植物越冬メモ

散歩中に見つけた熱帯植物を紹介していきます。。

那須のアジサイ

2020年03月09日 | 関東植物
<アジサイの花色の変化>


秋咲アジサイ 10月頃


アジアサイは、6月下旬~7月上旬まで生育・開花をして秋口9月まで摘み取りを行うというのが一般的である。
ドライフラワーとして楽しむのは、西洋アジサイやアナベルなどの品種が向いている。
なぜなら、日本種で一般的な紫陽花は、開花後、花が枯れてきたら(淵が茶色く)なったら摘み取り、神社や寺院では、池や水に浮かべて、花を通して季節の移り変わり、美を観賞する文化を持っているのが特徴である。



・一般家庭での海外種ハイドランジアの普及
また、海外種のように開花後色が大きく変化する事は、非常に稀であり関東北部の山岳地帯や火山地帯のアルカリ土壌や、スギ林など空中湿度が高い(奥多摩・秩父、草津・那須)では、秋口または花芽形成がより促進されて、活発化されて2度または、切り返し剪定を梅雨に行うとまた、開花する事も珍しくない。土壌用分量が極端に少なく、カラマツやヤマハンノキなど著しく生育環境が厳しい場合では、花色が、白くなる場合がある。


アジサイの花色の変化
・酸性・赤色

・アルカリ性・青色


民家の多くが、大型種のハイドランジアの品種を栽培しており、生育旺盛の本種は、冬に新枝が枯れ込むような厳しい地域でも晩春には復活して、八重桜がさくころにはよく茂るほどまでになる。本種は、在来種(日本種)でないが、最も一般的で、栽培管理しやすい品種として多く流通している。




・白・火山地帯の一部(環境厳しい標高900m以上の地域)




厳密には、標高600mほどの季節風や山からの吹きおろしの風が強く当たる、北側や西側の斜面。(アカマツやハンノキ)しか自生していなく、ツバキやツゲでも生育が難しい地域。今後、よりどのような地域で白花になる現象が起きやすいのか、那須やみなかみ以外でもしっかり調査を行っていきたい。


ノリウツギ
<挿し木は、寒冷地でも梅雨挿しが良い。>
・挿し木は、梅雨時に3節程にカットされた挿し木穂を使用する。




葉は半分に切り、蒸散を防ぐ。また、遮光または高木(アカマツ、ケヤキなど)の半日陰下で管理。
発根促進剤をぬると高確率でアジサイの挿し木苗が作れる。
・挿し木苗も翌年、開花するので小苗として残しておくのも手だ。


また、熱帯植物のヤシ(ココスヤシ・ビロウ)のアジアン的なガーデンにも植栽されているので、今後雨に映える数少ない本種としての利用・価値はセイヨウ種の青色ハイドランジアのように高まっていくことだろう。


 しかし、改良品種を重ねると、耐寒性が低下(-5℃)になる事もあり、海岸地域などは一般種の葉の落葉期の遅れが顕著であり、開花に影響がでる懸念がある為。今後は、暖地向きと寒地向きにわけ品種改良を行うのがベストになるだろうか。また弱光にも耐え観葉植物のように楽しめる品種(インドア・ハイビスカス)のような品種がでる事も考えられる為。

・品種ごとの生育サイクル・変化・温度・日照・土壌での花色変化に注目していきたい。


その他。
タマアジサイ
花色は落ち着いた紫色のガク形アジサイ。葉や花も小型で和の雰囲気にあうのも特徴的である。
伊豆半島・静岡東部原産のやや耐潮性のあるアジサイ。耐寒性は-5℃となっておるが、寒さの厳しい寒冷地や東北・北西部でも栽培は可能である。(亜寒帯・北海道・高山2.000m)は不明となっている。ハイドランジアよりも低日照や湿度や湿り気を好む性質さえ注意すれば、基本栽培は容易である。


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