ぼん ぼやあじゅ あかとんぼのふたり
あなた
どこにいくの?
ぼくの
ふるさとだよ
どんなところ?
いいところさ
みずがきれいだった
きっと きみもきにいるよ
まあ!
ほんとにすてき
ここなら こどもたちも
げんきにそだつわ
よかった
きにいってくれたみたいで
さあ
げんきにそだっておくれ
ぼくたちのこども
わたしたちのこども
つぎは
ぼくたちの ばんだよ
たのしもうよ
この あきのたびを
ええ たのしみましょう
そのひがくるまで
稲穂が頭を垂れ始めた近くの田んぼ
ようく見ると、
イネの隙間に
おっ、こっちにも!
いっぱいいるじゃないですか
夫婦トンボとでも言うの?(よく分からん)
これって、観光旅行じゃないよね。産卵だと思うんだけど・・・。
マタギのイメージでは、トンボって水面に卵を産んでいくものなんですけど・・・。
水面まで降りることはありませんでした(って言うか、このイネの繁茂した状態では無理だと思います)。
調べてみたら、『連結打空産卵』という産卵方法なのだそうだ。
雌雄が繋がったまま産卵場所に行って空中から卵を産み落とすんだって。こういうトンボも結構多いみたいです。
そうして産み落とされた卵は、卵のまま熟成し冬を越します。翌年の初夏、田んぼに水が張られると卵から孵ってヤゴになるそうです。
その後、夏場を山地で過ごし、秋の訪れとともに故郷に帰ってきて、また命をつなぐそうな。
産み落とされた卵達は、これから新しい旅が始まるんですね。そうして卵を産み終えた赤トンボ夫婦は、どうするんだろう。せめて、冬が来るまでの美しい景色を楽しみながら、旅を楽しんでもらいたいものです。そんなことを連想しながら、
BON VOYAGE!