大戦略パーフェクトのススメ

現代大戦略2007公式ホームページの「現代大戦略のススメ」から名前をもらい、大戦略パーフェクトシリーズを遊んでゆきます。

ヨーロッパ大陸・2005改3-15

2009-06-26 19:18:58 | マップレビュー(新戦略モード記事)
今回は、ロシア戦線のあらゆる場所にSu-34が出現(数部隊はSu-35もいましたが、主力はSu-34ですね)したり、作戦を発動したり、結構動きのある5ターンとなりました。そして、そのおかげでこの5ターンのレビューがgooブログの文字数制限である10000字じゃ全然書ききれません。あわせると多分15000字弱。
内容を減らすのも嫌なので、全体の流れとなるレビュー記事を1本、もっとも長くなる部分の記事を1本、という2本の記事で1レビューとさせていただきます。


例によって、編成云々は2つ前のここを見ていただければと思います。まだ小改良は続いているのでサイト更新まではできないんです(何度も書き換えるの面倒くさいし)。



76ターン目~80ターン目
フランス陥落!

76ターン目、ついにパリが陥落。落としたのはドイツでした。補給線途切れてる状態で(ケルンまでは続いてるけど)よく進みますねぇ…
このあとはバルトオブブリテン…とは進まないでしょう。イタリアはちょっと弱まっているみたいですが、スペインはまだまだ強力。おそらくスペイン軍に押し返されてパリを失うんではないでしょうか。

シリア陥落!
76ターン目、まずはダマスカスにアレッポから南下していた部隊が突入。バクダットから西進してきている部隊もダマスカスまであと数ヘックスの位置まで移動できていました。


それに対し、77ターン目のシリアのターン、ダマスカスで生産されていたシリア空軍(MiG-25*1と攻撃ヘリ数部隊)が出撃してダマスカス上空のトルコ空軍や、基地を占領中の歩兵を攻撃。また、戦車駆逐車、戦車(T-62)などが陸軍基地から出撃して、占領活動を行う我が軍の歩兵を攻撃してきました。おかげで特殊部隊が1部隊、機数3という危険な状態に追い込まれました。
しかし、制空権など、あらゆる面でトルコ軍のほうが圧倒的に有利なわけで、77ターン目、ダマスカスを占領し、上画像の通りシリアを攻略しました。
ようやくシリア戦線が終息しました。やっと西ヨーロッパや北アフリカへの攻撃行動に移れます。

最終的にはわが軍が圧倒的に有利であるわけで押し切れましたが、敵がほぼ全力を挙げて防衛戦を行う、首都攻防戦にふさわしいような戦闘となってくれました。やっぱり最後の戦いがあっけないよりは激戦のほうがおもしろいですよね。
また、敵の全部隊がわが軍の歩兵を狙って行動したのはイイ行動であったと思います。いつもなら戦車駆逐車が歩兵を攻撃し、反撃で大損害を被っているのをみると、"このルーチンどうにかならないかなぁ…"とか思うでしょうが、今回は別です。首都攻防戦、というよりは建物を奪い合う戦闘すべてにおいてでは、最優先で攻撃するべき目標はどう考えても歩兵ですから。

シリア戦線の最後に、鹵獲できた装備のなかで使えそうなものと、それについての解説(?)
・MiG-25R
ロシア戦線で大活躍の素晴らしい偵察機。SR-71とかU-2が絶対に手に入らないこのマップでは最強の偵察機なんじゃないでしょうか。

・MiG-23BN:
ただの旧式の攻撃機…ではあるんですが、30mm機関砲が対地攻撃可能。A-10的な活躍ができるかもしれません。まぁとりあえず投入してみてこの手の攻撃機の使い勝手を調べてみるのもアリでしょう。

・9K51 グラード
射程も火力も低く、弾数も少ないですが、地形を破壊せずにメガヘックス攻撃ができます。市街地でMLRSでの射撃が躊躇われるときなんかにはいいかもしれないです。


アフリカ上陸戦準備(用意する部隊)
1、地上部隊
・2個軍団(アフリカ方面軍主力)
・1個重火力旅団(ATACMSと補給車、計9部隊)
・1個軽火力旅団(迫撃砲の使い勝手を調べる。9K51 グラードや迫撃砲と補給車など計9部隊)

2個の特殊旅団は、まぁあんまり意味はないと思います。軽火力旅団なんてそもそもが迫撃砲を使ってみたかった、でだけで考えた編成ですし。
しかし、LAH氏のコメントでの"重戦車部隊なども時には~"という話を聞いて、そういった特殊編成も必要だなぁ、と思いました。そして、だったら最小単位である旅団の種類を(部隊数は同じまま)いろいろ作り、状況によって旅団を入れ替えることで部隊ごとの性格を出せないか、と思ったため、その実験用、ということで編成します。
最終的には、例えば空挺旅団を作って敵部隊の後方に展開させて挟撃したり、突破を狙おうとする旅団は重機甲旅団(戦車数増)にして突破力を増大させ、防衛戦を行う部隊は装甲歩兵旅団(機械化歩兵数増)にして防衛能力を上げたり、そういったことをこの編成の中でやってみたいと思っています。

2、海軍
・LST*6、輸送艦*13、その他護衛艦20隻程度

2個旅団を敵前揚陸させることができて、1個軍団を一度に海上輸送できるだけの海軍を作ります。護衛艦は部隊数などの関係から20隻前後としました。



ロシア戦線
カザン戦線
前回の攻撃の失敗、またキーロフ方面から行われた敵の攻撃でここにいる1個軍団はボロボロになっています。部隊の被害自体もそうですし、残弾もかなり少ない状態です。敵もかなりの被害を被っているようですが、後方の正確な状況が不明な以上、この戦力で突入するわけにはいきません。前回の攻撃は事前偵察の不足とそれによる敵の過小評価が失敗の原因の1つだと思っています。またここで同じ失敗を繰り返すわけにはいかないですからね。
こんな状況なので、この戦線では敵の隙を見つけた場合のみ攻撃を行って戦果をあげる、という消極的ではありますが確実な戦い方を行いました。

・ロシア空軍発見!

F-35Aで強行偵察させたところ、Su-35とSu-33を1部隊ずつ見つけました。そして、その後の戦闘の経過からどうやら敵には5部隊以上のSu-35/34/33がいることがわかりました。ただ、射程4の中距離AAMを3発搭載できる強力な戦闘機、Su-35とSu-33は少なく、対空に対地にマルチに使えるSu-34が敵の主力のようです。

トルコ空軍より圧倒的に使える部隊数が少ない(空軍基地2つしかないしね)以上、汎用機を主力に据える、という考え方は間違ってはいないと思います。Su-35や33と比べるとSu-34は価格も安いですし。
ただ、逆に機数が少ないからこそ高性能な制空機に生産を絞り、ともかく制空権を敵にとらせない、そういう考え方のほうがより良かったんじゃないかなぁ、とも思いますが。シリア戦線で分かりましたが、制空権が取れないと地上部隊支援がどうしても薄くなるので間接的に地上部隊の戦闘を支援できますしね。
何はともあれ、敵空軍が活動し始めたことがわかったので、モスクワでF-35Aの増産を開始しました。

また、サラブル周辺の地上部隊の配置をみると、戦車(サラブル周辺)→対空SAM(対岸)→戦車の順で並んでいるのがわかると思います。おそらく、画像に書いたとおり、前方の戦車と対空SAMは第一梯団、その後ろが第二梯団でしょう。トルコ軍が第二次サラブル攻防戦で戦うのはこの主に第二梯団となりそうですね。 …第二次サラブル攻防戦もまともな敵の抵抗を受ける戦闘になりそうでちょっと安心しました(爆) 抵抗がないと作ってみた新戦術を試せないですからね。

後は地上部隊に関することとしては、この後の偵察で妙に機械化歩兵が多く配備されていることがわかりました。このカザンとキーロフという2本の作戦軸上だけで5部隊はいます。収入に比して生産できる部隊が少ないから新しく歩兵戦闘車を生産して機械化を進めているんでしょうか? やはり収入が多くないと生産がうまくいきませんかねぇ… COM強化案に役立つ情報かもしれません。


第二次カザンーサラブル会戦
さて、今回のレビューを恐ろしく長くしている原因がこの戦いです。何が問題かって、新戦術の初の実戦使用に張り切って敵味方の損害を調べたり、画像大量に使ったりしているのが原因なんですが。
戦闘の詳細は、こちらへどうぞ。なお、この方面での現在の戦況はトルコ軍がちょっと押され気味、といったところでしょうか。まだ左翼は崩壊していませんが次のターンのロシア戦車の突撃には耐えきれないでしょう。まぁこの劣勢は覚悟して戦闘に臨んでいますから問題はないと思いますが。


キーロフ方面

グラゾフの東には第二梯団とみられる部隊が発見されています。ちなみに、この第二梯団、上で上げた"機械化歩兵が妙に多い"ということにはじめて気づいた部隊でもあります。

こういう状況では、第二梯団が来る前に第一梯団を徹底的に叩き、のちに第二梯団に備えるべきと考えるのが普通でしょう。
というわけで、小規模な片翼からの包囲計画を立案、実行。単純な作戦ですし、戦力もこちらが圧倒的に上。攻撃自体は1ターンで完了して、第二梯団を待ち構える陣形へ戻りました。ただ、我が軍に機械化歩兵がいなかった(前5ターンでの戦闘で機械化歩兵が撃破されてしまっていた)ため、キーロフを占領できなかった、というのは、分かっていたこととはいえ残念な点です。物資の大量にある弾薬の補充地点が欲しかったのですが。
機械化歩兵、どうにかして1個旅団に2部隊入れられないかなぁ… この点は今の編成最大の弱点といえるかもです。


その後第二次カザンーサラブル会戦が行われ、そちらに戦力を集中させているようで、キーロフ方面へ向けられる戦力が少なくなりました。そのため、80ターン目、後方から到着した機械化歩兵を使ってキーロフを占領。弾薬補給地点を手にしました。


サマラ/アクチュビンスク戦線
アクチュビンスクにいるロシア軍はどうやらサマラの部隊を撃破するほうに主力を差し向けた模様。空軍もほぼすべてをサマラ方面に投入しています。内線作戦においては、まずは危険な方(戦力が強大 or 近い)を全力で撃滅し、次に優先度の低い敵を撃破する、というのが基本です。それを考えれば悪くない行動といえるでしょう。
しかし、トルコ側からみればそれはアティラウ側の部隊はほぼフリーに動ける、ということ。この隙を逃す必要は全くないでしょう。アクチュビンスク攻撃作戦を開始します。


作戦は上画像の通り。ほぼ全戦線で攻撃に出て、敵部隊の分散を誘い、一気に突破していく、という単純なものです。作戦開始はサマラ方面の戦局が安定したら。

ここでの挑戦は、F-35Aの爆装機を、今までのように地上部隊への火力支援として使うのではなく、敵の補給線を断つことを主任務に使うこととなります。ときどき使っていた戦法ですが、今まではこれは地上部隊の支援をやりつつ、余った部隊を使って行う戦法でした。今回は、この補給線破壊を主任務、地上部隊の支援を補助任務(?)という風に戦法を変更します。
攻撃ヘリは今まで通り地上部隊支援を行わせるため、ある意味では縦深攻撃とも言えるかもしれません。


サマラ方面で長距離SAMが4部隊展開し、戦局は大体安定してきました。というわけで、アティラウにいる4個旅団を一気に投入して攻撃を開始。敵は攻勢限界点を迎えていたのか、驚くほど抵抗は弱く、初動は大成功といえそうな結果となりました。
アクチュビンスクに近付けて迎え撃つつもりでしょうかね。その可能性も考えると早めにサマラ方面でも攻撃にでて敵の戦力分散を誘わねばいけませんね…



対独戦線
対ワルシャワ戦線
そろそろ対独攻勢開始しましょうかねぇ。しかし、ワルシャワやウッジは物資不足なのでもう少し待ちたいところでもあります。進撃開始は次のレビューくらいかなぁ…(正直対ロ戦のほうの部隊指揮で手一杯っていうのもあります)



対伊戦線
前回の最後のほうに行っていた1回目のリュブリャナ攻撃に失敗してしまいました。さすがに準備が足りなかったみたいです。ザグレブは占領できているのでここを拠点に戦力を集めつつ、リュブリャナから出撃してきた部隊を各個撃破していきます。また、夜間のうちに砲撃部隊や攻撃ヘリ部隊を展開し、徹底的な援護射撃の元に進軍させることにします。


79ターン目、態勢は立て直せましたが、敵が多く戦車の突撃にはまだ早いでしょう。しばらくは攻撃ヘリと砲兵の攻撃で敵を削り、F-35Aで補給線を断つことに専念しようと思います。とりあえず10機編成のMLRSは2,3部隊しかいない状態にしておきたいところです。



軍資金/相場3780298/70%3835069/77%3943630/70%3965731/77%4091123/70%
生産部隊
RF-4*3(76ターン目)
F-35A*15(76ターン目)
B-737*1(76ターン目)
レオパルド2*3(76ターン目)
コブラARSV*1(77ターン目)
ナイキ・ハーキュリーズ*1(77ターン目)
大型補給車*1(77ターン目)
レオパルド2*5(77ターン目)
LST*6(77ターン目)
RF-4*3(78ターン目)
F-35A*14(78ターン目)
B-737*2(78ターン目)
M-42*3(78ターン目)
ホーク改*3(78ターン目)
輸送艦*6(78ターン目)
F-35A*6(79ターン目)
RF-4*3(79ターン目)
コブラARSV*4(79ターン目)
レオパルド2*1(79ターン目)
戦闘工兵*2(79ターン目)
補給車*1(79ターン目)
RF-4*4(80ターン目)
F-35A*4(80ターン目)
AIFV*1(80ターン目)


詳しくは書きませんが、弾道弾は確実にこちらの弱点(そこを破壊されるとその先へ補給路がつながらなくなるところ)を狙ってきています。これは数ターンにわたって補給を断たれ、序盤の苦戦の原因となった小アジア半島への弾道弾も然り、それ以降の着弾箇所もそうです。弾道弾のルーチンも変わってきているんでしょうね。
少なくとも、敵の補給線を意識して行動することはできているみたい。後は、自分の補給線も意識して行動してほしいところですが…

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