イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

縄文の魂!

2007-08-22 | 第八章「魂と聖霊」

昨日は都心に久しぶりに車で出た。多摩川沿いに南下し、下丸子周辺のガス橋を渡り、池尻方面から、国道1号線で白金、麻布、溜池、赤坂、四谷をとおり甲州街道から多摩方面に戻った。

結構山あり谷あり、しかも私の運転も適度に荒いので、同乗者は車に酔ってしまったりした。

そんな東京のドライブであったが、縄文時代後期の温暖期のころの海岸線を考えると、こうした山あり谷ありの風景の見方は一変する。一昨年中沢新一氏のアースダイバーを読んでからである。

当時は温暖化が進み、海進で東京は凄いリアス式海岸のようであった。昔海だったところや海岸だったところを走ったと思うと楽しくなる。

そんな縄文時代の、一万年以上前に日本は縄文土器という世界一古い土器を生産したようだ。何で世界一古い土器が、4大文明を初めとする地域ではなく日本という辺境の地で生産されたのか?

その理由を、地球物理学者の竹内均氏は日本での火山活動の盛んな時期と重ね、溶岩等の自然の現象をヒントに土器が発明されたのではと推定している。日本海流と親潮の恵みで特に東北地方には特異な文明があったようである。

そして土器の技術は土偶などにもおよび、宗教的なものとしても使われたようである。

殆ど記録のない大昔に、魂を信じ人を慈しみ愛した人(それは私たちの祖先であるだろう)がいたと思うと胸が熱くなる。

やがて死に天国で縄文時代の祖先に会ったら嬉しいな、そんなことを思ってしまう。

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