焼津・ヤシ並木と富士山。
照葉樹が茂る中、ワシントンヤシが街路樹として利用されていた。耐寒性は-5℃と比較的暖地なら栽培・管理できるヤシである。生育が早い為か海外ではシュロを使う場合がたまにあるようだ。
富士山
焼津方面からでも富士山を見る事ができる。おすすめなのは、沼津・大瀬崎方面で、海岸線の道沿いをドライブしながら沼津の自然を観光する事ができる。2020年の富士山は降水量が標高2.000付近ともに少なく山頂にかけても積雪量はきわめて少なかった。
インドボダイジュは、-5℃まで耐寒性があるが霜のあたらない軒下が無難である。また、近縁種のイヌビワ・アコウ・オオバイヌビワをうまく交配すれば、耐寒性の強いゴムノキの開発につながるかも。
特に、痛みはみられなかった。しかし、2月以降の寒風で若干ながら落葉・黒ずみのある印象を受ける。
キダチアロエは、伊豆地方では11月初め頃から開花する事が分かった。しかし、焼津は石廊崎や南伊豆といった極暖地よりも寒冷な為時の強い寒波で葉先が痛んだ時期があった。(2012)
照葉樹林とサボテン
品種は、単刺団扇という種類で、耐寒性は-5℃。霜にはやや耐性あり(フェニックスロベレニー・吉祥天くらい)
都内では、八王子-6℃、多摩地域-5℃、練馬-3℃の広い範囲内で地植えできる品種。しかし、時の寒波を考慮すると多少の防寒対策や霜よけを行った方が春からの復活は早い。
イヌホケシダ
イヌホケシダは、耐寒性は-4℃まで。温室から帰化して生息地を西日本を中心に広げている品種。着生もでき亜熱帯植物が育つ暖地では一緒に着生させてより、自然な印象をだす事ができるので植栽物としてはオニヤブソテツやヤブランとまぜて使ってみると良いだろう。
ブーゲンビリア・サンデリアナ
ブーゲンビリアは、生育旺盛なサンデリアナという品種が向いている。伊豆半島より寒冷な焼津市ではぎり越冬のようで、この大株はかなり珍しい様だ。しかしながら毎年しっかり生育して花を咲かせているので、大丈夫な様だ。
ジャカランダは、静岡県の平野部ならよく頻繁に、みる事ができる。温暖化にうまく適応した樹木の一つ。シマチネリコ・ミモザ・フェイジョアとともに今後ともに生育適地が広まり、普及化が進むと思われる亜熱帯植物の一つである。
ハイビスカスは、耐寒性は-1度~2℃くらい。赤系の耐寒性のある品種や黄色の丸葉形品種を中心に確認する事ができた。寒波しだいで越冬できるかきまる様で湘南や葉山とともに越冬はギリの様だ。
柱サボテン・鬼面角
沼津では、鬼面角を確認する事ができた。ここまで生育した本種は珍しく、伊豆ならではの風景である。しかし、多肉植物ブームのためか温暖な東京沿岸部でも幼株をみる事が増えている様だ。花は、夜に開花する性質をもつ。今後ともに調査を続けていきたい植物でもある。