あかるいほうへ

       おばあさん魔女への道

あいぞめ

2017-08-07 | オシゴト

仕事帰りのカラスウリ

今の仕事を始めてすぐの頃、
迷子第一号の男の子がいました。
お父さんと来たけど、はぐれたらしく、
お父さんどんな服着てた?と聞くと、
あいぞめと、言うのです。
まだ3歳くらいの男の子が、
「あいぞめ 」っていう。
でも、登場したお父さんが、
確かに藍染のTシャツ着てたのです。
清潔感のある素敵な方でしたが、
その手が、藍色に染まってました、
そうか、藍染職人さんなんだ。
だから幼いお子さんも、あいぞめという言葉が出てくるんだ。
興味が湧きましたが、まだ職場に慣れてない私は
余計なことはしちゃいけない。
と、お口チャックでした。

それから数ヶ月経ってから
お子さんと一緒に遊びコーナーに来られてました。
私も、だいぶ慣れて図々しくなってきた頃です。
やはり、お父さんの手は藍色です。

ちょっと勇気を出して、藍染の話をしてみました。
迷子になった時、気になってたことを言いました。
お父さんは目を輝かせて、藍染の話をされました。

私も中学生のとき、染色クラブに入ってて
ツユクサの汁で下書きを書いたこと。
臈纈染めやしぼりぞめをしたこと。
子どもたちは、幼稚園でクサギの実や玉ねぎで染物をしたことを話しました。

そして、お父さんの手の色についてお聞きすると
手袋は使わず、手の感触で確かめたい。
天然なので、害はないんです。
今度、資料持ってきます。

そうおっしゃると、
そばにいた奥さんがたしなめたけれど
奥様の着ている藍染のTシャツが素敵でした。
そして、やさしい笑顔の奥様でした。

それから1ヶ月近くだったでしょうか。

昨日、あ、やっと会えました。と、
資料を見せてくださいました。

本当に、約束を守ってくださって
きっと、何度も探してくださったんでしょうが
ずっとすれ違ってたようです。

藍染体験が出来るようで
やって見たい気持ちが高まりました。

気持ちは、早く行きたいけれど
時間とお金が、、、。
でも、絶対行きたいです!

私はやっぱり
ものつくりが、好きなんだな。

もう少し、時間とお金があったらいいんだけど。

特に自由な時間が欲しい。

ま、そんなに甘くないのですよ。
人生は。

では、食材買いに行きます♪

ま、よく考えたら
毎日、なにかしら作っているのでした。

ご飯も含めたらね (^_-)

そうそう、藍染職人さんの手です。



素敵でしょ?