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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

嫌いを好きにして生き抜く知恵!(時の旅② 1/10)

2013-10-10 | 第七章「光と復活体」

 身近で、付き合わなければいけない嫌いな人。生き甲斐の心理学の勉強会で、ときどき話し合うが、いつでも盛り上がるテーマである。そして思うのだが、このような万人が関心あるテーマを正面切って教えてくれたことなどは、少なくとも学校教育ではなかったし、社会人となってからも職業教育等では出会わなかった。

 U先生の生き甲斐の心理学で、始めてであったと言える。U先生の最近のブログにも、この問題は丁寧に書かれていてとても参考になるが、私も時の旅の一環として思索してみようと思う。

 さて、時の旅では歴史、ホモ・サピエンスの歴史などをこれまで思索してきたが、それより前の歴史については殆ど触れていない。ただ、自分の存在を考えると、恐らく宇宙ができて137億年といわれているが、そう言った長さの歴史と密接に関連していることがわかってくる。そこまで、考えなくても少なくても地球ができてからは自分自身を知る上でも、思索する意味はあるようだ。

 今手元にある、世界的に有名な木村資生氏の「生物進化を考える」(岩波新書)を参考に考えてみたい。

 この本では地球生命(当然人類も)の歴史を、とても分かりやすく紹介している。1月1日を地球誕生の日(46億年前)とし、12月31日の午後12時を現在とし、生命体の歴史を体感できるように紹介している。因みに私達が馴染みのある10,000年前(縄文文明など)は12月31日午後11時59分だそうで一万年は一分にすぎないという。

 この紹介の中で、私が一番驚いたのは、生命が誕生するのが2月の中旬(40億年前くらい)だが、昔は酸素がなく、今の環境に近くなるのは酸素を作るラン類が繁茂しだした、20億年前、カレンダーでいうと7月下旬なのだそうだ。

 それは、7月下旬(歴史の半分くらい)までは、地球の大気には酸素がなく、そういう環境で生命が生きていたことを意味する。そして、光合成を起こす生命体が地球に現れ、それまで猛毒として生命体から嫌われた酸素を取り入れるように生命体が進化していくのだ。

 私達の祖先の生命体は、嫌いといったらよいか生命を維持するのに避けねばならない、酸素のある環境に不思議にも適応していく。それは、DNAの話でよく出てくるミトコンドリアなのだそうだ。現在私達を含めすべての高等生物が細胞内に細胞内小器官の一つとしてミトコンドリアをもっている。それは見方を変えると、細胞レベルでミトコンドリアと共生しているのである。私達の祖先である生命体は、酸素のある大気に適応するため、ミトコンドリアと共生することを選んだようだ。

 そして、酸素を使って、熱を作ったりする無くてはならないミトコンドリアの働きでこの世を生きながらえている。ああ、おいしい空気と思えるのも、ミトコンドリアのおかげ。

 恐竜が絶滅したのは、小惑星が地球に激突したという学説がかなり信ぴょう性をもってきたようだ。6500万年頃と言われるのでカレンダーでいうと12月27ー28日のころなのであろう。そして、この時に哺乳類の祖先は、寒冷化し太陽の光も届きにくい環境を生き抜いてきた。なお、直径10km位の小惑星が地球に衝突するのは一億年に一度くらいの確率だそうで、私達はそんな想定外?の環境下でも生き抜いてきた長い歴史をもつ。それゆえに、今の私達が存在している。

 私達が日常の中で嫌いなもの好きになったらな、と思うのは、こうした超歴史からするとホントに可愛いものかもしれない。

 自分の中の嫌いなものを好きにした歴史。セロリやチーズが幼いころは嫌いだったが、今は何となく好きになってきた。国語が大嫌いで中学の2年生の時は絶望的で私も周りも心配していたが、今では不思議に毎日ブログを書いている。そして、生き甲斐の心理学を学ぶようになってからは、身近な嫌いな人を克服して、好きになっていくことも。 それについては、生き甲斐の心理学の理論を含め明日考えてみよう。

 時の旅② 1/10

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