8年前に28年勤めた会社を辞めて、福祉の仕事をしたり、生き甲斐の心理学の教育事業を始めたりした。その後紆余曲折があるものの、今も人に密接する仕事をし続けている。
介護や介助の仕事も大変である。ちょっと間違えれば責任を問われる仕事である。給与や労働条件を考えると、使命感をもって命をかけないと出来ない仕事である。生き甲斐の心理学、主に健常者の生き甲斐に関する予防医学的な仕事も身体を扱う訳ではないが似ている。
U先生の書かれた、生き甲斐の心理学に次の一節がある。
「カウンセリング行為は非常に神聖なものなので、生涯死ぬまで謙虚に勉強する決意の無い人はこの分野に入ってはいけません。」(生き甲斐の心理学 116ページ)
教育事業をしても、本当だなと思うことが何回もあった。
しかし、最近考えるのだが、介護・介助や暮らしの中のカウンセラー等の仕事といっても、普通に暮らしている方々が日常的に遭遇することを扱っているのにすぎない。逆に言えば、普通に暮らしている方々も、対人関係において、時と場合により同じような厳しい局面にたたされるのだ。
普通の人が、厳しい局面に立たされ、そして必要な知識を得ようと努力したり、あるいは、深い思索から使命感を得て人に密接する仕事を開始する。そういう側面もあるのだ。私が生き甲斐の心理学を11年前に学び始めたきっかけもそうである。
昨晩、知人とお酒を酌み交わした中で、質問をいただいたが、何かどうどうめぐりになるような話で恐縮だが、生き甲斐の心理学への私のかかわりは、そんなところから始まったのだろう。
あなたとわたし 4/10
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