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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

マタギとサルと

2025年01月15日 | 日記

 先日、なんとなくテレビ番組を見ていたら、マタギとそっくりな生活を営む動物が紹介された。

 その動物は、ニホンザル。

 主に上高地周辺に住むサルらしいのだが、季節に応じて生活場所を移動しながら暮らしているらしい。

 季節に応じて移動する動物は、少なからずいる。

 代表は、渡り鳥や回遊魚かな。

 あの方たちは、エサや暮らしやすさを求めて、大旅行をする。

 そこまで大規模ではないのだけれど、上高地のニホンザルたちも移動するらしい。

 ただし、水平移動ではなく、高度を変化させる垂直移動。

        上高地の厳しい冬を越すと

       芽吹きの季節が訪れる(サ)

       この芽吹きの恵みを(マ)

       享受せずにはいられようか(マ)

       季節が進むとサルたちは山を登り始める(サ)

       ボルダリングの名手(サ)

       マタギたちも登り始める(マ)

       上流へ(マ)

       春は徐々に高度を上げていくのだ(マ)

 そうして、

        高山に辿りつくと(サ)

       今度は、秋が(サ)

       上の方から訪れ(マ)

       実りをもたらしながら(マ)

 徐々に、里に下りてくる。

 そうして、今、

       サル団子

        寒さをしのぎつつ、次の春を待つ。

 すごく共感してしまった。

 上高地のサルたちよ、今年の冬は厳しそうだけど、何とかしのいでな。

 次の春は、もうすぐだ。

 マタギもがんばる!


ちょっとモヤモヤの年越し料理

2025年01月02日 | 日記

 「もしもし、マタギさん?今年の年越し蕎麦どうします?」

「ああ~、良かった。今年もいつも通りお願いします。」

Y氏からの電話である。

 もともとは、同じ職場の同僚だったのだが、諸般の事情により職を辞して、今は蕎麦屋さんになっている。

 数年前に暖簾分けをして店主になっているのだが、御存じの通り、コロナ禍の打撃を受けて、かなり苦労したと思う。

 しかし、それを乗り越えてここまで来ているんだから偉い。

 それは間違いないんだよ。

 ただ、気になっていたのが年越しそばの注文

 ここ10年以上は、彼が注文を取るのではなく、こちらから注文して届けてもらう形になっていた。

 なんか違うような気がする。

 すごく意地悪な話なんだけど、今年は、こちらから連絡を入れるのをやめてみたのだ。

 それで注文の依頼が無かったら、自分で作ればいいだけの話でもあるのだ。

 そうしたら、こうしてY氏の方から連絡が入ったので、すごくホッとした。

 それで、冒頭の「ああ~、良かった!」となった。

 で、大晦日の夕方にY氏が届けてくれた蕎麦は、

       とっても美味しい冷たい肉蕎麦

 年越しに美味しく戴くことができた。

 ただ、ちょっと引っかかったのがこの蕎麦を届けに来てくれた時のY氏の言葉。

 「CさんもSTさんも、さっき店に買いに来てくれたんですよ。」

C氏もST氏も苦楽を共にしてきた仲間たちだ。

「できれば、この時期、すごく忙しいので、マタギさんもお店に来てくれるとありがたいですね。」

「そうだよね。まあ、ありがとう様な。来年もよろしく。」

 そう言ってY氏を送り出した。

 はて?

 ちょっとモヤモヤしてきた。

 来年の年越し、どうする?

 言われるままに店に出掛けて蕎麦を買って来れば親切ではあるよな。

 でも、これって本当に親切なのか?

 やっぱり意地悪な思考なんだけど、Y氏にあぐらをかかせるだけじゃないかという思いが湧いてきたのだ。

 こうして今年のように連絡を入れずにいれば、向こうの方から連絡をくれて実際に時間を作って動いてくれたじゃないの。

 こっちの方が、公務員を辞めて商売を始めたY氏に対しては、ずっと親切なんじゃないかい?

 仕事に向かう姿勢が全然違ってくるはずだよね。

 さて、来年の注文をどうするか。

 ただ出かけていくだけでは面白くないね。

 Y氏にも考えてもらうような声掛けを、1年かけてマタギも考えたいと思いました。

 

 年越し蕎麦は、さすがに、すごく美味しかったです!!

 絶対に来年も注文しますよ!!!


1年間、ありがとうございました

2024年12月31日 | 日記

 本年も、最後の一日となりました。

 我が家では、年末恒例、

    餅丸め大会です

 臼や杵はないけど、お正月に食べる切り餅と鏡餅を家族みんなで準備します。

 つきあがった餅を総出で整形していきます。

 まずは、円形になることが絶対条件で、固まるまでにある程度の高さを維持すべく、テーブル上で『ろくろ』みたいに回しながら整えていきます。

 チビちゃんは、すぐに固まるから、初期作業を丁寧にすれば大丈夫。

 ただ、床の間に飾る大物セットは、なかなか固まらないので、気が抜けません。

 それでも15分ほどで、

       ほぼ、まとまったかな

       これを寒い場所で冷やして、年越しに飾ります

 これを、今年の年末も、家族みんなで作業できることの幸せ。

 今年も一年間ありがとうございました。

 来年もよろしくお願いいたします。


雪かきコミュニティー

2024年12月24日 | 日記

 朝、カーテンを開けると、

       雪化粧

 空を見上げると、

       下弦の月

 これは放射冷却で、変に固まってるかもしれませんね。

 昨日、仕事から帰宅した後、町内会の回覧と配布物を配りに出かけたのだが、降った雪が半端に溶けてシャーベット状態。

 非常に歩きづらかったのだ。

 これが、この放射冷却で凍ると、かなり厄介なことになります。

 本日のラジオ体操は中止。

 身支度を整えて外に出る。

       ノラちゃん達も久しぶりの雪に右往左往しているようです

 まずは、出勤や登校前の歩行者用通路を確保せねばなるまい。

       まずは最低限度の通路確保

 昨日は『水雪』というか、本当にベチャベチャで歩きづらかったんだけど、今朝は少し固まって『かき氷』状態。

 ただ、やっぱり凍っているところもある。

 とりあえず雪かきしましょう。

 いつもだと、隣の家からは奥さんが出てくるのだが、本日は旦那が出てきた。

 「いやあ、久しぶりに積もりましたねえ。」

「うん。重たい雪だ。」

「除雪車が出るほどでなくてよかったです。」

「うん。除雪車が来ると、かえって大変になるからな。」

「分かる。固くて重たくて、本当に困ります。」

 この後、色々喋りながら雪かきを進めていくと、

       かなりきれいになりました

「ご苦労様!」

「ああ、ちょっと待って。・・・これ使ってけろ。」

どうしたのかと思って待っていると、袋を持ってきた。

「これよ、特別な融雪剤。売ってるものと効き目が全然違う。これ撒いておくと凍らねくていいんだ。」

「ありがとうございます。」

喜んでいただき、早速、除雪した場所に撒いた。

 実は、お隣の住人は、偏屈で有名なお方なのだが、一緒に作業しながら話すと、なかなかいい人じゃないの。

 やっぱり雪かきは、ご近所さんのコミュニティーを築くというか、絆を深める大事な年中行事ですね。

 戴いた融雪剤、上手に使ってこの冬を乗り越えようと思います。

 ありがとうございました。