山の手コラム  ー植物の色つれづれー

日本の染料植物の保全と栽培のネットワーク

ISEND2011Europe黄八丈めゆ工房のカッペタ織を紹介

2011-05-17 | 染織、染料植物
山下誉さん、芙美子さんに国内外で初めてとなるカッペタ織のデモンストレーションを連日行っていただき、世界から集まった天然染料や染織の研究者や制作者、企業者達にご紹介しました。
八丈島のこぶな草、タブノキ、椎の木の抽出液で染め、薮椿灰と沼の泥で媒染した家蚕新小石丸、上下に半そうこうを置き、半そうこうを1つ持ち上げ、一段ずつ開口し緯糸を入れては織る作業の複雑さは、染織家達を刺激しました。また、日本の熟練者が国際シンポジウムで技術を公開することにも感心があつまりました。