ・最後に、白ごまを回しかけて出来上がり

 ちょっと食べてみると、春に初めて食べた時の感動がよみがえってきます。

 優しくも弾力のある歯ごたえ(しなこい)と、ちょっとだけ感じるぬめりが、他にない美味しさをもたらしてくれます。

 これで、また暫くは、お弁当と食卓が楽しくなりそうです。

 遙か土佐から来たイタドリ料理君、暫くの間よろしくお願いいたしますね。

 

 ところで、おまけ。

 本日も暑い。

 最高気温、34.9℃だと。

 耐えられなくなって、FPでかき氷にしました。

 各自、思い思いに、

       マタギ分

       妻分

       娘分

 まだまだ、食の面でも健康の面でも暑さ対策が必要なようです。

 どうぞご自愛ください。