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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

強靭な古代日本人の血が私にも・・・(傾聴を考える 10/10)

2011-04-10 | 第八章「魂と聖霊」

 昨日は、半年くらい参加していなかった、等価変換創造学会に参加し久しぶりに懐かしい方々のお話をお聴きしたり、会話を楽しんだりした。

 話題はFACEBOOKから、創造行為の本質cε、みみずを始めとする歩行など、いつものように様々なテーマにおよび知的好奇心を大いに刺激されたが、やはり話題の中心は原発の問題であった。

 何故、こんなにも危機管理がうまくいかないのか、流石に参加されている方々の卓見は鋭く的をついていたように思ったが、自分では表面的なテクニック的な問題ではなく、深層心理的なアイデンティティの問題に最終的には行きつくと思った。先日の内田樹氏のブログも刺激的だが。

 勿論、原発の問題は、東電の問題や政府の問題ではない。基本的には人のことは判らない。ましてや、深層の心の動きなど、自分ですらわからないことも沢山あるのだ。まずは、自分のアイデンティティを研究することから始めるのが筋というものだ。

 大組織の中で働いて来た、自分の今までのありようを考えると、原発の当事者を簡単に批判できるとは思えない。今できることは、彼らの健闘を祈ることだけだ。

 さて、話は変わるが、この大震災の後の一ヶ月の間に、ある方と日本人の宗教観について、やりとりをしたことがある。その中で、教えていただいたのだが、人は様々な宗教を信じるものだが、日本人は他の人の宗教を欧米人と比べ本音で受容するということだ。それは日本人の強靭性と言って良いらしい。

 古代。飛鳥から奈良時代。日本の原型ができたと考えられるが。この時代も国際化があり、災害があり、国難があり、宗教がある。そして≪和をもって尊し≫という思想がある。これはある意味で宗教を越える原理であり(井沢氏が指摘されていたが)、日本人独自のもののようだ。これが、日本人の強靭性とどこかで結びついているように思う。

 そして、日本の地政学的位置。地球物理学的な位置。そんなことも合わせて考えてみると、何となく強靭性の起源も分かる。強大な自然災害に見舞われる中で祖先も、そして私も何かを学んできている。

 生き甲斐の心理学は、U先生がイギリスのO大学で学んだ、比較宗教学が土台ににある理論である。今年は、持統天皇の成育史を研究しようとしているが、自分のアイデンティティの統合を図る良い機会だと思う。30,000人近くの死者・行方不明者への祈りと共に。

傾聴を考える 10/10

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