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この国のカタチについて(3)・・・

2018年02月10日 05時16分49秒 | 日記
 国会議員にとって最も大切なことは、国造りの明確なビジョンを示すことではなかろうか。
残念ながら、選挙公約やマニフェストで、ビジョンを明確に示された記憶はない。
多様化した世の中だから、国民に示すことは困難かもしれないが、最も肝要なことだ。
中曽根内閣では、3公社の民営化を、小泉内閣では郵政・道路公団の民営化が図られた。
しかしながら、肝腎の国造りのビジョンは示されなかった。
選挙制度の変化とともに、国会議員は、国策に奔走するより、己の選挙に専心することになった。
その結果、国会議員の質的低下を招いたようだ。
選挙制度もこれを助長していると思われる。小選挙区制の弊害が出てきている。
明治維新に見られたような、熱い思いを持った国家像を示してほしいものだ。
司馬遼太郎の最高の作品は、数々ある中で「明治という国家」であったと思う。
国会議員さん達には、早くこの国の将来ビジョンを示してもらいたいものだ。



              み ど り 一 色