東北地方では福島県いわきに次いで、温暖な宮城県・石巻とヒートアイランド現象で温暖な仙台のヤシ・亜熱帯性植物の越冬について調査を行った。冬季の最低気温は、-6℃程度でありクライメートゾン9aの植物なら場所等と選べば越冬できる地域である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/a5/c80083d5681c93c82d18805bff1f8b7a.jpg)
シュロ
(しかし、東北なので緯度がより北であり、山の吹きおろしや寒波によって、関東と比べると体感気温・厳寒期の平均気温が寒い)ので注意が必要である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/49/7b6fb4f619c8f1d3f8c0944d96e2aed2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/32/bd2d8bc8e7bd3fec4d66808e81b4725b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/a6/967855ca89316bc26c0efde579dde3e5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/2f/6e6d1777380be98daaca8b3e4ee42d62.jpg)
シュロは、学名()は、他のヤシよりも寒さに強く東北地方・石巻までなら実生繁殖が可能のヤシである。福島県いわき・茨木県ひたちなか~関東以西では、海沿いの景観樹としてワシントンヤhシやカナリーヤシがみられる。
しかし、より寒さの厳しい地域では、アカマツクロマツとシュロを用いた植栽がメインとなっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/8c/a064f01de93b6a704f9c14ce085f2b05.jpg)
自然繁殖したシュロ 石巻・松島
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/55/99fe97d2596baf28376666daaf0706cc.jpg)
自生アオキ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/11/d50e9063d5943fd4eec43fa42533ead9.jpg)
多肉?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a5/bef245eaf5accb313413fa1c12a98531.jpg)
斑入りヨシチクとパンパスグラス
関東以西~九州で栽培されるビワも生育していた。鹿児島・指宿では2月の厳寒期でかかわらず葉を展開させており驚いた。耐寒性は-10℃程あり東北・石巻や仙台が北限とされている。特に枝の枯れ込み等もなく元気そうだ。葉が密に茂っており樹勢も問題ない。生産地が(長崎・鹿児島・宮崎)と温暖な地域に多いのは、2月に開花し幼果が結実するサイクルの為、冬季約-3℃以下の低温にあたると幼果が凍害を受ける為である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/00/4382d38f87a7be2d30bcd1fc0e0e1fd6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/bc/dbf8b837632d698010221444d1908132.jpg)
また、-5℃以下の低温にさらわれると幼木が枯死・枝の枯れ込みがみられる。その為、東北~関東の寒冷地(みなかみ・那須・秩父・奥多摩)では南側のひだまり下で栽培するのが良い。
宮城・仙台のヤシ農家
ココスヤシがメインで(ワシントンヤシ・ビロウ・アオノリュウゼツラン・ユッカエレフェンティペス)などを栽培・生産している。場所がやや寒冷の為ビロウは1本、ココスヤシは復活中であった。ユッカは、風の影響を受ける地域では上部が枯れていたが他の株は元気であった)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/af/c8b7e0e86f7a7b4fabe6b8c3eef924b8.jpg)
北限のココスヤシ
南米アルゼンチン原産の羽状ヤシで耐寒性は-10℃程度で寒さに強い。北限の仙台では東北の寒い季節風の影響を受け葉がダメージを受けが、夏には復活というサイクルの様だ。(関東南部のフェニックスロベレニーの露地栽培の生長サイクルと似ている)この為、仙台の寒さに耐えるが、場所をいくらか考慮しないと衰弱してしまう様だ。枯死している株は1株ほどだったので、春に植栽し根づかせば東北仙台でも越冬する事が分かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/75/b7b2107dbfc89bad6972c0dfbffa5c2a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/64/aae8a349b20baaaf70990c8667ecbabd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/76/ed568df51fc1b6bfdd82d938a6658d99.jpg)
ジョオウヤシ
ジョオウヤシは残念ながら生きている株はなかった。寒さの強いハイブリット種(クイーンパーム)なのか不明だが何年かは越冬できていた様で時の寒波で枯死した模様。東北でジョオウヤシが生育できたら宮崎の様な景観がつくれるが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/6d/0b5f8aecc50769a8c1123dad1f0a2b0c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/7f/ed087e4fc3d72b33b76179b065f48124.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/89/da3d84b6990eef0f64d06107629fc6d6.jpg)
北限のユッカ・エレファンティペス
やや仙台ではリスクがある様で、風が当たる場所に植栽された株は、上部が枯れて根本から復活中の様だ。しかし、東京多摩地域の寒波-7℃がきた際にダメージがでたので東北でも同様な結果だったのが疑問である。また、仙台よりも寒い栃木県那須地域でも軒下で無傷で越冬する為、耐寒性は-8℃(防寒下では-9℃)といった具合だろうか。最低-9℃台の八王子でも植栽(軒下)を見たので。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/c7/4f25170e3c9233ae00e4b737fb77f61f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/9e/e25cb1b33bde01c5b504a78a311c38fe.jpg)
復活中
東北の北限ビロウ
看板前は風が遮る事ができる為か、越冬して問題なく生育していた。おそらく日本では最北のビロウヤシである。北限の自生地は九州の宮崎・青島だが越冬できている事に驚いた。場所は、良好で車通りのよい道路近くと市街地の為仙台の中でも比較的温暖な場所だと思われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/58/36dd2f4ea2b0b2d709d3f884f378e92b.jpg)
しかし、耐寒性は-4℃とクライメートゾーン9bに値する。その為、養生・防寒しているが枯死した株も多く見られた。ちなみに仙台はクレイメートゾーン8b?である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/19/65658ef42796870d7d0d59cffcab0cb2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/1d/b237d586a469937d98c8eef2dd0a52c5.jpg)
ヤシ科の植物は生長点がなくなると枯死してしまう。ビロウは、仙台では軒下や場所(風が当たらない)など考慮する必要がある事が分かった。
ソテツ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/1d/1be8c5e972aa354bc87438619f1b190d.jpg)
最北のアオノリュウゼツラン
無傷で問題なく生育・展葉をしていた。東京の寒波(-9℃)でも乾燥下では越冬できた例がある。仙台では、(軒下)などで越冬できる様だ。また、耐寒性アカベ(agave)?は関東では最も寒さの厳しい栃木・那須でも葉先は傷みながらも、越冬した例がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/08/1ce4f46c4b3c4256257cd2d297cee550.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/f8/36db05dddb09db79445aed543b1f7b68.jpg)
北限のユッカ・グロリオサ
本種は、耐寒性が最もあるユッカ(Yuka)である。耐寒性は、-8℃程であり問題なく生育できている。地を這うように生育する為、寒さの影響を受けにくい事も関係していると思われる。北限は、-10℃になる栃木県那須や日光・岩手県・石巻が北限である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/5b/082825cab8a6636604344e464e96d016.jpg)
宮城県 仙台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/f2/eb35355e83cc82026026f6504df82cfe.jpg)
宮城県 町
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/a5/c80083d5681c93c82d18805bff1f8b7a.jpg)
シュロ
(しかし、東北なので緯度がより北であり、山の吹きおろしや寒波によって、関東と比べると体感気温・厳寒期の平均気温が寒い)ので注意が必要である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/49/7b6fb4f619c8f1d3f8c0944d96e2aed2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/32/bd2d8bc8e7bd3fec4d66808e81b4725b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/a6/967855ca89316bc26c0efde579dde3e5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/2f/6e6d1777380be98daaca8b3e4ee42d62.jpg)
シュロは、学名()は、他のヤシよりも寒さに強く東北地方・石巻までなら実生繁殖が可能のヤシである。福島県いわき・茨木県ひたちなか~関東以西では、海沿いの景観樹としてワシントンヤhシやカナリーヤシがみられる。
しかし、より寒さの厳しい地域では、アカマツクロマツとシュロを用いた植栽がメインとなっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/8c/a064f01de93b6a704f9c14ce085f2b05.jpg)
自然繁殖したシュロ 石巻・松島
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/55/99fe97d2596baf28376666daaf0706cc.jpg)
自生アオキ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/11/d50e9063d5943fd4eec43fa42533ead9.jpg)
多肉?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a5/bef245eaf5accb313413fa1c12a98531.jpg)
斑入りヨシチクとパンパスグラス
関東以西~九州で栽培されるビワも生育していた。鹿児島・指宿では2月の厳寒期でかかわらず葉を展開させており驚いた。耐寒性は-10℃程あり東北・石巻や仙台が北限とされている。特に枝の枯れ込み等もなく元気そうだ。葉が密に茂っており樹勢も問題ない。生産地が(長崎・鹿児島・宮崎)と温暖な地域に多いのは、2月に開花し幼果が結実するサイクルの為、冬季約-3℃以下の低温にあたると幼果が凍害を受ける為である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/00/4382d38f87a7be2d30bcd1fc0e0e1fd6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/bc/dbf8b837632d698010221444d1908132.jpg)
また、-5℃以下の低温にさらわれると幼木が枯死・枝の枯れ込みがみられる。その為、東北~関東の寒冷地(みなかみ・那須・秩父・奥多摩)では南側のひだまり下で栽培するのが良い。
宮城・仙台のヤシ農家
ココスヤシがメインで(ワシントンヤシ・ビロウ・アオノリュウゼツラン・ユッカエレフェンティペス)などを栽培・生産している。場所がやや寒冷の為ビロウは1本、ココスヤシは復活中であった。ユッカは、風の影響を受ける地域では上部が枯れていたが他の株は元気であった)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/af/c8b7e0e86f7a7b4fabe6b8c3eef924b8.jpg)
北限のココスヤシ
南米アルゼンチン原産の羽状ヤシで耐寒性は-10℃程度で寒さに強い。北限の仙台では東北の寒い季節風の影響を受け葉がダメージを受けが、夏には復活というサイクルの様だ。(関東南部のフェニックスロベレニーの露地栽培の生長サイクルと似ている)この為、仙台の寒さに耐えるが、場所をいくらか考慮しないと衰弱してしまう様だ。枯死している株は1株ほどだったので、春に植栽し根づかせば東北仙台でも越冬する事が分かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/75/b7b2107dbfc89bad6972c0dfbffa5c2a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/64/aae8a349b20baaaf70990c8667ecbabd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/76/ed568df51fc1b6bfdd82d938a6658d99.jpg)
ジョオウヤシ
ジョオウヤシは残念ながら生きている株はなかった。寒さの強いハイブリット種(クイーンパーム)なのか不明だが何年かは越冬できていた様で時の寒波で枯死した模様。東北でジョオウヤシが生育できたら宮崎の様な景観がつくれるが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/6d/0b5f8aecc50769a8c1123dad1f0a2b0c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/7f/ed087e4fc3d72b33b76179b065f48124.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/89/da3d84b6990eef0f64d06107629fc6d6.jpg)
北限のユッカ・エレファンティペス
やや仙台ではリスクがある様で、風が当たる場所に植栽された株は、上部が枯れて根本から復活中の様だ。しかし、東京多摩地域の寒波-7℃がきた際にダメージがでたので東北でも同様な結果だったのが疑問である。また、仙台よりも寒い栃木県那須地域でも軒下で無傷で越冬する為、耐寒性は-8℃(防寒下では-9℃)といった具合だろうか。最低-9℃台の八王子でも植栽(軒下)を見たので。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/c7/4f25170e3c9233ae00e4b737fb77f61f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/9e/e25cb1b33bde01c5b504a78a311c38fe.jpg)
復活中
東北の北限ビロウ
看板前は風が遮る事ができる為か、越冬して問題なく生育していた。おそらく日本では最北のビロウヤシである。北限の自生地は九州の宮崎・青島だが越冬できている事に驚いた。場所は、良好で車通りのよい道路近くと市街地の為仙台の中でも比較的温暖な場所だと思われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/58/36dd2f4ea2b0b2d709d3f884f378e92b.jpg)
しかし、耐寒性は-4℃とクライメートゾーン9bに値する。その為、養生・防寒しているが枯死した株も多く見られた。ちなみに仙台はクレイメートゾーン8b?である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/19/65658ef42796870d7d0d59cffcab0cb2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/1d/b237d586a469937d98c8eef2dd0a52c5.jpg)
ヤシ科の植物は生長点がなくなると枯死してしまう。ビロウは、仙台では軒下や場所(風が当たらない)など考慮する必要がある事が分かった。
ソテツ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/1d/1be8c5e972aa354bc87438619f1b190d.jpg)
最北のアオノリュウゼツラン
無傷で問題なく生育・展葉をしていた。東京の寒波(-9℃)でも乾燥下では越冬できた例がある。仙台では、(軒下)などで越冬できる様だ。また、耐寒性アカベ(agave)?は関東では最も寒さの厳しい栃木・那須でも葉先は傷みながらも、越冬した例がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/08/1ce4f46c4b3c4256257cd2d297cee550.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/f8/36db05dddb09db79445aed543b1f7b68.jpg)
北限のユッカ・グロリオサ
本種は、耐寒性が最もあるユッカ(Yuka)である。耐寒性は、-8℃程であり問題なく生育できている。地を這うように生育する為、寒さの影響を受けにくい事も関係していると思われる。北限は、-10℃になる栃木県那須や日光・岩手県・石巻が北限である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/5b/082825cab8a6636604344e464e96d016.jpg)
宮城県 仙台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/f2/eb35355e83cc82026026f6504df82cfe.jpg)
宮城県 町
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c4/6a0239cb82f871f01e9a0cb8211437ca.jpg)