かつて沈黙と勇気は男らしさの誉れと称賛されてきた。
戦後、何時の間にか、自己主張が強くなり、雄弁が金へと変化したようだ。。
その所為か、スピーチも軽薄になりがちで、重厚さに欠けてきたように思う。
話す内容が伴った雄弁は聴くに値するが、ただベラベラと内容のない話には、退屈さえ覚える。
政治家には「話術」が命と云われるが、心の底に響く言葉は久しく聴かない。
「寡黙」であっても、ほとぼしる情熱と、誠意に溢れるスピーチを期待しているのだが・・・。
軽口は時を稼ぐとも、人々からは心からの賛同は得られない。雄弁にも誠実さが必要だ。
福 山 の バ ラ 祭 り 7