大戦略パーフェクトのススメ

現代大戦略2007公式ホームページの「現代大戦略のススメ」から名前をもらい、大戦略パーフェクトシリーズを遊んでゆきます。

ヨーロッパ大陸・2005改3-15

2009-06-26 19:18:58 | マップレビュー(新戦略モード記事)
今回は、ロシア戦線のあらゆる場所にSu-34が出現(数部隊はSu-35もいましたが、主力はSu-34ですね)したり、作戦を発動したり、結構動きのある5ターンとなりました。そして、そのおかげでこの5ターンのレビューがgooブログの文字数制限である10000字じゃ全然書ききれません。あわせると多分15000字弱。
内容を減らすのも嫌なので、全体の流れとなるレビュー記事を1本、もっとも長くなる部分の記事を1本、という2本の記事で1レビューとさせていただきます。


例によって、編成云々は2つ前のここを見ていただければと思います。まだ小改良は続いているのでサイト更新まではできないんです(何度も書き換えるの面倒くさいし)。



76ターン目~80ターン目
フランス陥落!

76ターン目、ついにパリが陥落。落としたのはドイツでした。補給線途切れてる状態で(ケルンまでは続いてるけど)よく進みますねぇ…
このあとはバルトオブブリテン…とは進まないでしょう。イタリアはちょっと弱まっているみたいですが、スペインはまだまだ強力。おそらくスペイン軍に押し返されてパリを失うんではないでしょうか。

シリア陥落!
76ターン目、まずはダマスカスにアレッポから南下していた部隊が突入。バクダットから西進してきている部隊もダマスカスまであと数ヘックスの位置まで移動できていました。


それに対し、77ターン目のシリアのターン、ダマスカスで生産されていたシリア空軍(MiG-25*1と攻撃ヘリ数部隊)が出撃してダマスカス上空のトルコ空軍や、基地を占領中の歩兵を攻撃。また、戦車駆逐車、戦車(T-62)などが陸軍基地から出撃して、占領活動を行う我が軍の歩兵を攻撃してきました。おかげで特殊部隊が1部隊、機数3という危険な状態に追い込まれました。
しかし、制空権など、あらゆる面でトルコ軍のほうが圧倒的に有利なわけで、77ターン目、ダマスカスを占領し、上画像の通りシリアを攻略しました。
ようやくシリア戦線が終息しました。やっと西ヨーロッパや北アフリカへの攻撃行動に移れます。

最終的にはわが軍が圧倒的に有利であるわけで押し切れましたが、敵がほぼ全力を挙げて防衛戦を行う、首都攻防戦にふさわしいような戦闘となってくれました。やっぱり最後の戦いがあっけないよりは激戦のほうがおもしろいですよね。
また、敵の全部隊がわが軍の歩兵を狙って行動したのはイイ行動であったと思います。いつもなら戦車駆逐車が歩兵を攻撃し、反撃で大損害を被っているのをみると、"このルーチンどうにかならないかなぁ…"とか思うでしょうが、今回は別です。首都攻防戦、というよりは建物を奪い合う戦闘すべてにおいてでは、最優先で攻撃するべき目標はどう考えても歩兵ですから。

シリア戦線の最後に、鹵獲できた装備のなかで使えそうなものと、それについての解説(?)
・MiG-25R
ロシア戦線で大活躍の素晴らしい偵察機。SR-71とかU-2が絶対に手に入らないこのマップでは最強の偵察機なんじゃないでしょうか。

・MiG-23BN:
ただの旧式の攻撃機…ではあるんですが、30mm機関砲が対地攻撃可能。A-10的な活躍ができるかもしれません。まぁとりあえず投入してみてこの手の攻撃機の使い勝手を調べてみるのもアリでしょう。

・9K51 グラード
射程も火力も低く、弾数も少ないですが、地形を破壊せずにメガヘックス攻撃ができます。市街地でMLRSでの射撃が躊躇われるときなんかにはいいかもしれないです。


アフリカ上陸戦準備(用意する部隊)
1、地上部隊
・2個軍団(アフリカ方面軍主力)
・1個重火力旅団(ATACMSと補給車、計9部隊)
・1個軽火力旅団(迫撃砲の使い勝手を調べる。9K51 グラードや迫撃砲と補給車など計9部隊)

2個の特殊旅団は、まぁあんまり意味はないと思います。軽火力旅団なんてそもそもが迫撃砲を使ってみたかった、でだけで考えた編成ですし。
しかし、LAH氏のコメントでの"重戦車部隊なども時には~"という話を聞いて、そういった特殊編成も必要だなぁ、と思いました。そして、だったら最小単位である旅団の種類を(部隊数は同じまま)いろいろ作り、状況によって旅団を入れ替えることで部隊ごとの性格を出せないか、と思ったため、その実験用、ということで編成します。
最終的には、例えば空挺旅団を作って敵部隊の後方に展開させて挟撃したり、突破を狙おうとする旅団は重機甲旅団(戦車数増)にして突破力を増大させ、防衛戦を行う部隊は装甲歩兵旅団(機械化歩兵数増)にして防衛能力を上げたり、そういったことをこの編成の中でやってみたいと思っています。

2、海軍
・LST*6、輸送艦*13、その他護衛艦20隻程度

2個旅団を敵前揚陸させることができて、1個軍団を一度に海上輸送できるだけの海軍を作ります。護衛艦は部隊数などの関係から20隻前後としました。



ロシア戦線
カザン戦線
前回の攻撃の失敗、またキーロフ方面から行われた敵の攻撃でここにいる1個軍団はボロボロになっています。部隊の被害自体もそうですし、残弾もかなり少ない状態です。敵もかなりの被害を被っているようですが、後方の正確な状況が不明な以上、この戦力で突入するわけにはいきません。前回の攻撃は事前偵察の不足とそれによる敵の過小評価が失敗の原因の1つだと思っています。またここで同じ失敗を繰り返すわけにはいかないですからね。
こんな状況なので、この戦線では敵の隙を見つけた場合のみ攻撃を行って戦果をあげる、という消極的ではありますが確実な戦い方を行いました。

・ロシア空軍発見!

F-35Aで強行偵察させたところ、Su-35とSu-33を1部隊ずつ見つけました。そして、その後の戦闘の経過からどうやら敵には5部隊以上のSu-35/34/33がいることがわかりました。ただ、射程4の中距離AAMを3発搭載できる強力な戦闘機、Su-35とSu-33は少なく、対空に対地にマルチに使えるSu-34が敵の主力のようです。

トルコ空軍より圧倒的に使える部隊数が少ない(空軍基地2つしかないしね)以上、汎用機を主力に据える、という考え方は間違ってはいないと思います。Su-35や33と比べるとSu-34は価格も安いですし。
ただ、逆に機数が少ないからこそ高性能な制空機に生産を絞り、ともかく制空権を敵にとらせない、そういう考え方のほうがより良かったんじゃないかなぁ、とも思いますが。シリア戦線で分かりましたが、制空権が取れないと地上部隊支援がどうしても薄くなるので間接的に地上部隊の戦闘を支援できますしね。
何はともあれ、敵空軍が活動し始めたことがわかったので、モスクワでF-35Aの増産を開始しました。

また、サラブル周辺の地上部隊の配置をみると、戦車(サラブル周辺)→対空SAM(対岸)→戦車の順で並んでいるのがわかると思います。おそらく、画像に書いたとおり、前方の戦車と対空SAMは第一梯団、その後ろが第二梯団でしょう。トルコ軍が第二次サラブル攻防戦で戦うのはこの主に第二梯団となりそうですね。 …第二次サラブル攻防戦もまともな敵の抵抗を受ける戦闘になりそうでちょっと安心しました(爆) 抵抗がないと作ってみた新戦術を試せないですからね。

後は地上部隊に関することとしては、この後の偵察で妙に機械化歩兵が多く配備されていることがわかりました。このカザンとキーロフという2本の作戦軸上だけで5部隊はいます。収入に比して生産できる部隊が少ないから新しく歩兵戦闘車を生産して機械化を進めているんでしょうか? やはり収入が多くないと生産がうまくいきませんかねぇ… COM強化案に役立つ情報かもしれません。


第二次カザンーサラブル会戦
さて、今回のレビューを恐ろしく長くしている原因がこの戦いです。何が問題かって、新戦術の初の実戦使用に張り切って敵味方の損害を調べたり、画像大量に使ったりしているのが原因なんですが。
戦闘の詳細は、こちらへどうぞ。なお、この方面での現在の戦況はトルコ軍がちょっと押され気味、といったところでしょうか。まだ左翼は崩壊していませんが次のターンのロシア戦車の突撃には耐えきれないでしょう。まぁこの劣勢は覚悟して戦闘に臨んでいますから問題はないと思いますが。


キーロフ方面

グラゾフの東には第二梯団とみられる部隊が発見されています。ちなみに、この第二梯団、上で上げた"機械化歩兵が妙に多い"ということにはじめて気づいた部隊でもあります。

こういう状況では、第二梯団が来る前に第一梯団を徹底的に叩き、のちに第二梯団に備えるべきと考えるのが普通でしょう。
というわけで、小規模な片翼からの包囲計画を立案、実行。単純な作戦ですし、戦力もこちらが圧倒的に上。攻撃自体は1ターンで完了して、第二梯団を待ち構える陣形へ戻りました。ただ、我が軍に機械化歩兵がいなかった(前5ターンでの戦闘で機械化歩兵が撃破されてしまっていた)ため、キーロフを占領できなかった、というのは、分かっていたこととはいえ残念な点です。物資の大量にある弾薬の補充地点が欲しかったのですが。
機械化歩兵、どうにかして1個旅団に2部隊入れられないかなぁ… この点は今の編成最大の弱点といえるかもです。


その後第二次カザンーサラブル会戦が行われ、そちらに戦力を集中させているようで、キーロフ方面へ向けられる戦力が少なくなりました。そのため、80ターン目、後方から到着した機械化歩兵を使ってキーロフを占領。弾薬補給地点を手にしました。


サマラ/アクチュビンスク戦線
アクチュビンスクにいるロシア軍はどうやらサマラの部隊を撃破するほうに主力を差し向けた模様。空軍もほぼすべてをサマラ方面に投入しています。内線作戦においては、まずは危険な方(戦力が強大 or 近い)を全力で撃滅し、次に優先度の低い敵を撃破する、というのが基本です。それを考えれば悪くない行動といえるでしょう。
しかし、トルコ側からみればそれはアティラウ側の部隊はほぼフリーに動ける、ということ。この隙を逃す必要は全くないでしょう。アクチュビンスク攻撃作戦を開始します。


作戦は上画像の通り。ほぼ全戦線で攻撃に出て、敵部隊の分散を誘い、一気に突破していく、という単純なものです。作戦開始はサマラ方面の戦局が安定したら。

ここでの挑戦は、F-35Aの爆装機を、今までのように地上部隊への火力支援として使うのではなく、敵の補給線を断つことを主任務に使うこととなります。ときどき使っていた戦法ですが、今まではこれは地上部隊の支援をやりつつ、余った部隊を使って行う戦法でした。今回は、この補給線破壊を主任務、地上部隊の支援を補助任務(?)という風に戦法を変更します。
攻撃ヘリは今まで通り地上部隊支援を行わせるため、ある意味では縦深攻撃とも言えるかもしれません。


サマラ方面で長距離SAMが4部隊展開し、戦局は大体安定してきました。というわけで、アティラウにいる4個旅団を一気に投入して攻撃を開始。敵は攻勢限界点を迎えていたのか、驚くほど抵抗は弱く、初動は大成功といえそうな結果となりました。
アクチュビンスクに近付けて迎え撃つつもりでしょうかね。その可能性も考えると早めにサマラ方面でも攻撃にでて敵の戦力分散を誘わねばいけませんね…



対独戦線
対ワルシャワ戦線
そろそろ対独攻勢開始しましょうかねぇ。しかし、ワルシャワやウッジは物資不足なのでもう少し待ちたいところでもあります。進撃開始は次のレビューくらいかなぁ…(正直対ロ戦のほうの部隊指揮で手一杯っていうのもあります)



対伊戦線
前回の最後のほうに行っていた1回目のリュブリャナ攻撃に失敗してしまいました。さすがに準備が足りなかったみたいです。ザグレブは占領できているのでここを拠点に戦力を集めつつ、リュブリャナから出撃してきた部隊を各個撃破していきます。また、夜間のうちに砲撃部隊や攻撃ヘリ部隊を展開し、徹底的な援護射撃の元に進軍させることにします。


79ターン目、態勢は立て直せましたが、敵が多く戦車の突撃にはまだ早いでしょう。しばらくは攻撃ヘリと砲兵の攻撃で敵を削り、F-35Aで補給線を断つことに専念しようと思います。とりあえず10機編成のMLRSは2,3部隊しかいない状態にしておきたいところです。



軍資金/相場3780298/70%3835069/77%3943630/70%3965731/77%4091123/70%
生産部隊
RF-4*3(76ターン目)
F-35A*15(76ターン目)
B-737*1(76ターン目)
レオパルド2*3(76ターン目)
コブラARSV*1(77ターン目)
ナイキ・ハーキュリーズ*1(77ターン目)
大型補給車*1(77ターン目)
レオパルド2*5(77ターン目)
LST*6(77ターン目)
RF-4*3(78ターン目)
F-35A*14(78ターン目)
B-737*2(78ターン目)
M-42*3(78ターン目)
ホーク改*3(78ターン目)
輸送艦*6(78ターン目)
F-35A*6(79ターン目)
RF-4*3(79ターン目)
コブラARSV*4(79ターン目)
レオパルド2*1(79ターン目)
戦闘工兵*2(79ターン目)
補給車*1(79ターン目)
RF-4*4(80ターン目)
F-35A*4(80ターン目)
AIFV*1(80ターン目)


詳しくは書きませんが、弾道弾は確実にこちらの弱点(そこを破壊されるとその先へ補給路がつながらなくなるところ)を狙ってきています。これは数ターンにわたって補給を断たれ、序盤の苦戦の原因となった小アジア半島への弾道弾も然り、それ以降の着弾箇所もそうです。弾道弾のルーチンも変わってきているんでしょうね。
少なくとも、敵の補給線を意識して行動することはできているみたい。後は、自分の補給線も意識して行動してほしいところですが…

ヨーロッパ大陸・2005改3-15 ~第二次カザンーサラブル会戦~

2009-06-26 19:18:31 | マップレビュー(新戦略モード記事)
第二次カザンーサラブル会戦

作戦発動前
前回行った攻撃が失敗したため、76ターン目は退却と臨時の防衛態勢の構築を行いました。

そして、次ターンの77ターン目、敵はトルコ軍左翼を攻撃してきました。どうやら戦車*10以上を使う大規模攻撃なようです。
予定では、右翼に罠を張り(カザンの基地が近いため楽に防衛できる)、罠に引っ掛かった部隊を撃破する予定だったんですが…まぁ敵が大規模な攻撃を仕掛けてきたというなら仕方ないです。贅沢は言っていられませんし、作戦計画を立てました。
…最初に主導権握られている状態って言うのはこういう罠を張ってしとめる計画は向いていないんでしょうが、まぁやるだけやってみましょう。研究成果や演習と、実際のマップでの戦闘の違いを体感できる場と思えば無意味ではないですし、ね。

作戦計画
前回に引き続き引き続き白枠1個が1個旅団を表します。
状況

まずは敵味方の戦力から。
76ターン目には、敵の兵力は戦車*5などからなる第一梯団と、その後ろに10~15部隊の戦車などからなる第二梯団の2つで構成されていました。77ターン目現在、敵はこの2梯団を1つにまとめた状態で攻撃前進してきています。
また、空軍は5部隊前後の戦闘機と数部隊の攻撃ヘリがあるようで、その数の少なさを補うつもりなのか、複数の対空レーダーを配備しています。

それに対し、わが軍は戦車15部隊などです。第一、第二梯団までなら数的に互角程度ですが、そのさらに後方の部隊が来ると、数的に不利になる可能性があります。
その数的不利を補う必要が出てきたときのために、F-35AやAWACSなど、航空部隊を多数用意しておきます。とりあえずはF-35Aを25~30部隊程度用意することを目標に生産していきます。
方針・目標
今回の作戦の基本的な方針は、敵に攻撃させ、攻勢限界点に敵が達したところで反撃に移る、というものです。これを基本にちょっと"罠をかける"部隊機動の練習を入れたりしていきます。
作戦のポイントは、大戦略において戦車や自走砲の主砲弾は、たいてい4~5しかない、という点です。つまり、3~4ターン戦闘を継続すると、後方の部隊と交代するか、弾数不足になるのを覚悟で攻撃を続行するかの選択を迫られることになりますが、この2つはどちらもよほど上手くやらないと相手に隙を見せる行動です。
今回の作戦では、"後の先をとる"戦術の練習的な意味で、この隙を突いてみようと思います。普通に正面攻撃でもいいんですが、余裕のあるうちに戦術演習はやっておかないとね。

作戦目的は、優先度が高い順に、"敵の攻撃の破砕"、"敵主力戦車隊の撃滅"、"サラブルの占領"となっていきます。ひとまずは敵の攻撃の破砕が最優先ですね。
部隊配置図&作戦第一段階

まずは、我が軍がどのような陣形で布陣するのか、から説明したいと思います。
現在、敵はトルコ軍左翼に攻撃を集中してきています。この敵の攻撃をまともに受ける場所には1個旅団と、機械化歩兵*1を配備しました。それ以外に、この方面には現在軍団予備の2個旅団も含め4個旅団がいます。2個旅団で、L字型の陣形を作り、残り2個旅団は予備部隊として拘置することにしました。また、MLRS*3、9A52 スメルチ*1、K-9*2、2S7 ピオーンからなる火力部隊は、L字型の屈折点に配置します(あ、画像に書き忘れてる(汗)。

第一段階作戦は、敵の攻撃を受け止める段階です。同時に、敵を罠にかけていく段階でもあります。左翼を圧迫してくるロシア軍主力に対し、左翼にいる1個旅団は、大損害を被らないよう注意しつつちょっとずつ西へ後退していきます。今の位置で無理に攻撃に耐えさせても損害だけ多くなってイイことはないので。
第二段階

一個旅団が西へ退却していき、トルコ軍は左翼が大きく窪んだ陣形となります。敵はトルコ軍左翼を東から西に向けて突破していきますが、側面に展開している部隊を発見し、一部の部隊はトルコ軍中央を包囲するように旋回機動を行うでしょう。
トルコ軍左翼は崩壊寸前、中央は2方向から圧迫されるかなり苦しい局面となるでしょうが、この状況で2,3ターン耐え、敵が攻勢限界点に達するのを待ちます。
第三段階

僕の予想では、第二段階作戦開始から2,3ターンすると第二梯団も戦車隊はほぼ全部がこの突破に成功したロシア軍右翼か、その周辺に突っ込んできているはずです。そして、その部隊のうち、先鋒にいる部隊はもう弾薬は切れかかっているころでしょう。
この状態になったら予備の2個旅団を投入、まずは突出部にいる主力と、後方サラブルにいる部隊とを分断します。同時に予備部隊以外もすべての部隊が攻撃を開始し、分断した部隊を各個撃破していきます。
その後は、まぁサラブルを占領、次はキーロフ方面へ圧力をかけていきます。この辺は敵の残存部隊と、味方の戦闘能力を見つつその時に決めていこうと思っています。
その他の場合
この予想通りに戦闘が進んでいかない可能性ももちろんあります。その時はその時で臨機応変に対応していくしかありませんが、予想されるパターンとそれへの対応を一応書いておこうと思います。

まず、現在進軍しておきながら、今になって攻撃方面を変更するのは時間の無駄であり、こちらも余裕を持って対応できる(罠の張りなおし等)ので問題ありません。
また、全戦線にわたって攻撃を仕掛けてきた場合、敵はこちらとほぼ同等(こちらがちょっと劣っているかも、程度。兵器の質を考えると互角程度でしょう)の戦力なのに、戦力分散の愚を犯すことになります。1か所に絞って突破してきたよりもむしろ対応は楽だと思います。前線にいる2個旅団に、まぁ1個旅団を加えた3個旅団で数ターン攻撃を防ぎぎり、その後予備部隊を投入して逆襲に転じてやればいいだけです。


作戦経過
78ターン目、ロシア軍爆撃機の手によってでしょう、カザンの空港(収容部隊なし)が破壊されたり、敵が電子戦機を投入してきていたり、航空優勢は全体的に敵の手にあります。後2ターンすればF-35Aがとりあえず7部隊来ますので、一方的にやられることはなくなると思いますが。

そして、数からいっておそらく敵第一梯団の残存部隊と思われる戦車隊は、どちらかというと中央に近い左翼に攻撃を集中してきました。非常に中途半端な場所への攻撃なんですが、なんでこんなところに攻撃仕掛けてきたんでしょうね? ちょうど火力部隊の真正面に突っ込んできたので、敵第一陣は自走ロケット砲3部隊とK-9自走砲5部隊の集中射撃で追い返しました。
火力部隊はやっぱり集中して用いるべきですなぁ。火力部隊の射撃と歩兵の対戦車ミサイルだけを使い(反攻主力の戦車の弾数は温存する。これがこの戦法のポイントだと思っています)、1ターンでT-80U戦車を40両ほど破壊しました。すさまじい破壊力です。

とりあえず第一陣は追い返しました。しかし、敵の手元には戦車および戦車駆逐車*10弱、自走ロケット砲*3、自走砲*5くらいの戦力は残っているはずです。ここで攻撃をあきらめるようなことはないでしょう。そして次の攻撃は1,2ターン後にはやってくると思います。その攻撃に備え、そして味方に有利な態勢に誘導すべく、罠のようなものを87ターン目中に張っておく必要があります。

下画像で、実線は78ターン目中の敵味方の行動、点線は次に予想される敵の行動です。

まず、上画像の通り、左翼前衛部隊(対空車両*1、偵察車*1、戦車*1)を前線に進出させ、左翼へ再び敵の攻撃をおびき寄せます。
これによって、敵の攻撃は再びトルコ軍最左翼に向けられるはずです。その後は当初の計画通り、敵がトルコ軍左翼を突破するのに1~2ターン、膠着させた状態で2,3ターン、最後に反撃で仕留めて終わり、という形に持ち込めると思います。
この戦術、喰い付いてくれればその後はパターンに当てはめて終わり、となることが多いのですが、敵が罠に食いついてくれるまでは非常に微妙な指揮を続ける必要があるのでかなり怖いですね。特に今回は、まだ主導権が敵にある状態ですし。



78ターン目は夜であり、索敵範囲が狭かったのですが、79ターン目のドイツのターンが来ると昼間の状態での索敵情報が表示されるの、でまずはそれをチェック。これがあるので夜から昼になる直前は多少無理してでも偵察機を突っ込ませておくと便利なんですよね。

ロシア軍はキーロフ方面にいた戦力をカザン方面へ振り向けたようです。ただ、残念ながら、キーロフ方面にはこの時期機械化歩兵がいないので攻撃には出れませんでした。
また、エカテリンブルク側から敵第三梯団が来ているようです。ロシア軍は中規模な諸兵科連合部隊の連続投入をしてきているようですね。なかなかにイイ動きだと思います。
第三梯団もサラブルに渡ってきちゃいそうなので、こちらがこれ以降戦う敵戦力は大体戦車20部隊強と考えておきましょう。まぁ普通に戦っても火力部隊で漸減していけば勝てない相手じゃないと思います。

ただ、これ以上敵戦力が増えると苦しくなりますし、ぱっと見工作部隊はいないようなので、F-35A部隊の行動は、サラブルにかかる橋の破壊に全力を尽くし、余力があったら敵地上部隊の攻撃をするという感じの優先順位としました。


79ターン目、敵は前ターンにかけた"仕掛け"にしっかりと引っかかってくれました。敵戦車隊の攻撃目標はトルコ軍最左翼へと戻っています。こちらは大量の部隊が損害を受けた割に、敵に与えた損害は0。かなり一方的な戦闘となりましたが、作戦目的はまぁ達せられたはずです。同時に、我が軍が作戦を立て、それの通りに敵が動いてくれていることで、敵にあった主導権はこれで我が軍に移ったとも言えると思います。
敵の残弾を考えてみると、反撃開始は83ターン目くらいでしょうか。夜間ですかぁ…できれば夜間機動、昼間攻撃が望ましかったのですが。思わぬ形で戦闘が始まってしまった以上仕方ないですね。
序盤に主導権を握られる、ということはこういう問題点を出してしまうわけですね。主導権を最初から握ることの重要性がわかりました。



80ターン目の様子。突出してきた敵を狙って火力を集中しつつ(敵主力にはまだ砲撃していない)左翼では防衛戦を展開中です。
81ターン目から敵右翼部隊はトルコ軍左翼から中央へ回り込むように機動を開始するでしょう。最左翼にいる戦車隊に攻撃が集中する可能性もありますが、その場合であっても次のターンには最左翼は退却するので、結局は同じ結果になると思います。どちらにせよ、第二段階作戦の開始となります。


疑問点その他
・なんでトルコ軍左翼に敵が来たのか
もしかすると、キーロフ方面で両軍が戦闘をしていたため、それへ助力するためにキーロフ方面へ一番近い左翼へ突っ込んできたのかなぁ。だとしたら余りに短慮すぎますよね。ほんの数ターン前まで戦闘していたんだから、カザンに部隊がいることくらい把握しといてもらわないと。
…今のルーチン、いい動きもする代わりに、今までのルーチンでは考えられなかった馬鹿な動きも追加されている気がします。全体としては強くなってますがね。

・敵味方の損害
全体としては押されているように見えるトルコ軍ですが、実は防戦に徹しているだけあって損害はそんなに多くなかったりします。
80ターン目現在、ロシア軍の損害はT-80U*60機、2S25*10機、9A52 スメルチ*14機で、トルコ軍の損害は、コブラARSV*10機、レオパルド2*10機、AIFV*13機、戦闘工兵*24機、M-42*16機、補給車*2機です。トルコ軍は戦車を温存して、できる限り対空車両や機械化歩兵を使って戦闘しているので軍の主力たる戦車の損害は少なく済んでいます。

ヨーロッパ大陸・2005改3-14

2009-06-16 18:28:16 | マップレビュー(新戦略モード記事)
LAH氏のご指摘を受けて、レイアウトを(外見はなるべく変えずに)変更しました。タイトル部分が変更したことが一番わかりやすい部分だと思いますが…まぁこのブログのタイトルなんて気にしてる人は少ないでしょうから分からないかもですね。


編成に関しては前の記事も合わせて見てください。
…軍団予備の2個旅団、通常は師団に1個ずつ配属して使っているんですよねぇ… 4単位のほうが融通は利くし。とすると、軍団予備はなくし、各師団を4単位師団に変えるべきでしょうか… このあたりはまだまだ改良の余地がある部分ですね。

71ターン目~75ターン目
シリア戦線
アレッポ攻防戦
71ターン目のシリアのターン、アレッポの陸軍基地は破壊も占領もされませんでした。生産した部隊もすべて無事だったのでこれを出撃させ、戦線を一気に移動させることに成功。おなじターンにモースルの陸軍基地も陥落し、長く続いたシリア戦線も終盤に入ってきた感じ。


ダマスカス・ベイルート攻防戦

73ターン目のシリア陣営。どうやらよりアレッポに近いベイルートで陸軍を生産して、部隊を北上させているようです。もともと首都周辺にいた戦力も、新規に生産した戦力も、ほぼ全てアレッポから南下するトルコ軍の迎撃に使っているようで、ダマスカス(シリア首都)がガラ空きに近い状態となっています。
首都攻略だけを目指しているこちらにとってはかなりありがたいことです。敵の虚をつける可能性もあるので、バクダット方面の部隊の西進を73ターン目から始めました。


75ターン目終了時のシリア戦線。流石に首都に近づくと首都にも防衛部隊が見えてきました。でも戦力的にはこちらの方が上だし、北からの部隊を退けてもすぐ東から第二陣がくることになります。まぁダマスカス陥落は必至でしょう。

ちなみに、今までずっとこちらの空軍を押さえつけ、牽制し、間接的に陸軍を支援してきたシリア空軍はほぼ壊滅。キプロスに残存部隊がいくらかいるようですが、もう大した戦力ではありません。
最後のほうはMiG-25の生産をやめ、MiG-21と攻撃ヘリを主に生産していたように思えます。予算が少なくなってきたから安価な兵器で数を増やそうと思ったんでしょうな。不満はいろいろある生産ルーチンですが、この点に限ってみればいい判断をしたと言えるでしょうね。


対ロ戦線
カザン攻防
一度侵攻部隊を追い返したものの、再び敵部隊が侵攻。相変わらずこちらの倍近くの戦車隊が押し寄せてきています。また、今回は対空SAMがいるので攻撃ヘリや爆装F-35Aで一方的にダメージを与えることも不可能。
MLRSによる射撃などである程度数を減らしましたが、防衛を続けるのはこちらにとって+にはなりません(ーにもならないですが)。そのため、こちらから攻撃してサラブルを占領する計画を立案、発動しました。

サラブル攻撃作戦・概要
あとで包囲殲滅を…とか考えていましたが、徐々に状況は悪化しつつあるのでサラブル占領のための作戦を発動することに。参加兵力は作戦発動はカザン方面を担当する1個師団+上位部隊である軍団から引っ張ってきた1個旅団の4個旅団で、73ターン目、夜明けとともに行います。

・作戦概要
白い枠は1個旅団を表します。

最初の布陣ですが、敵に対して両翼がちょっと出た、弧を描く(逆ハの字)のような形で布陣させます。そして、予備となる1個旅団は中央の後ろに。ここに書いてはいませんが、MLRS*2,K-9*2からなる火力部隊は中央と右翼の間にきます。

1、道沿いに攻撃
敵は一度西進し、その攻撃が破砕されると、今度は再びカザンへの最短ルートとなる道沿いに攻撃してきました。そのため、この道沿いに攻撃、というのは、双方が攻撃する遭遇戦のような形となります。主力とぶつかる可能性がありますが、こちらが制空権を握っていることを考えると、敵の第一線は突破できるでしょう。
しかし、敵の第二陣(後方の戦車隊)が出てくると攻撃は破砕とまではいかずとも、停滞するかもしれません。その場合は"2"に移ります。
もしそのまま突破できたら、予備を投入して一気に決着をつけ、この作戦を終了させます。

2、左翼から攻撃
もし1段階目の攻撃が停滞した場合、火力部隊を動かして左翼からの攻撃に移ります。1段階目の攻撃が停滞したとしても、敵の目は道沿いに行われている攻防に行き、戦力もそちらに回っている可能性が高いです。その隙を突くように反対側から攻撃、突破を狙います。
サラブル西方の丘陵地帯を抑えられれば、そのまま直進すると平野部に出れるので、丘陵地帯を抑えてしまえば突破はそれほど難しくないはず。なお、丘陵地帯には砲兵陣地を作り、戦域一帯へ支援射撃をできるようにするつもりです。

3、予備部隊の投入
"2"が成功したらそちらの後続として、予備部隊を投入する。これは先鋒の側面防御とするつもりですが、もし先鋒が消耗している場合それを超越して攻撃させることも考えています。

4、殲滅
"1"で突破したにしろ、"2"で突破したにしろ、サラブルを抑えられれば小さな包囲網が完成するはずです。なのでそれを一気に殲滅します。


サラブル攻撃作戦・作戦経過

上画像のような陣形、兵力で攻撃することとなりました。時間不足で逆ハの字というよりは南東から北西への直線のような陣形となってしまっています。できればあと1ターン攻撃準備時間が欲しかったですが、貴重な昼間を1ターン使うのは問題だと判断したため、このまま攻撃開始。
最初に攻撃する右翼部隊1個旅団は、今までの戦闘で数を減らしており、突破力の不足が心配されます。しかし、こちらの攻撃は成功したら良し、成功しなければ次の案へ、程度のものなので特段問題ではないはず。それよりも決め手となる可能性が高い左翼旅団の損害ほうが重要となります。

航空戦力に関しましては、攻撃ヘリは今までの防衛戦でかなりの数がやられたものの、まだ6部隊は残っています。定数より2部隊少ないが十分強力な打撃力です。爆装F-35Aは73ターン目に3部隊、74ターン目に5部隊を投入できました。

まずは、右翼旅団が攻撃開始。攻撃と言っても陽動に近いものなのでこちらの被害を極力抑えるべく、砲兵と航空部隊に戦車の相手は任せ、戦車、機械化歩兵部隊は対空SAM狩りを主任務とさせるようなものです。


この攻撃に対して、ロシア軍は現有戦力で右翼の守りを固め、左翼で戦車*2などによって攻撃に出てくる、という対応をしました。そのほか、傷ついた部隊から何から全てを使って前線を作り、これ以上の戦線の崩壊を防ぐような構えを見せています。
攻撃する方に戦力を集中するかと思っていたので意外でした。陽動はその他の部隊が敵に見つかっていない状況でのみ通用する戦術なのかもしれません。

サラブル駐留ロシア軍の反撃のほかに、ウファ側の岸(対岸)にいる敵砲兵からの砲撃を喰らい、右翼部隊の戦車数が9両とあまりに少なくなってしまいました。なので、カザン占領時に鹵獲していたT-80Uを右翼に投入して補強。そのまま右翼方面への圧力を強め、そこで待機。
サラブルにはT-80U*2、2S25*2がいます。その他砲兵などもいることを考えると、攻撃ヘリも投入すれば突破は十分可能ですが、かなりの被害が出るでしょう。それに、現在キーロフ方面にいるトルコ軍がロシア軍戦車隊に圧迫されており、その対策として攻撃ヘリ*2、3は残しておきたいところです。これらの理由から、右翼でのさらなる進撃はかなり難しいです。

第二段階に移行するタイミングは、サラブル周辺にいる戦車隊がサラブルを離れ、丘陵部あるいは森林に入ったが最も望ましいと思っていたのですが、サラブルの戦車隊のうち2部隊はサラブルを守ることを目的としているらしく、まったく動こうとしません。
迂回はできない、おびき出すことはできない、しかも相手は続々とウファからの増援をもらって勢力を蓄えている、なら早めに正面から粉砕するしかないだろう、という結論になり、75ターン目、予備も中央に投入して全戦線で攻撃に出ました。


強行突破に出てみてわかったのですが、敵戦力はかなりのものみたいです。戦車数だけでこちらと同等程度はいるでしょうし、自走砲、自走ロケット砲による火力支援も出来ています。また、少数ですが空軍も上画像の白丸のように出てきました。
特につらいのはペルミなど北を通っていた部隊の一部がサラブルに増援としてきているらしいこと。これではサラブルを落とせても南下してくる部隊とは戦わざるを得なくなり、それらと戦うとなるとサラブル対岸のロシア軍砲兵から砲撃を受けてしまいます。それではサラブルを落とす意味はないも同然です。

いったん退くべきでしょうね。サラブルを落とすことは可能だと思っていますが、維持できるかどうかは結構怪しいところです。それよりは、サラブルからカザンへロシア軍に攻め込ませ、途中にある森や丘陵地帯にロシア軍が来たところでMLRS、K-9の砲撃で仕留める方が効果的でしょうか。敵は道路のない丘陵、森林地帯にいるのですから思うように移動はできず、長時間射撃されることになるはず。これで被害を与えつつ、アクチュビンスクなどの攻略を待つべきでしょう。

この防衛計画の作戦案と次期攻撃作戦の作戦案は次のレビューにでも。


サラブル攻撃計画・まとめ
・反省点、作戦計画の問題点
陽動的な性格を持つ右翼部隊からの攻撃ですが、冷静に考えてみると、前回サマラ攻撃後の反省で、"内線の態勢をとる敵に対しては陽動の効果が薄い"と書いていましたね。今回もロシア軍は内線の態勢をとっていました。
前作戦の戦訓も忘れて作戦立てて、しかも偵察も今回あんまりしっかりやってなかったし…まぁ上手くいくはずもないですな…馬鹿やりました。

・その他問題点-砲兵対策
前線に戦車隊は出ており、それは随伴歩兵もおらず、突出しているだけなので簡単に撃破できますが、これを攻撃すると次のターンにはサラブルの砲兵から砲撃を受けます。この砲撃、自走ロケット砲*3,4から一気に食らうので戦車と言えど無視できない損害を被ります。これに関して、何かしら対策を立てないといけないでしょうね。


キーロフ南方

上画像は前のサラブルへの総攻撃時の画像とおなじものです。ブログの容量はできる限り少ないくしたいんで、流用させてください。
キーロフからは10部隊近い戦車がこちらの2個旅団に襲いかかってきていたのですが、正面攻撃しかしてこなかったので、6部隊の戦車の集中と、K-9による支援砲火で特に問題なく防衛していました。
しかし75ターン目になって3部隊が西の丘陵地帯を通って包囲機動を行ってきました。その後は攻撃ヘリとM-42で迂回してきた部隊を撃破、危険な状況にはなりませんでした。

ちなみに、キーロフの周辺に機械化歩兵が見えますが、この機械化歩兵は見事に(?)戦車隊の行動に追従して、中都市キーロフ(トルコ軍が占領していた)を占領しました。COMのルーチンの進歩、または機械化歩兵の重要さを示す出来事かもしれません。

数的に劣勢なこともあり厳しい戦況となりつつありますが、ここを下がるとカザンーサラブル間で戦っている師団の背後に回られてしまうので下がるわけにはいきません。まぁ機動防御の準備が整ったら下がってダメージを与えるつもりですが。


サマラ/アティラウ方面
アティラウでは、敵は迂回するように我が軍の右翼を進撃することが多くなりました。こうなっては1個旅団で防ぐのは無理なので、師団予備の1個旅団を投入して戦線を支えています。予備に関しては、軍団単位の予備が1個旅団アティラウにいたのでそれを投入して予備としておきました。

サマラ方面では、応急的な防衛線の構築が終了。あとはゆっくり部隊の再編を進めて、アクチュビンスク、ウファの順で攻略するだけです。74ターン目に弾道弾によって補給線が断たれたのでちょっと遅くなりそうですが…


ワルシャワ、ケーニヒスベルク方面
戦力再編中が終わりました。計画ができ、攻撃配置ができ次第、ドイツに対し、攻勢をかけられるはずです。


71ターン目のベルリンの状況。全体的に東部戦線のドイツ軍は両翼に戦力を集中し、中央が空いたような形になっています。また、重武装司令部の長距離SAMは弾切れを起こしているようです。最盛期のロシア軍によってですかね?
こちらの目標はベルリンの占領、ならば両翼を一部の戦力で拘束し、中央突破を図るべきでしょう。よって助攻には各翼に2個旅団ずつ使い、主攻に4個旅団を使う感じとなるでしょうか。今、戦術などに関してはいろいろ調べているところなので、詳しい作戦案は調べ終わった(はず)後に書く次のレビューで。



対伊戦線
71ターン目に再編が終了しました。とりあえずエリカの海軍基地とリュブリャナの陸軍基地の占領を目指し進撃を開始しています。
これ以降ローマまでは隘路の連続となるため、F-35Aなど、攻撃機の増産が必要となります。これは、シリア戦線終了後、この戦線に使える部隊を確認しつつ生産していこうと思っています。




3055575/77%3190799/70%?/??/??/?
生産部隊

RF-4*9(71ターン目)
F-35A*1(71ターン目)
M-42*3(71ターン目)
MLRS*1(71ターン目)
K-9*3(71ターン目)
工作部隊*1(71ターン目)
補給車*1(71ターン目)
F-35A*1(72ターン目)
AH-1W*4(72ターン目)
レオパルド2*7(73ターン目)
AIFV*2(73ターン目)
戦闘工兵*2(73ターン目)
K-9*2(73ターン目)
M-42*1(73ターン目)
補給車*1(73ターン目)
コブラARSV*2(73ターン目)
工作部隊*1(74ターン目)
レオパルド2*1(74ターン目)
M-42*3(74ターン目)
K-9*1(74ターン目)
コブラARSV*3(74ターン目)
補給車*3(74ターン目)
RF-4*6(75ターン目)
工作部隊*1(75ターン目)
K-9*2(75ターン目)
AIFV*2(75ターン目)
M-42*1(75ターン目)
戦闘工兵*1(75ターン目)

ヨーロッパ大陸・2005改3-13

2009-06-01 18:07:17 | マップレビュー(新戦略モード記事)
新編成
大幅に変更しました。戦車は3部隊1組を基本とするなど、部隊の構成比率はあまり変わっていないですが、その組み合わせ方がかなり変わっています。それに伴い、呼び方も大幅に変更しました。
部隊数的には、今までの師団が軍団に相当し、今までの旅団が師団に相当するような感じになっています。旅団は、今までの旅団*(1/2)って感じ。
大まかに言って、軍団ー師団ー旅団、という順な指揮系統(?)となっています。軍団に直接所属する旅団はその方面の予備兵力となります。この辺の考えはHoI3の開発日記にあったものをそのまま大戦略に応用してきたものですね。非常にわかりやすく、簡単に予備兵力という存在を生み出すことができる考え方だと思います。

編成詳細
旅団(9)
 ・偵察車*1
 ・戦車*3
 ・機械化歩兵*1(2)
 ・自走迫撃/榴弾砲*1
 ・対空車両*1
 ・補給車*1

師団(35)
 ・3個旅団(27)
 ・機械化歩兵*1(2)
 ・自走榴弾砲*2
 ・自走ロケット砲*2
 ・大型補給車*1
 ・工作部隊*1

軍団(100)
 ・2個師団(70)
 ・2個旅団(18)
 ・攻撃ヘリ*8
 ・輸送ヘリ*2(4)

前回、これへの再編成はすぐ終わると書きましたが、部隊の組み合わせ方を大幅に変えているので、再編に予想以上に時間がかかっています。対ロ戦線と対伊戦線で攻勢に出るのは73ターン目くらいになりそう。


>66ターン目~70ターン目
シリア戦線
アダナーアレッポ上空航空戦
アダナ上空へ向かおうとする敵機と空中戦。66ターン目には航空機、ヘリ合わせて20部隊ほどのシリア空軍を発見。その後も毎ターン10~20部隊位の敵航空機部隊を発見しています。MiG-25が鬱陶しいですが、それ以外は簡単に撃破できるのでどんどん撃破できています。
これによって、こちらの地上部隊を守ると同時に、空軍に敵の予算を割かせることで、敵の陸軍生産を妨害も出来ていると思います。シリア軍の部隊数は大幅に減少していますしね(後述)。

この航空撃滅戦のなかで、前の記事に出てきた錬度BのMiG-25は今までに3部隊全滅させました。こちらの被害もかなりありますが、それに見合うだけのダメージを確実にシリアに与えているはず。

アレッポ攻防戦
陸軍はアダナ方面と、マラトヤ方面からの2正面からの攻撃でアレッポを目指しています。
隘路での戦闘は、可能な限り火力を一点に集中することがその他の地形よりはるかに重要となります。そのため、68ターン目に稼働したアダナの陸軍基地を使って、ATACMS*4を生産。さらに、67ターン目から対地攻撃用のF-4Eの生産を開始。
今までの攻撃作戦では、敵機は大した数はいなかったので数部隊で地上部隊の上空だけ守り、その他の部隊はすべて対地攻撃PACKにして地上部隊を援護できました。しかし、今回はシリア空軍が結構強力なので対地攻撃用には別にF-4Eを生産し直さねばなりません。空軍の存在は直接的なダメージを与えられなくとも大きいものがありますね。

アレッポ攻略に失敗すれば結局はマップ開始当初と同じ状況のまま膠着、ということになりかねません。なので、現在ある地上部隊1個師団(旧編成)、航空部隊、全てをすり潰してでも攻略するくらいの覚悟で攻撃に臨みます。アレッポを攻略すればそこで補充、戦力再編が可能なので戦力をほぼ全て失ってもなんとかなるはず。


70ターン目、前線の戦車隊は主砲の弾数が0~1にまで減り、10機編成の部隊はいないくらいにまで消耗したものの、アレッポを確保し稼働させることに成功。即座にレオパルド2*11とMLRS*1を生産しました。
このあと1ターン、アレッポを奪回されないか(破壊されないか)がシリア戦線の行方を決めることになりそう。

バクダット西方

一時期はモースル(左上の陸軍基地)までのヘックスほぼ全てを埋め尽くすようにシリア軍がいましたが、アダナ、アレッポ方面の後退によってそちらへ戦力を回さなければならなくなったからか、部隊が少なくなっています。
この機会を逃す必要性もないのでモースルへ進軍開始。モースルを奪えばユーフラテス(フラト)川以北の部隊は寄るべき基地を失い孤立したことになるので殲滅はかなり楽になるでしょう。
そしてこのあたり一帯を制圧できれば、あとは側面の防御などに気を取られることもなく、シリア首都を目指して進軍するだけとなります。ようやくシリア攻略への確実な(ギャンブル性の少ない)道筋が見えてきました。

シリアの部隊数
一時期シリア軍は750以上の部隊を持っていましたが、69ターン目についに350部隊を割りました。これによって各戦線に十分な部隊がいきわたらなくなっているのであればこのあとの展開はかなり楽ですね。

ただ、70ターン目、MiG-21を主力として15部隊前後の固定翼機がこちらの戦闘機隊に飽和攻撃を仕掛けてきました。
今までMiG-21はあんまり見かけなかったので、損害が増大したのを受けて生産した航空機部隊なのでしょうか。または今までバクダット方面で戦っていた(首都上空の防空とか)部隊を地中海に転用した可能性もありますね。どちらにせよ、数ターンにわたってかなりの被害を与えたにもかかわらず、シリア空軍はまだトルコ軍を脅かせるだけの戦力を保持していることだけは確かです。
まだまだ油断はできませんね。

対ロ戦線
カザン
サマラ戦線からの撤退を67ターン目に終え、その後は新編成に再編中。
敵と戦いながらの再編のため、結構苦戦していますが、70ターン目にはもう大体終わりました。


69ターン目のロシア軍カザン侵攻部隊。前の記事の最後から今回の記事の最初(63~67ターン目あたり)はカザン前面にかなりの圧力がかかっていたのですが、68ターン目ごろになって圧力が弱まっていました。
戦力が枯渇寸前までいったのかな?、と考えていたわけですが、上画像の通り南から西へ攻勢軸を移動させた模様。このままニジニ ノヴゴロドとシャフニャの間を断たれたりすると2個旅団(新編成の、すなわち18部隊)が孤立してしまうなど危険な状態になります。
 
最初は驚いて対応に困ったものの、1日置いてじっくり考えた後、戦力再編中とはいえ、F-35A爆装型とAH-1Wは普通に攻撃させることができることを思い出しました(こんなことを1日たたないと思いだせないあたり、相当疲れてたんですかね)。
そんなわけでF-35AとAH-1Wの攻撃で敵の先鋒をほぼ壊滅させることに成功。対空兵器が抵抗していますが、序盤のアダナ攻防で得られ戦訓でも明らかなように、対空兵器は抵抗以上のこと、すなわち制空権の確保はできません。

敵を突破するよりは困難な地形を克服する方が成功率は高い、とも言いますし、西進してトルコ軍を分断するという狙いは良かったと思います。しかし、現代戦において航空優勢を持たずに攻撃をかけるのは無謀でしょう。
敵空軍は何をしているのでしょう? モスクワ陥落から20ターン前後、もう充分敵空軍は戦力を回復している、と見るべきだと思います。
今攻撃に出ている地上部隊はトルコ軍の攻撃準備を遅くするための時間稼ぎでしかなく、ロシア軍主力はエカテリンブルク、チェリャビンスクで着実に戦力を蓄えている。だから攻撃にも防御にも重要な役割を果たす航空部隊は時間稼ぎには投入しない、とか…そういう考えたくもない事態も想定できますな。"最良を望み、最悪に備えよ"と言いますし、そういう嫌な事態も想定して動いていくべきですかね。

サマラ

サマラ陥落によって孤立した部隊に対して66,67ターン目で総攻撃を仕掛け、掃討に成功しました。
あとは新編成への再編だけですが、アクチュビンスクとウファからの敵の攻撃を受けながらのため、かなり手間取っています。第一梯団は正面突破でも簡単に突破できますが、第二梯団との連戦はやっぱりきついですなぁ…
基地があるからいいものの、なかったら絶対に耐えきれていないでしょう。後方に攻略後の前線維持用の部隊を置いておくべきでした。

アティラウ
新編成に再編中です。この5ターン、特段動きはありませんでした。


唯一起こった面白いこと。右端のエンバ川に注目。工作部隊がひたすら下流に向けて橋を設営しています。つながったところで部隊を送り込み、側面からこちらの部隊を突くつもりでしょうか? そうだとすれば迂回機動をCOMがやることになるわけで非常に怖くもあり、面白くもある事態です。

今は放っておいて強力な敵部隊が来たらある程度引き込んでから橋を落として孤立させることにします。今破壊してもいいですがそちらのほうが戦果は大きいでしょう。敵が来なければこちらが侵攻用のルートとして使ってもいいでしょうな。隘路での戦闘ですからなるべく侵攻ルートは増やさないと。

あとは、MiG-25Rはここに今度持ってきました。アクチュビンスクにも敵空軍はいないと考えられるのでMiG-25Rはかなり活躍してくれるはず。

ワルシャワ
66ターン目にワルシャワの占領を開始。69ターン目に完了しました。

グダニスクを占領したところ、スラヴァ、ネウストラシムイ、アドミラル・ゴルシコフの3隻を鹵獲。残念ながらスラヴァ以外は撃沈されてしまいましたが… スラヴァは対艦戦においては大戦略で最強クラスに位置する船。イギリス上陸戦では役に立ってくれることでしょう。
これを鹵獲、港から出向させた時点で進軍は停止。あとはドイツ軍がロシア軍を掃討していくのを眺めつつこちらは戦力再編(新編成への変更)を行います。

・ドイツ軍主力?

ドイツ軍先鋒を発見。戦車*3に機歩兵*1が前線部隊。その奥に砲兵って感じですかね。砲兵の数が多すぎな気がしますが、補給が切れている相手と戦っている以上むやみに戦車で近接戦を挑むより砲兵で確実にアウトレンジしていったほうが被害は少ないでしょうから、失敗とも言い切れないでしょう。

ロシア軍も物資不足ですが、ドイツ軍も弾道弾の影響で物資不足の模様。戦力再編してから一気に押せばベルリン陥落もそんなに難しくはないかもしれませんね。グダニスク方面に主力を派遣している(まだウッジが占領されていない)ようですから、ワルシャワ、ウッジ方面から敵主力の側面を突きつつベルリンを狙うのが効率的でしょうか。


その他
・対伊戦線

再編成にかなり手間取っていますが、70ターン目にはある程度終わりました。
手間取った理由としては、再編に使った地帯の地形が厳しく、狭かったからです。再編中に敵の攻撃を受けたとかは全くありません。


軍資金/相場2634479/70%2779926/70%2819652/77%2882613/70%3018367/70%
生産部隊
RF-4*3(67ターン目)
F-35A*4(67ターン目)
F-4E*6(67ターン目)
KC-135*3(67ターン目)
M-42*4(67ターン目)
コブラARSV*4(67ターン目)
レオパルド2*6(67ターン目)
K-9*3(67ターン目)
プレヴェゼ*4(67ターン目)
RF-4*6(68ターン目)
F-35A*4(68ターン目)
F-4E*6(68ターン目)
K-9*6(68ターン目)
M-42*2(68ターン目)
コブラARSV*3(68ターン目)
レオパルド2*2(68ターン目)
補給車*1(68ターン目)
ATACMS*4(68ターン目)
レオパルド2*2(69ターン目)
K-9*5(69ターン目)
M-42*6(69ターン目)
補給車*2(69ターン目)
コブラARSV*1(69ターン目)
AIFV*1(69ターン目)
戦闘工兵*1(69ターン目)
RF-4*6(70ターン目)
F-35A*10(70ターン目)
B-737*1(70ターン目)
KC-135*4(70ターン目)
レオパルド2*11(70ターン目)
MLRS*1(70ターン目)
K-9*2(70ターン目)